tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ワーカホリック~仕事中毒~…<つかつく>  17.




楓は、道明寺HD 日本支社に戻って来た際…。
司を楓の執務室に呼んだのだった。


そして、楓は、司に、呆れた様に、伝えるのだった。


「司…。
 貴方は、牧野さんに、貴方自身のお気持ちを、まだ、伝えて居なかったのね?
 お付き合いして居なかったのかしら?
 少なくとも、牧野さんは、貴方とは、お付き合いして居ると、認識して居ない様子だっ
 たわ。」


司は、楓の言って居る意味が、一瞬、読み取れて居なかったのだ。


「其れって、如何いう意味だよ?」


なので、楓は、呆気に取られた状態に成り、溜息を突き乍ら、司に話ししたのだった。


「はぁ~
 今日、牧野さんに会って来ました。
 牧野さんに、うち(道明寺HD)に来てもらえる様に、懇願して来ましたが…。
 牧野さんの方から、お断りされました。
 貴方の横柄な態度や俺様な物言いが、お嫌いらしいわ。
 其れに、貴方のお気持ちを知らない牧野さんは、此方(道明寺HD)に移って来る必要
 性を感じて居ない様ね。」


司は、楓からの言葉に、驚愕して居たのだった。


何故なら、司自身…。
つくしには、気持ちをはっきりと伝えて居たつもりで居たのだ。


しかも、司は、司なりに、態度で示して居たつもりでも有ったのだ。


だから、『お試し期間』にも、つくしは、応じたのだと、司は、思って居たのだ。


其れなのに…。
其の『お試し期間』さえも、無かった事に成ってしまって居るのだ。


司は、思うのだった。


“あいつは、俺と、付き合って居ると認識して居ないと言う事は、そう言う事だよ 
 な。”と…。



だが、司にとっては、今でも、つくしと付き合って居ると認識して居たのだ。


だが、つくしは、付き合って居ないと認識していた事実に、司は、打ち拉がれるしか無かったのだった。


だから、司は、つくしが、他人(ひと)の気持ちに『鈍感』で在るのだと、認識したのだった。


実は、其れまでにも、司は…。
“つくしは、もしかして、他人(ひと)の気持ちに『鈍感』…何じゃねぇのか?”と、思わなかった事は、無かったのだ。


だが、其れが、確証された今…。
司は、つくしに、ストレートに、向かう覚悟が出来たのだった。


例え、其れが、つくしの嫌がる『横柄な態度』だとしても…。
また、『俺様な物言い』だったとしても…。


司は、つくしに向かう覚悟で居たのだった。


だから、楓には、言えた言葉だったのだろう。


「俺は、一応、言葉でも、態度でも…。
 あいつには、俺のあいつへの気持ちは、示して来たつもりだ。
 だが…。
 あいつの心の中には、一切、響いてねぇらしいわ。
 という訳で、あいつは、『鈍感』決定だな。
 だから…よ。
 俺は、あいつを捕まえるわ。
 あいつを野放しして置くと、碌な事ねぇだろ。
 今まで、以上に、あいつの傍に居て遣るよ。
 で、ぜってぇ、あいつを俺の傍に置いて遣るよ。」


司は、楓に、誓うのだった。


だからだったのだろう。
楓も、納得した表情で、司に、言葉を告げるのだった。


「そう…ね。
 出来るだけ、早く、そうなさい。」


そして、司は、楓の執務室を出たのだった。


そして、其の足で、司は、西田に伝えるのだった。


「此れからは、もっと、あいつに向かう。
 西田…。
 スケジュール調整を頼むわ。」


西田も、司に、了承の意を伝えて居たのだった。


「賜りました。」と…。


其れからの司の優先順位は、何を置いても、つくしに成ったのだった。



そして、一方の楓は、司が、何時(いつ)、つくしを、捕まえられるのかを楽しみにして居たのだった。


なので、楓は、思って居たのだった。


“お手並み拝見と致しましょうか?”と…。
 


そして、其の後の司は、つくしを手中に収める為に、必死だった。


どんなに、つくしを取り込もうとしても、つくしには通じて居ない様に、司には、思えたからだった。


だが、つくしから、どんなに悪態を突かれ様とも、つくしを手放すつもりの無い司だったのだ。


なので、実行に移す事にした司だったのだ。



先ず、司は、つくしを捕まえる為に、『検察庁』の前で、つくしを待って居たのだった。


『検察庁』から出て来たつくしは、呆気に取られて居たのだった。


何故なら、つくしの目の前には、忙しい筈の司が居たのだ。


其れに、つくしは、司に言い渡して居た筈だったのだ。


「『お試し期間』は、終了。」と…。


だから、つくしは、優紀のマンションに避難して居たのだ。


其れに、つくしは、あの高級マンションから、引っ越しするつもりで、住まいを探して居たのだ。


其れが、やっと、目途が立ちそうな所まで来て居たのだ。


其れが、何故か?
つくしは、司を目の前にして、動けない状況と成って居たのだった。



本当の事を言うと、司は、つくしが、司を見掛けた事で、司から、逃げると踏んで居たのだった。


其れが、逃げる処か?
其の場から、動けないつくしが、其処に居たのだ。


司は、驚愕するしか無かったのだった。


だが、司は、つくしより先に我に返った事で、つくしの傍に近寄り、つくしの腕を取って、司は、つくしをリムジンに押し込むのだった。



実は、司とつくしの状況を観て居たギャラリー(検察庁の職員達)は、司とつくしを観て居て、呆気に取られて居たのだった。


何故なら、司が、つくしを引っ張って、リムジンに連れ込んだのだ。


検察庁の職員達にとっては、まさか、司とつくしとの間には、何か有る等と、考えても居なかったのだ。


其れだけに、声も出せない検察庁の職員達だったのだ。



だが、其処(リムジンの中)で、やっと、つくしは、我に返るのだった。


そして、司に、悪態を突き始めたつくしだったのだ。


「一体、何なのよ?
 此の腕を離して‼
 私は、家に帰りたいの。
 此処から、降ろして‼」と…。


其処に、司は、飄々と、答えて居たのだった。


「だから、帰るんだろ?」


つくしは、大きな目を寄り大きく見開いて、司に言って除けて居たのだった。


「一体、此のリムジンは、何処に向かってると言うの?」


つくしの言葉を聞いた司は、更に、飄々と、つくしに返答するのだった。


「だから、俺とお前のマンションだろ‼」と…。


つくしは、驚愕処では無かったのだ。


つくしは、司の言葉を聞いて、藻掻き始めたのだった。


其れでも、司は、つくしの腕を、強く握って、逃がさないとでも、言うかの様に、つくしから、腕を離す事は無かったのだった。


そして、リムジンは、其のまま、マンションに向かうのだった。

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