tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  9.




滋は、優紀の呟きを受けて、確認する様に、優紀に訊いて居た。


「優紀が知って居るつくしの弟君って…。
 昔は、どんな感じだったの?」


優紀は、自身が呟いた言葉が、滋に聞かれて居た事に、驚愕し乍らも、返答するのだった。


「そうですね。
 何と云えば、良いのか?
 難しいんですけど…。
 私の知って居るつくしと進君の姉弟の関係って…。
 『主従関係』って、感じだった様に思うんです。」


そんな優紀の言葉に、滋だけじゃ無く、F2&桜子は、首を捻って居たのだった。


だが…。
唯一、納得して居るかの様に、頷いて居る者が居たのだった。


其れは、類だったのだ。


類にしても、つくしと進姉弟の見た目は、優紀と同じ様に、観えて居たのだった。


だから、昔のつくしと進姉弟の事を知らない滋は、優紀に、訊けた言葉だったのだろう。


「其れって、如何いう意味?」


なので、優紀は、そんな滋に返答するのだった。


「う~ん。
 何て言えば、分かり易いのか?
 今の私には、分からないんですが…。
 私が、つくしと進君姉弟を観て居た時の進君は、つくしに、頼り切って居たというの
 か?
 つくしの陰に潜んで居たというのか?
 兎に角…。
 つくしの陰に居る様なそんな少年って…感じだったんです。
 “つくしの意見が無くては、進君は、何も出来ない。”って、言った方が、良いのかも知
 れません。
 私が、端から観て居ても…。
 “つくしが、(結婚等で)進君の傍に居る事が出来なく成った時…。
  今の頼り無げな進君で、此の先、大丈夫なのだろうか?”と、思った位だったんで
 す。
 でも、今日の進君は、私が、観て居た頃の進君じゃ無かったんです。
 何て言うのか?
 大人に成ったって、言うべきなのか?
 精神的にしっかりした様に観えたんです。
 誰かを、守る強さを身に着けたと言うべきなのか?
 何て言って良いのか?
 本当に、難しいんですが…。」


此の優紀の言葉には、類も、納得出来たのか?
類も、優紀と同じ見解で、言って除けるのだった。


「俺も、松岡の意見に、賛同するよ。
 今日の進は、俺が、牧野を通して、観て居た頃の進じゃないと感じたのも、其のせいだ
 ったんだと思うよ。
 今日の進は、本当に、昔の進と人格が、変わって居たね。」


そんな類と優紀の話しを聞いて居たF2&T2は、現在の進の陰には、つくしが居る様に感じて居たのだった。


勿論、類にも、其の事に関しては、確信が持てていたのだった。



そんな時に、類のLINEに、偶然にも、椿から、連絡が入って来たのだった。
勿論の動画込みで…。


なので、類は、F2&T3に、椿からのLINEの件を、伝えるのだった。


「姉ちゃんから、今、LINEが、来たんだけど…。
 如何も、司の事みたいだね。」


其処で、あきらは、類に、訊き出すのだった。


「椿姉ちゃんからのLINEで、何て、入って来たんだ?」


なので、類は、面倒臭そうに、LINEの携帯画面を、あきらに、預けるのだった。


「はい…。
 あきらから、皆に伝えて…。」


類は、そうあきらに伝えて、其のまま、ソファに、寝転がるのだった。


なので、あきらは、類を呆れ乍らも…。
類から、携帯を受け取り、総二郎&T3に伝えるのだった。


「司が、かなり、豹変してるみてぇだな。
 動画が、添付されてるから、観て視るか?」


そう言って、あきらは、総二郎&T3に、動画を観せるのだった。


其の動画を観たF2&T3は、言葉に成らなかったのだ。


司は、SPに対して、暴言なら未だしも…。
暴力とは言えない程の暴力を企てて居たのだった。


そんな司の様子を、先に、観て居たで在ろう 類が、あきらに告げるのだった。


「あきら…。
 姉ちゃんが、俺に、LINEを送って来た理由は…。
 俺から、司に、活を入れて欲しいって意味だろうと思うんだけど…。
 実は、俺から、司に、如何こうして遣ろうという気は無いんだよね。
 だって…さ。
 司は、牧野の記憶を失くして、牧野を傷付けた張本人じゃん。
 だから…って。
 こんなに荒れてる司を放って置く事も出来ないでしょ‼
 だから…さ。
 あきらから、牧野の弟の進が、見付かった事を、伝えて遣って…。
 俺から寄り、あきらの方が、司にとっては、信憑性が有ると思うから…。
 なんせ、俺は、あの頃の司から言わせれば…。
 『牧野の男』らしいから…ね。
 司が、入院して居た頃…。
 牧野に、良く言ってたじゃん。
 牧野は、『類の女』って…。
 だから、今の司にとっては、俺から寄り、あきらからの方が良いでしょ?」


あきらは、類からの言葉は、最もだと思い乍らも…。
“何で、面倒臭ぇ事は、何時も、俺…何だよ?”と、思って居たのだった。


だが、結局…。
あきらは、了承するのだった。



そして、其の後のあきらは、司に連絡を入れるのだった。
勿論のLINEだった事は言うまでも無いのだが…。


『牧野は、まだ、見付かって居ねぇが…。
 牧野の弟の進は、見付かった。
 今回は、滋のファインプレーだったわ。
 もし可能なら…。
 近々…。
 日本に帰国して来い‼
 牧野の弟の進に、会うつもりで居る。』と…。


あきらからの此のLINEに、驚愕した司だった事は、言うまでも無かったのだ。



そして、司は、思わず、椿に、告げるのだった。


「姉ちゃん…。
 牧野は、まだ、見付かって居ねぇらしいんだが…。
 牧野の弟の進が、見付かったらしい。
 あきらから、LINEが来た。
 俺は、近々、日本に帰国する。
 だから、其の事を親父に伝える為に、俺は、親父に会う。
 姉ちゃん…。
 俺は、ぜってぇ、牧野を見付け出す。」


其の後の司の目付きには、正気が戻って居る様に、椿には、観えて居たのだった。


だから、椿自身も、司と一緒に、日本に帰国する事にしたのだった。



そして、司は、自身の父親で在る 保に会うのだった。


「親父…。
 あきらから、俺のLINEに、連絡が来た。
 牧野の弟の進が、見付かったらしい。
 俺は、日本に帰国する。
 俺は、ぜってぇ、牧野を見付けて魅せる。
 そうじゃねぇと…。
 今後の俺は、生きてはいけねぇ。
 頼む…。
 俺を、日本に帰国させてくれ‼」


司の父親で在る 保は、椿が、司と共に、日本に帰国すると言う事が条件で、了承したのだった。


「分かった。
 椿…。
 司の監視を、宜しく頼むぞ‼」


そして、椿は、司と共に…。
其の後…。
日本に帰国するのだった。

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