tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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戸惑い…<つかつく>  4.




実は、道明寺姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長の楓は、既に、つくしとは、NYで面識が有ったのだ。


つくしの母親で在る 牧野千恵子は、道明寺姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長の楓と、既に、知り合いだったのだ。


其の関係で、NYの『party』で、道明寺姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長の楓 と つくしは、何度か、会って居たのだった。


其の頃から、楓は、既に、つくしを気に入って居たのだ。


つくしは、楓が、道明寺HD 社長で在る事を知っても、一切、媚びて来なかったのだ。


ましてや、つくしは、澄んだ意思の在るしっかりした瞳(め)で、楓に対応していた。


勿論、つくしの喋り方は、意思の在るしっかりした口調だった事も言うまでも無かったのだ。
其れは、例え、楓で在ってもだ。


そんなつくしに、楓は、好感が持てていたという訳だったのだ。



牧野家の人間は、誰もが、そういう処が在ったのだ。


つくしは、間違い無く、牧野家のDNAを受け継いで居たのだった。



そんなつくしを、椿も気に入ったのだ。



そして、楓は、つくしが、日本に帰国する事を聞いた事で、つくしの伯父に当たる 藤堂社長に、今回の道明寺HD主催『party』のつくしへの出席を促して居たのだった。


所謂、椿は、自身の母親で在る 楓に、先手を取られた形だったのだ。


勿論、楓は、椿同様…。
つくしを、自身の息子で在る 司に、宛がうつもりだったのだ。


だからこそ、今回の道明寺HD主催『party』は、楓も、出席出来る様に、秘書には、スケジュール調整をさせて居たのだった。


今回の道明寺HD主催『party』が切っ掛けで、司とつくしの縁が繋がる事を望んでいる楓だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、司の母親で在る 楓は、司に、今回の道明寺HD主催『party』の出席を促して居たのだった。


「司…。
 今回の道明寺HD主催『party』は、必ず、出席する様にして頂戴‼
 宜しくて…。
 貴方に、会わせたい方が居るのよ。」


司は、“見合いでねぇとしても、将来の俺の花嫁候補でも、連れて来るつもりなのか?”と、苛立って居た。


だから、バックレるつもりで居た司だったのだ。


其の事は、十分過ぎる位、理解して居る楓とタマは、司を無理矢理、今回の道明寺HD主催『party』に出席させるつもりだったのだ。



楓とタマの集中攻撃を受けて、面倒臭く成った司は、渋々、出席する事にしたのだった。


此の時の司は、そんな司だったのだが…。
無理矢理に近い形で、出席させた楓とタマに、後には、感謝する事に成ろうとは…。
此の時の司には、思いも寄らなかったのだ。


所謂、司は、つくしに、『一目惚れ』する事に成るのだった。
勿論、司自身が、つくしに『一目惚れ』して居た事に気が付くのは、もう少し、後に成ってからだった事は言うまでも無かったのだが…。



一方の静とつくしは、類も、出席して居た事から、静は、3人で居ようとするのだった。


そうはさせないとばかりに…。
其の3人の間を割って入るかの如く…。
椿は、其の場に居ようとして居たのだった。


椿には、静の意図は、丸分かりだったのだ。
静が、つくしを類に宛がおうとして居る事位は…。


だからだったのだろう。
椿は、類とつくしが、一緒に居る所を、悉く、割って入って来るのだった。


類は、椿の行動に、解せないで居たのだが…。
其の後の司が、つくしを気に入って居る所を観てしまった時には、椿の意図が、理解出来た類だったのだ。


後には、此の事が、揉める基に成ろうとは…。
此の時の椿・静・司・類・つくしには、思いも寄らない事だったのだ。



そして、今回の道明寺HD主催『party』の主役で在る 道明寺HD 社長の楓 と 道明寺HD 後継者の司が、やっと、『party』会場に入って来たのだった。



其処で、楓は、今回の目的人(びと)で在る つくしの前に、司を伴って、向かって居たのだった。


そして、其処に、楓は、つくしに声を掛けて居たのだった。


「つくしさん…。
 お久し振りね。
 お父様とお母様とも、最近は、ご無沙汰なのよ。」


其の時のつくしへの楓の言葉には、椿・静・類は、驚愕して居たのだった。


だが、つくしだけは、例え、楓の前で在ったとしても、飄々として居たのだった。


つくしは、いつもの如く、楓には、社交辞令の様な挨拶を交わし乍ら、お辞儀して居たのだった。


「ご無沙汰しております。
 楓おば様…。
 本日の道明寺HD主催『party』にご招待下さり、有難う御座います。
 父と母に出席する旨を伝えました処…。
 楓おば様に、“お会いしたい。”と、申しておりました。」


楓も、ニコニコし乍ら、つくしに返答していた。


楓は、自身の背後に居る司に、つくしを紹介しようと思って居たのだ。


「そう、また、お会い出来る事を、楽しみして居るわね。
 ところで、つくしさん…。
 此方、私(わたくし)の息子の『道明寺司』と言うの。
 つくしさんは、此れから、英徳高校に通うらしいわね。
 司も、英徳高校に通って居るのよ。
 つくしさん…。
 此れからは、司を宜しくお願いね。」


つくしは、楓の話しを聞いて、椿と静の方を向いて、確認する様に、観て居た。


何故なら、つくしは、椿から、椿の弟(司)の話しを聞かされていたのだ。


だから、つくしは、椿と静に、楓から紹介された司が、例の椿の弟で在るか如何かの確認をして居たという訳だったのだ。


此の時点に於いて、自己紹介された時の名前から…。
楓と椿が、母子(おやこ)で在る事は、認識して居たつくしだったのだ。


だから、椿は、つくしに頷いて居た。


其の姿を観て居た楓は、思って居た。


“椿は、既に、つくしさんに、お会いして居た様ね。”と…。


其処で、不貞腐れて居る司に、楓は、つくしを紹介して居たのだった。


「司…。
 此方は、牧野コーポレーションのお嬢様の『牧野つくし』さんよ。
 つくしさんも、英徳高校に通うそうだから、仲良くして頂戴ね。」


なので、つくしは、挨拶をし乍ら、右手を出し、司に握手を求めていた。


「宜しくお願いします。」
「………」


だが、司は、つくしとの握手を無視して、返答も何もしなかったのだ。


つくしは、思って居た。


“また、此のパターン…。”と…。


何故なら、類との初対面の時も、つくしは、無視をされたのだから…。


司も、類同様…。
『女性嫌い』だという事は言うまでも無いのだ。


だが、此の時、既に、司の目は、つくしだけを、唯、見詰めて居たのだった。



此の様子を観て居た楓 と 椿は、密かに、ほくそ笑んで居たのだ。


だが、静は、此の状況を、一人、“先行き不安…。”と、嘆くしか無かったのだった。

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