tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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花男メンバー…<F4&T4>  23.




総二郎と優紀の付き合いが、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人にバレた事で、総二郎は、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人から雲隠れする事を、優紀に提案したのだ。


だが、総二郎は、優紀から、『雲隠れ』の件は、却下されたのだ。


其れ処か?
優紀は、総二郎との付き合いを終わりにしようと考えて居たのだ。


だから、総二郎は、実は、そんな優紀に苛立って居たのだった。



何故なら、総二郎の兄で在る 祥一朗と、優紀の姉で在る 瑞紀との付き合いの件は、祥一朗と総二郎兄弟の両親で在る 家元と家元夫人から、許されて居たのだ。


其れに、祥一朗と瑞紀の付き合いが続いて居て、将来、祥一朗と瑞紀が、結婚と成った場合…。
祥一朗が、『松岡家』に婿に入る事は、祥一朗と総二郎兄弟の両親で在る 家元と家元夫人から、既に、了承されて居たのだ。


所謂、将来的には、祥一朗が、『松岡総合病院』を継いで行く事に成るのだった。


其の事を知って居るで在ろう 優紀は、自身の気持ちを隠してまで、総二郎と別れようとして居たのだ。


だからこそ、優紀の気持ちに、苛立ちを露わにする総二郎だったのだ。



だからこそ、総二郎は、其の後、自身の両親で在る 家元と家元夫人から呼び出された事で、総二郎自身、自身の両親で在る 家元と家元夫人と、戦う事にしたのだった。



総二郎は、西門邸に出向き、自身の両親で在る 家元と家元夫人の前に居たのだった。


そして、家元からの言葉に、逆上する総二郎だったのだ。


「総二郎…。
 何故、此処に、呼び出されたのか?
 分かって居るな?」


総二郎は、間髪入れずに、返答するのだった。


「ああ。」


だが、家元は、不貞腐れて居る表情の総二郎を、放って置いて、先に、話しを進めるのだった。


「お前は、松岡家のお嬢さんで在る 優紀さんと、お付き合いをしている様だな‼」


此の時の総二郎は、完全に、不貞腐れた顔の表情から、怒りを露わにした顔付きに、変わって居たのだった。


「だから、何だよ?
 何が、言いてぇんだよ?」


そんな総二郎の顔付きにも、動じる様子の無い家元は、総二郎に、尚も、言って除けるのだった。


「お前も、分かっていると思うが…。
 既に、松岡家の長女で在る 瑞紀さんと、祥一朗は、高校生の頃より、お付き合いを重
 ねている。
 勿論、両家は、祥一朗と瑞紀さんの同棲を認めている。
 祥一朗は、将来、『松岡総合病院』を継ぐ事は、既に、決定している。
 と言う事は、お前が、松岡家の次女で在る 優紀さんと、お付き合いをすると言う事
 は、今後の祥一朗にも、影響すると言う事に成る。
 其れを分かって居て、お前は、優紀さんと、お付き合いをして居るのか?」
「………」


総二郎は、家元の顔を、じーっと、観て居たのだ。


何故なら、家元が、意図している意味が、読み切れて居ない総二郎だったのだ。


なので、言葉に出来ない総二郎が、其処には、居たのだった。


だからだったのだろう。
家元は、総二郎の真意を測る為に、総二郎の顔を観乍ら、言って除けるのだった。


「良いか?
 総二郎…。
 お前が、優紀さんと、生半可な気持ちで、付き合って居るのなら…。
 今直ぐにでも、別れるんだ‼
 優紀さんを傷付けると言う事は、瑞紀さんだけじゃ無く…。
 強いては、祥一朗にも、影響して来る。
 其れに…な。
 松岡のご両親は、過去の総二郎の噂話をご存知だ‼
 だから、優紀さんにも、総二郎と別れる様に、かなり、仰って居た様だ。
 だが、優紀さんは、松岡のご両親と、約束したそうだ。
 “学生の間だけで良いから…。
  総二郎(さん)とお付き合いをさせて欲しい。”と…。
 なので、松岡のご両親は、優紀さんの提案に、了承されたそうだ。
 其れに、松岡のご両親は、将来の優紀さんに、縁談を進めるおつもりの様だ。
 だから、総二郎は、直ちに、優紀さんから、身を引きなさい。
 此れ以上、お互いが、苦しまなくても良い様に…。」
「………」


其処で、やっと、優紀が、別れを切り出して来た意味が、総二郎にも、理解出来たのだった。


実は、総二郎は、次期家元の座を、弟で在る 巧三に、託すつもりで居たのだった。


そして、総二郎は、優紀を引き連れて、京都に戻るつもりで居たのだった。


だが…。
自身の過去の行いのせいで、総二郎と優紀の付き合いが、自身の父親で在る 家元から、話しを聞かされた事で、危ぶまれている事を知ったのだった。


此の時の総二郎は、直ぐには、何も、言葉に出来ずに居たのだった。



だが、総二郎は、やっと、自身の父親で在る 家元に、懇願する様に、言葉を発したのだった。


「家元…。
 否…。
 親父…。
 頼みが有んだ‼」


家元は、総二郎が、如何言って来るのか?
窺っている様にも、家元夫人には、観えて居たのだ。


此の時の総二郎は、そんな家元の顔の表情を、観て居なかったのだ。
総二郎は、誰よりも、周りの空気を読み取る事に長けている筈なのだが…。


そして、家元が頷いた事で、総二郎は、家元に、懇願するのだった。


「俺は、優紀に対しては、本気…何だ‼
 だから、別れる事何て、今の俺には、出来る筈がねぇんだ。
 俺と優紀は、別れねぇ‼
 俺は、優紀と付き合う事で、改心したんだ。
 だから、兄貴と同じ婚家から、嫁に貰う事に成るけど…。
 将来の俺と優紀の結婚も併せて、付き合いを許して、欲しいんだ‼」


“総二郎は、初めてでは無いだろうか?”と、家元と家元夫人が思う程…。
家元と家元夫人は、総二郎から、今まで、頭を下げられた事が無いのだ。


其れが、総二郎は、土下座をするかの如く…。
深々と、家元と家元夫人に、頭を下げて、懇願して居たのだった。


此れには、家元と家元夫人は、驚愕するのだった。


だからだったのだろう。


家元と家元夫人は、“総二郎の優紀さんへの想いは、本物なのだろう。”と、理解したのだった。


だから、家元は、総二郎に、伝えたのだった。


「取り敢えず、総二郎と優紀さんのお付き合いに関しては…。
 総二郎と優紀さんが、学生の間は、何も言わずに置こう。
 だが、ちょっとでも、総二郎が、粗相をしたり…。
 優紀さんを傷付ける様な事が起きた時には、総二郎は、優紀さんと別れてもらう。
 一応、松岡のご両親には、総二郎の優紀さんへの想いを伝えて於こう。
 今後の事は、其れからだ。
 松岡のご両親に、許して頂いてから、考えて行こうじゃ無いか?」


なので、総二郎は、そんな家元からの返答を聞けて、ホッとしたと同時に、こう返答するしか無かったのだった。


「宜しくお願いします。」と…。



そして、総二郎は、自身の父親で在る 家元から、了承の言葉を貰った事で、優紀を呼び出すのだった。


そして、総二郎は、優紀と、別れない事を、告げるのだった。


「優紀…。
 俺は、お前とは、別れる気はねぇ‼
 取り敢えず、親父からは、俺と優紀との学生の間の付き合いは、了承された。
 だが、其れ以降は、俺次第だと、言われた。
 だから、俺は、今まで通り、優紀だけ…だ‼
 だから、俺を信じてくれ‼
 もう、俺と別れる何て、考えるんじゃねぇ‼
 良いな?
 優紀…。」


此の時の優紀は、総二郎からの言葉が、嬉しかったのだ。


涙を止め様としても、嬉し涙が、止まらない程…。
優紀は、嬉しかったのだ。


だから、下を向いたまま、優紀は、必死で、涙を我慢して居たのだった。


実は、そんな優紀を、愛おしく思う総二郎だったのだ。


だから、総二郎は、優紀を覗き込んで、優紀の顔を観て居たのだ。


そして、総二郎は、優紀の顔を上に向かせて、涙を拭って遣って居たのだった。


そして、総二郎は、一言、優紀に伝えるのだった。


「そんなに、嬉しかったのか?
 優紀…。」
「………」


そんな風に、総二郎から言われた優紀は、言葉無く、頷く事しか出来なかったのだ。


なので、此れからの事を、総二郎は、思うのだった。


“両家から、認めてもらうまで…。
 俺は、遣って遣る。”と…。

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