tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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卒業式【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  2.




そして、司とつくしは、司のキープしている部屋で、寛いで居た。


其の時、司とつくしは、ソファに座り乍ら…。
つくしは、司に声を掛けて居た。


「司…。
 卒業式…。
 おめでとう🎉」


つくしは、まだ、余っていたクラッカー🎉を、司に目掛けて、鳴らしていた。


司は、つくしが、クラッカー🎉を持って居るとは思わずに居たので、吃驚して、固まったままだった。


だが、我に返った司は、つくしを引き寄せて、抱き締めて、礼を言って居た。


「つくし…。
 サンキュな‼」と…。


其れからの司は、つくしを離せずに居た。


本来の司は、英徳高校を卒業後は、NYの大学に通い乍ら、道明寺HDの後継者として、企業に関わり乍ら、後継者としての役割を果たして行く事に成って居た。


しかし、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保の鶴の一声に寄り、つくしが、英徳高校を卒業する一年後まで、司のNY渡米の件は、延期と成った。


なので、一応、学舎は違えど…。
同じ日本で…。
同じ英徳学園に通える事に成った司とつくしだった。


なので、取り敢えずは、此の一年は、一緒に居る事の出来る司とつくしだったのだ。


だが、つくしは、今までの様に、頻繁には、司と会えない事に、少し、不安気だったのだ。


だから、つくしは、司に言えた言葉だったのかも知れない。


「4月からは、そう頻繁には、会えなく成るね。」


そんな不安気な顔付きで居るつくしを、余り見た事の無い司は、つくしを慰める様に、言って除けて居たのだった。


「俺は、本来、英徳高校を卒業すれば…NYの予定だった。
 其れが、つくしの居る日本に残れるんだ。
 俺は、嬉しくて仕方ねぇけど…な。」
「………」


言葉に出来ないつくしが、其処に居たのだった。



だが、つくしは、司の置かれている現状は分かっていたのだ。


何故なら、つくしの兄で在る あきらから、事前に、聞いて居たからだった。


其の時のあきらの言葉に、不安で居たつくしだったのだ。


「英徳高校を卒業した後の司って…。
 確か、NYに行く事に成ってたんじゃねぇか?
 つくしは、日本だろ。
 暫くの間、司とつくしは、遠距離恋愛…か?」


だが、其の後の司は、司の両親の計らいで、英徳大学に入学して、少なくとも、一年、日本に残れる事に成ったのだ。
だから、其の事を知った時のつくしは、嬉しかった筈なのだ。



だが、何故か?
其の後のつくしは、其の事を知っても、尚、不安が募って居たつくしだったのだ。


“じゃあ、其の後の司は、NY…だよね?
 と言う事は、司と私(つくし)の将来は、如何成るの?
 此のまま、許嫁のままで居られるの?”と…。


だから、F4の卒業式後に、司と会って居た時のつくしは、神妙なつくしが、其処には、居たのだった。


だが、司は、そんなつくしの不安を取り除いて遣ろうと、何も言わず、つくしの背中を、じーっと、摩って遣って居たのだ。


其の時の司には、聞こえて居たのだ。
つくしの心の声が…。


つくしの心の声は、『独り言』という名の口から発せられた言葉だったのだ。


其の時の司は、つくしを抱き締めたまま、眠りに着いたのだった。
何故なら、泣き乍ら、司に抱き着いて離れないつくしが、其処に、居たのだから…。


そして、其の後のつくしは、司のつくしへの対応に寄り、少しずつ、不安を解消して行くのだった。



一方の総二郎と優紀は、総二郎が、予約して於いた部屋に入って、まったりとして居たのだった。


そして、優紀は、改めて、総二郎にお祝いの言葉を伝えていた。


「総二郎さん…。
 英徳高校、御卒業おめでとうございます。」


総二郎は、優紀の方を向いて、礼を伝えていた。


「ああ。
 サンキュ‼
 やっと、高校を卒業出来たわ。」


優紀は、総二郎に訊いて居た。


「大学に入れば、今までよりも、忙しく成りますね。
 姉も、大学に入った頃から、講義とかで、忙しくしてましたから…。」


総二郎も、まだ、未知の世界なので、優紀に如何答えたら良いのか?
分からずに居たのだった。


「まあ、そうだろうけど…よ。
 大学と高校の学舎は違っても、同じ、英徳学園の敷地内に在るんだから…よ。
 優紀とは、何時でも会えるだろ?」


優紀は、ニコッと、笑うだけに留めていた。


何故なら、大学に入れば、講義だけじゃ無く、論文の提出も有ったり…と、忙しく成る事を知っている優紀だったのだ。


其れに、総二郎は、西門流 次期家元としての役割も在るのだ。


だから、優紀は、出来るだけ、総二郎の負担には成りたく無かったし…。
其れに、総二郎の邪魔をする気等、毛頭無かった優紀だったのだ。


だが、寂しさだけは、募っていた優紀だったのだ。


だが、総二郎は、そんな優紀を返って、不安に感じていた。


総二郎は、優紀を寂しがらせるつもりも無いし…。
優紀の傍に居続けるつもりで居た。


だが、総二郎は、何故、優紀が、其処まで、不安に成って居るのか?
分からずに居たのだった。


高校2年までの総二郎は、『女たらし』で『遊び人』の総二郎の筈だった。
其れ故、女性の気持ちは、理解して居ると、自負し続けて居た総二郎だったのだ。


なのに…。
優紀の気持ちに理解出来ず、シックハックするのだった。


だが、其の日の総二郎は、優紀を抱き締め乍ら、優紀の不安を取り除いて遣る事に、徹して居たのだった。


そんな総二郎に、優紀は、しがみ付いて離れないで居たのだった。


そして、総二郎と優紀の夜も更けて行ったのだ。



また、あきらと桜子も、あきらが予約した部屋で、寛いで居たのだった。


此方は、マイペースな二人だったのだ。


何時もの如く、桜子始動で、長い夜は更けて行ったのだった。



また、類と静も、類が予約した部屋で、久し振りの二人だけの空間を楽しんで居たのだった。


類は、静を離せずに居たのだ。


そして、静が、フランスに戻らない様に、説得して居たのだった。


だが、束の間の帰国で有る事を、類に伝えた静だったのだ。


けれども、静は、類との関係に関して、示唆したのだった。


「類との事は、永遠だと思う。」と…。


此の静の言葉に、ホッとする類が居た事も、また、事実だったのだ。


そして、類と静の久し振りの夜が更けて行くのだった。



こうして、F4&T3&静のそれぞれの夜は、更けて行ったのだった。



fin(?)

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