tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

人間恐怖症…<つかつく>  12.



一方の進は、あの日…。
そうなのだ。
F3&T3と、別れたあの日の夜…。


進は、司の母親で在る 楓も会って居た 或る大物人物と話しして居たのだ。


そして、進は、F3&T3と会って居た時の話しの詳細を、此の或る大物人物に、伝えて居たのだった。


其の上で、此の或る大物人物は、進に訊いて居たのだった。


「で…。
 進は、如何したい?」


此の或る大物人物に、そう訊かれて居た進は、自身の思いを、伝えるのだった。


「俺は、今まで通り…。
 “『牧野つくし』は、もう、此の世には居ない。”と、言い続けたいと思って居る。
 実際…。
 そうだし…。
 でも、姉さんの知り合いの方々からは、多分、また、俺は、呼び出されると思う。
 俺は、永林(学園)の中では、姉さんの知り合いで在る 大河原財閥の令嬢から、如何
 も、監視されている様だし…。
 此の時までの俺は、姉さんの知り合いは、全て、英徳学園の在籍だと思って居たか
 ら…。
 此の事を知った時の俺は、まさか…?
 だったけど…。
 元々、大河原財閥の令嬢は、永林学園の在籍だったらしい。
 其れに、道明寺さんが、姉さんの記憶を取り戻したのなら…。 
 俺に会いたいって、言って来る事は、目に見えて居るし…。
 何れにしても…。
 俺は、“喋る様に仕向けられるんじゃ無いか?”と、思ってる。
 だから、俺の言える範囲で、姉さんの知り合いの方々に、伝える事を許して欲しい。」


そう返答して来た進に、此の或る大物人物は、伝えるのだった。


「此れからの事は、お前に、任せる。
 進にも、そろそろ、判断力を養う時期が来たのだろう。
 だが、無茶をする事は、止めてくれ‼」


勿論、進も、無理をする気等…。
毛頭無かったのだ。


だから、進にも、言えた言葉だったのだろう。


「分かってるよ。
 絶対に、無茶はし無い。
 けど…。
 何が、最良なのか?
 判断が難しい事は、予想出来るけど…ね。」


なので、進には、此の或る大物人物は、言えた言葉だったのだ。


「其れが、将来、経営者を目指そうとしている進の言葉なのか?
 目の前の事から、逃げる事は、簡単だ‼
 だが、目の前の事から逃げて居ても、良い事は無い。
 だから、今後の進の為にも、最良の判断力を養う為の勉強だと思いなさい。
 何れは、道明寺家も、此の件は、知らなくてはいけない時期が来るだろうから…な。」


此の或る大物人物から、そう諭された進は、頷くだけに、留めたのだった。


そして、此の日の話しは、お互い、納得した形で、話しは、終わったのだった。



そして、進は、F3&T3と会った日を境に…。
更に、滋から、監視される日々だったのだ。


なので、永林学園内では、俄かに、噂に成って居たのだった。


【大河原財閥のご令嬢で在る 大河原滋さん と 古菱財閥の御曹司で在る 古菱進さん
 は、お付き合いをしている。】と…。


そんな事が有る訳無いので、“噂は噂だ‼”として、当初の進は、此の噂の件に関しては、気にも留めて居なかったのだ。


だが、そんな進の立場を理解して居ないで在ろう 滋から、強引に、後を就けられる様に成り、進は、困り始めて居たのだった。


だが、当の滋には、唯、任務を遂行して居るだけに過ぎ無かったのだ。



そんな頃の進は、更に、滋の行動に、困る事が起きるのだった。


進は、永林学園の学友と一緒に、カフェテリアで、食事を摂って居たのだ。


其処に、滋が、進の傍に近付いて来たのだった。


そして、滋からの言葉に、進は、目が点に成るのだった。


何故なら…。
進は、滋からの言葉で、F3&T3の呼び出しだろう事は、理解出来るのだ。


だが…。
進と一緒に、食事を摂って居た学友には、そんな理由等…。
分かる筈が無いのだ。


其れなのに…。
滋は、強引とでも言うべき言葉で、進に伝えるのだった。


否、滋は、進を威圧して居る様にも、周りの学生には、観えて居たのだった。


だから、そんな滋は、強引に、進を連れ出そうと、進に、言葉を交わして居たのだった。


「ねぇ、ねぇ~。
 進君っ‼
 今日、空いてる?
 講義が終わったら…。
 私と一緒に、就いて来て欲しい所が有るんだけど…。
 今日は、大丈夫かな?」


進は、迷惑そうにし乍らも…。
そんな滋には、逆らえない様な気がして、頷き乍ら、伝えるのだった。


「今日の午後は、此の後、2講義…。
 残ってるんですが…。
 其れでも良いですか?」


なので、滋は、不安そうな顔付きから、ふわっと、明るい笑顔の顔付きに成ったのだ。


そして、進には、了承の言葉を告げるのだった。


「うん、其れで、大丈夫だよ‼」と…。


そんな滋に、進は、態と、言って除けるのだった。


「皆さんも、ご一緒ですよね?」と…。


だが、滋は、進の言って居る意図が、汲み取れていないのか?
不思議そうな顔付きに成って、進に、返答して居たのだった。


「うん、そうだけど…。
 何か?
 問題でも…。」


なので、進は、飄々と、そんな滋に、返答するのだった。


「いいえ…。
 其れなら、良いんです。」


だが、其の時の滋は、一切、進の言って除けた言葉の意味を理解出来なかったのだ。



そして、其の後の滋は、F4&T3のLINEに、連絡を入れるのだった。


実は、司が、日本に帰国して帰って来た事も在り…。
新しく、『F4&T3』のLINEグループを作ったのだった。


『進君からの了承が得れた。
 今日の午後からの講義が終了後…。
 進君を連れて行くよ‼
 何処に、行けば良い?』


なので、あきらが、指示を出したのだった。


『司…。
 椿姉ちゃんも居るし…。
 道明寺邸で、良いよな?』と…。


なので、F3&T3は、『既読』と共に…。
了承の返信を入れるのだった。


『ああ。』
『『『了解‼』』』
『『了解しました。』』



そして、午後の講義が終了した進を、滋は、拉致る様に、進を、道明寺邸に連れて行くのだった。


だが、其の時の進は、強引なそんな滋の行動に、不満たらたらだったのだ。


何故なら…。
進は、滋に腕を掴まれて、強引に、引き摺られ乍ら、リムジンに乗せられたのだ。



実は、永林学園内では、そんな滋と進の様子を、固唾を呑んで観て居た学生達だったのだ。


実は、そんな滋と進の様子を、学生達だけじゃ無く…。
教授 や 準教授も、観て居たのだった。


此の後の永林学園内は、ちょっとしたパニックに陥って居たのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する