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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あれから【再び】…<総優>  続編⑪




<総二郎side>


其の後…。
F3は、俺の下に、集結してくれた。


そして、あきらから、事情を聞いているで在ろう 司と類は…。
俺に、ニヤッと、笑い掛けていた。


そして、俺に、訊いて来たのだった。


「どんな仕返しをすんだ⁉」
「如何遣って、仕返しするの?」


そう司と類から訊かれた俺は、F3に、相談を持ち掛けたのだ。



勿論、俺は、そんな司と類に、そして、あきらに…。
感謝しか無かったのだ。


“流石、F3だな‼
 察しが良い幼馴染で親友を持つと、ほんと、楽…出来て、有難ぇな‼”と…。


だから、俺は、言えた言葉だったのかも知れない。


「ああ。
 実は、優紀に手を出しやがった女共の中に…。
 此の間の会食で、俺に、縁談を切り出して来た西門流の重鎮の孫娘が居んだよ。
 如何も、其の女が、今回の首謀者らしいんだよな。
 けど…。
 其の女ってのが、過去に、俺が遊んだ女だったらしいんだよな。
 俺は、覚えてねぇんだけど…よ。
 其の女が、優紀の妬みからだろうけど…な。
 如何も、知り合いを引き連れて、優紀を陥れ様としたらしいんだわ。
 だから…よ。
 優紀への仕返しは、俺が、果たさなければ意味がねぇだろ?」


其処まで、言った俺に、司は、一言、言って来た。


「だから、高校のガキん頃の俺は、総二郎に言ったよな?
 総二郎が…。
 “一人の女に、其れだけ、執着出来る司の気が知れん‼”と、言って来た時に、俺が言い
 返した言葉…。
 総二郎は、覚えてっか?」
「ああ。」


俺は、司に、言い返す言葉が見付からず、一言だけの返事と頷くだけに留めていた。


そんな俺に、司は、言い返して来た。


「あの時の俺が、総二郎に言い返して言って遣った言葉が、今の総二郎の全てだろう。
 今更、後悔しても遅ぇだろ?」
「………」



【俺は、あの当時の司に、言われた言葉を思い出して居た。


 「俺は、あいつだから…。
  牧野だから、執着出来んだ‼
  他の女なら、こんなに執着する筈ねぇだろ‼
  総二郎も、将来、後悔しなくても良い様に…。
  一日でも早く、足を洗えよ‼」と…。


 此の当時の俺は、そんな司からの言葉に、思って居たのだ。


 “俺には、一生、そんな後悔をする日は来ねぇよ‼”と…。


 だが、今の俺には、後悔する事しか出来なかったのだ。


 俺は、過去に、タイムスリップ出来るのなら…。
 高校の頃のガキの俺を殴りたかった。


 “其れが出来るなら…。
  どんなに、気が楽に成るだろうか?”と、俺が、思って居た事は事実だったのだ。】



そう言って来た時の司は、何も言い返して来ねぇ俺を、じーっと、凝視している様子だった。


そんな司と俺の間に割って入って来たのは、やはりのあきらだったのだ。


「取り敢えず、反省は、総二郎に任せて…。
 俺等 F3が如何するかだよな?」


なので、俺は、相談という名の作戦話を、F3に切り出して居た。


「実は、其の重鎮の孫娘の父親が、○○興産の社長…何だわ。
 要するに…。
 其の重鎮の孫娘と言うのが、○○興産の社長の娘…と言う訳、何だよな。」


俺の此の言葉に、F3の3人は、一斉に、顔を見合わせて、驚愕して居たのだ。


で、F3の3人は、思い想いの言葉を口にし始めて居たのだった。


「はぁ~??」
「えっ??
 そう何だ?」
「そう言う事…か?」


で、俺は、F3に、作戦を伝えたのだった。


「訊いた処に寄ると…。
 道明寺HDでも…。
 花沢物産でも…。
 美作商事でも…。
 ○○興産とは、取引してんだろ?」


なので、F3は、俺の顔を凝視し乍ら、言って来た。


「「ああ。」」
「してるよ。」


なので、此処迄話しすれば…。
察しの良いF3は、俺の作戦話を理解した様子だった。


だからだったのだろうか?
其処で、司が、類とあきらに言い切って居た。


「一斉に、取引中止だな?」


なので、類とあきらも、了承の意を伝えてくれた。


「了解‼」と…。



そして、2~3日の間に、道明寺HD・花沢物産・美作商事は、○○興産との取引を中止してくれた。


そして、此の話しを、あきらを通して、桜子から聞いたという滋も、大河原グループとして…。


「○○興産との取引を中止したよ‼」と、俺に、連絡をくれたのだった。


其の事に寄り…。
「其の後の○○興産は、窮地に立たされた。」と、俺は、聞かされて居た。


“大手4社から、取引を中止されれば…。
 そりゃあ、一溜まりもねぇだろ‼”と、俺は、思って居た。


そして、其の後のF4&T4の結集力を、世間に示した事に成ったのだ。



また、此の件に関して、其の重鎮の孫娘を通して、其の重鎮から、家元に連絡が来たそうだ。


「考え直して欲しい。」と…。


だが、家元は、其の重鎮に、言ってくれたそうだ。


「貴方の孫娘が、私共の将来の嫁に犯した罪は大きい。
 なので、此方としても、致し方ない事だと、判断しています。
 という訳で、貴方を西門流から、破門に致します。」と…。


という訳で、其の重鎮と、其の重鎮の孫娘家族は、行き場を失ってしまったらしい。


俺等を馬鹿にした罪は大きいという訳だったのだ。


其の後の○○興産は、道明寺HD・花沢物産・美作商事・大河原グループに寄って、会社自体を買い取られ、「社長は、退陣に追い込まれた。」と、俺は、聞かされていた。



そして、其の後の俺は…。
点滴を受けた事で、体調は、回復していた。


だが、気持ちは、焦るばかりだった。


気ばかりが焦って、心と頭が、バラバラな日々が続いて居た。


何故なら、頭では、今の優紀の気持ちは理解して居たからだった。
だが、心が、追い付いて来ねぇのだ。


だから、そんな俺は、精神的に、不安定な日々を過ごすしか無かったのだ。



そうは言っても、其の後の俺は、優紀に向かうだけと成ったのだ。


だが、其の優紀が、一切、俺に向かって来てはくれねぇらしい。


優紀と会えねぇ事で、俺の気持ちは、もう、そろそろ、限界が近付いて来て居たのだった。


なので、俺は、思い切って、優紀に宛てた手紙を書く事にしたのだ。
優紀が読んでくれるのかは、未知数だったのだが…。

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