tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ワーカホリック~仕事中毒~…<つかつく>  13.




実は、司は、つくしの事が心配で、つくしにSPを就けて居たのだった。


しかし、司の下にSPから入って来る報告は、「異常が無い。」との報告しか入って来なかったのだ。


だが、司にとっては、「異常が無い。」…筈等無かったのだ。


司は、マンションに帰れば…。
先ずは、つくしの部屋に行き、チャイムを鳴らし…。
つくしが、マンションに戻って居るのかを確認して居たのだ。


だが、司にとっては、一切、つくしが、マンションに戻って居る気配を感じないのだ。
だから、SPを怒鳴る司だったのだ。


「此れは、一体、如何言う事…何だ⁉」と…。
「………」


だが、SPは、一切、口を割る事は無かったのだ。



何故なら…。
司への報告に関しては、SPにとって、至極当然な報告だったのだ。


何故なら、SPにとって、仕えるべき優先順位は…。
① 道明寺財閥 総帥で在る 保 ➡ ② 道明寺財閥 総帥夫人で在る 楓 
➡ ③ 道明寺財閥 御曹司で在る 司 と成る。



なので、楓から命(めい)を受けた言葉は、SPにとっては、絶対なのだ。


其れは…。


「つくしさんの居所を、司に報告しないで頂戴‼」


また…。


「司には、つくしさんの事は、バレない様にして頂戴‼」


だったのだ。



だから、SPは、つくしを司から守る事に必死だったのだ。
其れが、楓からの命(めい)だったのだから…。


SPにとっては、楓の命(めい)から背く事は出来ないのだ。



また、楓は楓で、つくしの情報開示を操作させたのだ。
所謂、つくしの情報開示に、ブロックを掛けたのだ。


勿論、楓には、つくしの居所 及び つくしの情報は、手に取る様に、分かるのだ。
其れは、SPから、楓に報告が入って来るからだったのだ。



だが、其れから、幾日か経った時だった。


司は、痺れを切らし、司自ら、動く事にしたのだった。


早目に、其の日のスケジュールを終了させた司は、つくしの仕事場所で在る 検察庁の前で、つくしを待ち伏せして居たのだった。


勿論、自身の愛車で、つくしを迎えに行くという徹底振りだったのだ。


此れには、SPも成す術が無かったのだ。


勿論、此の事は、楓だけじゃ無く…。
司の第1秘書で在る 西田にも報告されたのだった。



そして、司は、そろそろ、つくしが、検察庁から出て来る頃を見計らって、愛車から出て、愛車に凭れた状態の司は、腕組みをしたまま、つくしが出て来る事を待って居たのだった。


そうとは知らないつくしは、検察庁から出て来たのだった。


其処で、司とつくしは、目と目が合ったのだ。


なので、司は、つくしの下に、向かうのだった。


だが、つくしは、驚愕で、其の場から動けずに居たのだった。
所謂、其の場に固まったままのつくしは、動く事が出来ずに居たのだった。


そして、司は、其の場で、つくしに罵声を浴びせたのだ。


「つくし…。
 如何いう意図が在って、こんな事をしてんだ‼
 俺を心配させて、そんなに嬉しいか?」
「………」


我に返ったつくしは、此の場が如何いう場所で在るかと言う事に気が付き、返答出来ずに居たのだ。


だが、司は、つくしの顔を観れた事で、ホッとしたかの様に、咄嗟に、つくしの腕を掴み、其のつくしの腕を引き寄せて、抱き締めたのだ。


其の司の行動に、更に、驚愕したつくしは、司の身体の中で、藻掻くも、司は、つくしを引き剥がす事が出来なかったのだ。


暫く、司は、言葉も無く、つくしを抱き締めるだけだったのだ。


つくしには、そんな司が、頼りなく感じたのだ。


だから、つくしは、司の顔の表情を観て視たかったのだが…。
司は、つくしの肩に顔を埋めるだけだったのだ。


だから、つくしは、司に、訊いて居たのだった。


「如何したの?
 こんな所まで来て…。」


だが、司は、つくしの肩に顔を埋めたまま、言って除けて居たのだ。


「お前が、心配だったんだ‼
 お前は、マンションに戻って来ねぇみてぇだったし…よ。
 俺は、お前から、避けられてると思えば思う程…。
 辛ぇし…よ。
 お前が、怒ってる意味も分かんねぇし…よ。
 如何したら良いのか?
 凄ぇ、辛かった。
 だから、お前を迎えに来たんだ‼
 もう、俺を苦しめるな‼」


司は、必死で、つくしに懇願していた。


だが、つくしは、そんな司に呆れて居たのだった。


「私が怒って居る意味が、分からないの?」


司は、つくしの耳元で、言って除けて居たのだった。


「ああ。
 分かんねぇ⁉」


だからだったのだろう。
つくしは、“其れじゃあ、仕方ないじゃん。”と、思ってしまって居たのだった。


なので、司に、つくし自身が怒って居る理由を伝える事にしたのだった。


「其の道明寺の横柄な態度に怒って居たの。」


司は、驚愕して居たのだった。
司は、今までも、今も、横柄な態度を取って居るつもりはなかったのだから…。


だから、司は、驚愕な顔付きと共に、つくしの肩から顔を上げて、つくしに返答して居たのだった。


「俺が、何時(いつ)、お前に横柄な態度を取ったよ⁉」
「………」


そんな司の驚愕振りに、司が、取って居た横柄な態度は、司が無意識に取って居た態度だった事に、つくしは、呆れて居たのだった。


“じゃあ、何を言っても、無駄じゃん。”と…。


だが、つくしの心の声は、言葉に出せずに居たのだった。


何故なら…。
司に言った処で、司には、響かない事が、つくしには分かったからだった。


だから、つくしは、思わず…。
クスクス笑い出したのだ。


そんなつくしの態度に、怒ったのは司の方だったのだ。


だから、つくしに悪態を突く司だったのだ。


「何で、笑ってんだよ⁉」


だが、つくしは、其の場が、何処で在るのかを、すっかり、忘れて、唯、笑い出すのだった。


そんなつくしを、唯、観て居る事しか出来ない司だったのだ。


勿論、司が、抱き締めて居た腕を緩めて居た事に、つくし自身、気が付かない程…。
クスクスと、笑って居たのだった。


其の時のつくしの居る場所は…。
未だ、職場で在る 検察庁の前だったのだ。


つくしの職場で在る 検察庁の職員が、「何事か?」と、司とつくしを、観て居た事は言うまでも無いのだが…。
其の時のつくしは、其の事にも、気が付いて居なかったのだ。

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