tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

母の日【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  番外編①




【2020.5.10  Mother's day(=母の日)】



<此の二次小説『母の日【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  番外編』は、『兄
 妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』の『spin off』の様な『番外編』とし
 て、綴っております。
 『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』の『本編』 及び 『続編』 
 及び 『番外編』と、併せてご覧頂けました成らば幸いです。
 宜しくお願い致します。>




つくしは、考えて居た。


つくしは、美作兄妹の母親で在る 夢子に対して、『母の日』という日を経験した事が無かったのだ。


其れは、物心が付いた頃のつくしの中には、記憶が無いという意味で…だった。


つくしは、今年こそ、生まれて初めての『母の日』を、夢子と過ごそうと思って居たのだった。


其処で、『母の日』が、何時なのか?
調べたつくしだったのだ。


そして、分かったのが…。
其の年の『母の日』は、『5月10日』と言う事だったのだ。


其処で、“何をプレゼントしようか?”と、言う事が、頭を過ったつくしだったのだ。



そんな頃の事だった。


桜子が、或る日の放課後…。
つくしに声を掛けて来たのだった。


「先輩…。
 もう直ぐしたら…。
 『母の日』ですよね。
 先輩は、何か、考えて居らっしゃるんですか?」


つくしは、桜子からの振りに、驚愕して居たのだった。


だが、実は、つくしは、兄で在る あきらにも、相談出来ずに居たので、悩んで居た事は、事実だったのだ。


だから、つくしは、桜子にも、言えた言葉だったのだろう。


「う~ん。
 実は、悩んで居るんだよね。
 でも、ママを、喜ばす良い方法が見付からないし…。
 此の歳に成る迄…。
 ママに、『母の日』のプレゼントをして来なかったんだよね。
 だから、ママを喜ばせる術を知らないんだよね。
 実は…。
 “如何しようかな?”と、思って居たんだよねぇ~。」


なので、桜子は、つくしに、提案するのだった。


「じゃあ、私も、ご一緒して良いですか?」


つくしは、驚愕して居たのだ。


何故なら、つくしは…。
“桜子が、如何して、ママに、『母の日』のプレゼントをするの?”と、考えあぐねて居たのだった。



だが…。
桜子としては、あきらと付き合って居るので、『母の日』に、何か、プレゼントをして視たかったのだ。


其の理由は、桜子は、幼少期に、両親を事故で亡くして居るからだった。


物心が付いた頃には、既に、両親は、他界して居て、桜子には、両親が居なかったのだ。


だから、美作兄妹の母親で在る 夢子に、『母の日』のプレゼントをして視たかったのだ。


だが、夢子は、美作兄妹の母親で在って、桜子の母親では無いのだ。


桜子にして視れば…。
普段、お世話に成って居る夢子への感謝の気持ちでも有ったのだ。


だが、まだ、彼氏の状況で在る あきらとの付き合いは、桜子とて、今後、如何成る共、分からないのだ。


桜子としても、大っぴらに…。
否、大々的に、美作兄妹の母親で在る 夢子への『母の日』のプレゼントをすると言う事は、何か、意味深めいて居て、遣り難いと感じて居たのだった。


なので、桜子は、つくしに、訊いて視る事にしたのだった。



そんな時の桜子からの問いに、つくしは、驚愕していたという訳だったのだ。


否、桜子からの不意の言葉に、つくしは、一瞬、桜子への返答の言葉が出て来なかったのだ。


「………。
 ねぇ~。
 桜子は、如何して、ママに…⁉」


そんなつくしの首を傾げ乍らの言葉に、桜子は、間髪入れずに、返答するのだった。


「あぁ~、そうですよね。
 唯、何時も、お世話に成って居る夢子さんに、感謝の意を込めて、プレゼントしたいと
 思ったんです。
 一人でするには、勇気が要るでしょ‼
 だから、“先輩とご一緒なら…。”と、思ったんです。」


だから、つくしは、納得したのだった。


「成程…ね。」と…。


だが、つくしは、少し、考えてから、桜子に、言葉を告げるのだった。


「其れに、桜子は、お兄ちゃまの彼女だし…ね。
 何れは、ママが、桜子の母親にも成るんだ…⁉
 何か、不思議だよね。」


桜子は、“何が、不思議…何だろうか?”と、思って居たのだった。


だから、桜子にとっても、言えた言葉だったのだろう。


「何が、不思議…何ですか?」と…。


其処に、つくしは、間髪入れずに、言って除けて居たのだった。


「だって…。
 桜子が、将来、お兄ちゃまと結婚すれば…。
 私のお姉ちゃまに成るんだよね?
 其れって…。
 何か、不思議じゃ無い?」


桜子は、思って居たのだった。


“そう言う事…ね。”と…。


だが、桜子は、つくしに対して、思って居る事を、告げるのだった。


「もし、そう成ったとしても、其れは、戸籍上と言う事ですよね。
 先輩と私との仲は…。
 何時までも、『先輩 と 後輩』ですよ‼
 其れは、一生、変わる事は無いですよ‼
 例え、私が、将来、あきらさんと結婚し様とも…。」


そんな桜子の言葉を聞いたつくしは…?
何か、安心して居たのだ。


何故なら、将来、桜子が、あきらと結婚して、桜子が、つくしの義姉の立場に成った時…。
今のつくしと桜子の関係が崩れてしまう事を、つくしは、危惧して居たのだ。


だが、つくしは、桜子からのそんな言葉に、ホッとして居たのだった。


だから、つくしは、桜子に言えた言葉だったのだろう。


「そうだよね‼
 私と桜子の仲は、永遠だよね?」


なので、桜子は、つくしに、ニコッと、微笑んで、了承の言葉を伝えるのだった。


「そうですよ(笑)‼」と…。



そして、其の後のつくしと桜子は、母親で在る 夢子への『母の日』のプレゼントの相談を始めるのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する