tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  5.




楓は、或る大物人物の呼び出しに応じて、或る大物人物の執務室に、向かって居た。


そして、楓は、或る大物人物と会って居たのだった。



先ずは、或る大物人物が、楓に声を掛けて居た。


「道明寺社長…。
 態々、我が社に、ご足労願って、悪かったね。」


楓も、此の或る大物人物に、社交辞令の様に、挨拶を交わすのだった。


「いいえ。
 とんでも御座いません。
 私(わたくし)が、まだ、日本に滞在中で、宜しかったですわ。
 ところで…。
 本日は、如何言ったご用件で、ご連絡を頂戴致したんでしょうか?」


なので、此の或る大物人物は、飄々とした態度で、楓に向かうのだった。


「今から、話す事は、プライベートな案件と、思ってもらっても良いでしょう。
 他言無用で、お願いしますよ。」


なので、楓も、此の或る大物人物に、返答するのだった。


「賜りました。」


其の楓の返答の言葉を受けて、此の或る大物人物は、話し始めるのだった。


「楓さん…。
 貴女は、『牧野つくし』を探して居る様だね。」


なので、楓は、そんな或る大物人物の問いに、驚愕するのだった。


だから、楓は、此の或る大物人物に言えた言葉だったのだろう。


「何故…?
 其の事を、社長が、ご存知なのでしょうか?」


なので、此の或る大物人物は、楓の表情を捕らえる為に、しっかりと、楓の目を見乍ら、返答するのだった。


「強いて言うなら…。
 報告を上げてくれる人物が居ると言う事だよ。」
「………」


楓には、誰が、此の或る大物人物に、報告を上げたのかは、予想が付いて居た。


だから、驚愕で、其れ以上…。
言葉に成らなかったのだ。


なので、此の或る大物人物は、楓に、伝えるのだった。


「楓さん…。
 貴女は、『牧野つくし』を嫌って居たのでは無いかな?
 しかも、楓さんの息子で在る 司君と『牧野つくし』との交際を阻止しようと、色々、
 『牧野つくし』を虐めて来たのでは無いのかな?
 其れに、『牧野つくし』の本質を視ようとせず…。
 『財産目当て』とか…。
 『はしたない』とか…。
 散々、『牧野つくし』を罵って来たのでは無かったのかな?
 其れに、『牧野つくし』に、大金を差し出し、“息子と別れろ‼”と、言ったのは、楓さ
 んの方からじゃ無かったのかな?
 聞く処に寄ると…。
 司君の方から、『牧野つくし』に好意を抱いたそうじゃないか?
 其れを、何故?
 今頃に成って…。
 『牧野つくし』を探す必要性が有るのかな?」


此の時点での此の或る大物人物は、努めて、楓には、にこやかに、訊き出して居たのだった。


だが、此の或る大物人物に、全てを知られて居る事から…。
楓は、言い訳の様に、此の或る大物人物に、話しし始めたのだった。


「お言葉を返す様ですが…。
 私(わたくし)は、牧野さんを全面的に、嫌っていた訳では御座いません。
 息子の為…。
 強いては、道明寺家の為…。
 牧野さんには、きつく当たって居たのかも知れません。
 例え、お互いが好意を抱いたとしても…。
 価値観の違いは、お互いを理解し合えないと続かないと言う事を、私(わたくし)は、
 認識したからこそ、息子と牧野さんを引き裂こうと致しました。
 ですが…。
 あの港での事件の時の牧野さんの行動を知った時に、私(わたくし)は、牧野さんの本
 質を理解致しました。
 ですから…。
 私(わたくし)は、牧野さんに、息子との『1年の猶予』を、申し伝えました。
 そして、『1年の猶予』が明けて、牧野さんが、英徳高校を卒業後…。
 息子の記憶が回復した暁には、息子と牧野さんを、NYに呼び寄せるつもりで、準備致
 しておりました。
 其れも、結局、息子の記憶が戻る事は無く、返って、息子が、牧野さんを傷付ける様に
 成った事から…。
 結局は、息子だけをNYに呼び寄せる事に致しましたが…。
 ですが…。
 現在の司は、牧野さんの記憶を取り戻しました。
 ですから…。
 今後は、牧野さんさえ、了承してくれるなら…。
 私(わたくし)は、司と牧野さんとの交際を了承するつもりでおります。」


そんな楓からの言い訳を聞いた此の或る大物人物は、飄々と、確信を突く話しをし始めたのだった。


「では、『牧野つくし』の事は、もう、忘れてもらいましょうか?」


楓は、此の或る大物人物のそんな言葉に、更に、驚愕して居たのだった。


だから、楓からの返答は、目を開き切った様に、驚愕顔を顔に張り付かせた状況で、答えて居たのだった。


「はっ??」


なので、此の或る大物人物は、楓に、更に、話しし始めたのだった。


「もう、此の世には、『牧野つくし』という人物は、存在して居ない。
 所謂、もう、『牧野つくし』は、此の世には居ないのだ。」
「………」


楓は、もう、言葉に成らない程…。
身体を震わせて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の或る大物人物は、更に、楓には、酷とでもいう様な言葉を告げるのだった。


「楓さん…。
 司君にも、伝えてもらえるかな?
 “『牧野つくし』は、もう、此の世には居ない。”と…。」


だが、楓は、言葉を振り絞る様に、此の或る大物人物に訊き出すのだった。


「と言う事は…。
 如何いう意味…何でしょうか?
 牧野さんの生存は、如何成って居るのでしょうか?」


だが、此の或る大物人物の目付きは、鋭いモノに変わって居たのだった。


「楓さん…。
 私が、伝えた言葉通りだよ。
 『牧野つくし』は、もう、此の世には居ない。
 其れしか、今は、言えないんだよ。」


だが、楓は、納得して居ない様で…。
楓は、此の或る大物人物に、詰め寄る様に、訊き出そうとして居たのだった。


「では、最後に、お教え願いますでしょうか?
 社長と牧野さんとのご関係は、如何言ったモノなのでしょうか?」


なので、此の或る大物人物は、楓に返答するのだった。


「或る人物に、頼まれて居るんだよ。」


そんな或る大物人物の言葉を受けて、楓は、此の或る大物人物に、更に、訊き出すのだった。


「では、牧野さんの情報をブロックされていらっしゃったのは、『社長』と言う事でしょ
 うか?」


なので、仕方ないかと云わんばかりに、此の或る大物人物は、楓に返答するのだった。


「そう言う事だ‼
 だからこそ、此れからの楓さんだけじゃ無く、道明寺家の面々に云える事だが…。
 『牧野つくし』に関する事は、もう、此れ以上、詮索しないでもらいたい。
 以上だ‼」


話しは、此れで、終わりと云わんばかりに、此の或る大物人物は、楓との話しを、此処で、打ち切ったのだった。



其の時の楓は、リムジンの中で、打ち拉がれて居たのだった。


今後の司の事を考えた時…。
“牧野さんを失ってしまった司は、今後、如何成って行くのだろうか?”と、楓は、頭を抱えるしか無かったのだった。



だが、此の事を、楓一人で抱え込むには、“辛過ぎる。”と、認識した楓は、自身の夫で在り、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保に報告して、判断を委ねる事にしたのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  5.』は、通常でしたら…。
 翌日の0:00を超えてからの投稿と成るのですが…。
 今後は、仕上がった状況で、即、投稿と致したく思って居りますので…。
 0:00前の投稿を了承願います。
 という訳で、時間差は有りましても、同日に、同タイトル名の二話投稿と言う事も在り
 得るかも知れませんが…。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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