人間恐怖症…<つかつく> 17.
<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 17.』は、不快に思われる言葉が入っ
て居ます。
ストーリー上…。
必要不可欠なシーンに成る為…。
了承の程、宜しくお願い致します。>
司が、部屋から出た後…。
F3&T3&椿が残った此の部屋の室内は、シーンと、静けさだけが此の部屋の中を支配していた。
そして、暫く経ってから、椿が、漸く、口を開いたのだった。
「此れからの司は、如何成って行くのかしら。
本当に、司は、つくしちゃんに会う事は出来ないのかしらね?
今のつくしちゃんの立場なら…。
お母様も、司とつくしちゃんの交際を反対為さる訳無いのに…。
如何して、司とつくしちゃんは、交わる事が出来ないのかしら?
何時も、擦れ違いばかりで…。
司とつくしちゃんを、如何して遣ったら良いのかしらね?」
其処で、類が、そんな椿に声を掛けたのだった。
「其れが、司と牧野の運命…何だよ。
遠回りして、遠回りして…。
やっと、絡み合うんじゃないかな?
大丈夫だよ。
牧野は、また、司を受け入れるよ。
司と牧野は、離れても、離れても…。
また、磁石の様に、吸い寄せられるんだよ。
心配要らないよ‼」
其処で、あきらも、類からの言葉に、納得するかの様に、言って除けるのだった。
「そうだな。
司と牧野は、高校の時から、ジェットコースターの様な恋愛をしてたもんな‼
また、司は、牧野への想いを、牧野に押し付けるだろうな。
で、司が、粘って、粘って…。
牧野が、司の方へ振り向く様に、仕向けるだろ。」
また、総二郎も、類とあきらの言葉を納得する様に、椿に、言葉を投げ掛けるのだった。
「そうだよな。
類とあきらの言う通りだ‼
姉ちゃん…。
司と牧野の事は、心配要らねぇと、俺も思うわ。」
だが、F3から、そう言われても、椿には、不安で仕方無かったのだ。
そんな椿だったのだが…。
F3の司への思いが分かるだけに、F3にはお礼を伝えるだけに、留めたのだった。
「そうね。
有難う‼」
実は、こう言うのが、やっとの椿だったのだ。
そして、此れからの事を、F3&T3&椿で、話しした後…。
1時間程で、F3&T3は、道明寺邸を後にしていたのだった。
其の後…。
司の事を心配し乍らも…。
椿自身、司を如何して遣って良いのか?
苦慮するばかりで、結局、司の自室に向かう事が出来ずに…。
椿は、自身の自室に向かって居たのだった。
そして、椿は、自室で、悶々とした思いで居た時に…。
タマが、椿の自室に入って来たのだった。
そして、タマは、椿に、懇願するのだった。
「椿お嬢さん…。
司坊っちゃんが、此のままだと、壊れてしまうんじゃ無いかと、心配何ですが…ね。
司坊っちゃんを、止めてもらえないですかね?」
タマの切羽詰まった様な顔付きで言われた椿は、タマと一緒に、司の自室に向かうのだった。
そして、司の自室の部屋に入った椿は、司の姿に、驚愕で、言葉を失って居たのだった。
其の時に、タマが、椿に、こう成った詳細を、話しし始めていた。
「皆さんが、居られた部屋から、自室に戻られた司坊っちゃんは…。
執事に、連絡して来たそうです。
“全てのアルコールというアルコールを、俺の自室に持って来い‼”と…。
“何事か?”と、思い乍らも…。
執事は、司坊っちゃんに言われるがままに、アルコール類の全てを、司坊っちゃんの自
室に、運んだそうです。
タマに言えば…。
却下される事を、分かっての事だったんでしょうね。
で、司坊っちゃんは、出来上がった様ですね。」
椿は、司の酔っ払った姿を観て居て、思ったのだった。
“普段、どれだけ、飲んでも、酔っ払う事の無い司が…。
如何して、こんなに、酔っ払っらっちゃったのかしら?
司は、如何してしまったと言うの?”と…。
だが、我に返った椿は、司から、アルコールを取り上げ様と、司の下に、歩き始めたのだった。
そして、椿は、司に声を掛けたのだった。
「司…。
こんなに飲んで、如何するの?
つくしちゃんが、もし、こんな司の姿を観たら…。
司は、つくしちゃんから、怒られるわよ。」
だが、司は、椿に、言って除けるのだった。
「うるせぇ~よ‼
俺の遣る事に、一々、口出すんじゃねぇ‼
俺の事は、放って置いてくれ‼」と…。
そんな司に、成す術の無い椿は、タマと相談した結果…。
様子を観る事にしたのだった。
だが、其の後の司は…。
一切、食事を摂る事もせずに、唯、ひたすら、アルコールを口にするだけだったのだ。
普段、アルコールに強い司の身体でも、何日も、唯、アルコールだけを摂取すれば…。
悲鳴を上げるのは、当然の事だったのだ。
司は、酔っ払った状態のまま…。
アルコールを摂取すれば、する程…。
目が冴えて、睡魔に襲われる事も無かったのだ。
そして、等々、司の眼は、何処を観て居るのか?
分からない程に…。
挙動不審の様な目付きに、変わって行ったのだった。
此の様子に、心配したタマが、椿に、限界を知らせたのだった。
「椿お嬢さん…。
此のままだと…。
司坊っちゃんが、潰れてしまうさね。
何とか、成らないもんですかい?」
椿も、もう、此の時の司の様子を観て居て、司の限界を知ったのだった。
何故なら…。
司は、幻覚を見始めたのだ。
つくしが、司の目の前に居るかの様に、つくしに語り掛ける司が、其処には、居たのだった。
「牧野…。
俺は、お前の傍に居てぇんだよ。
俺が、牧野の傍に居ちゃあ、いけねぇのか?
お前は、俺が、お前の傍に居る事は、嫌か?
お前は、もう、俺を、嫌ぃに無かったか?
俺は、今でも、お前の事を愛してる。
お前が、『牧野つくし』でも…。
『古菱美桜』でも、どっちでも良いんだ。
お前がお前なら…。
どっちでも良いんだ。
俺を受け入れてくれよ‼」
司は、そう言ったまま…。
椿とタマの目の前で、等々、ぶっ倒れてしまったのだ。
司は、SPに寄って、ベッドルームに運び込まれ、ベッドに、寝かされたのだ。
そして、ドクターが呼ばれ、司に処置を施して居たのだった。
そして、其の後の椿は、ドクターからの診断を聞いて居たのだった。
「司様は、急性アルコール中毒症に掛かられてお出でです。
解毒作用の在る 点滴を投与致しております。
暫くは、眠りに入られるかと思います。
また、何か、御座いました成らば…。
ご連絡下さいませ。」
そう言われた椿は、放心状態に成り、言葉が出て来なかったのだ。
そんな椿の代わりに、返答していたのが、タマだったのだ。
「承知致しました。
有難う御座いました。」と…。
そして、其の後…。
我に返った椿は、あきらに連絡を入れるのだった。
「あきら…。
司が、急性アルコール中毒症で、ぶっ倒れたの。
つくしちゃんの幻覚まで、観て居たわ。
如何しよう?」
そんな椿の連絡を受けたあきらは、椿には、類と総二郎を引き連れて、道明寺邸に向かう事を告げて、其のまま、類と総二郎には、LINEを入れるのだった。
『司が、急性アルコール中毒症で、ぶっ倒れたらしい。
牧野の幻覚まで、観て居たらしいわ。
道明寺邸に集まってくれ‼』
其のあきらからのLINEに、間髪入れずに、類と総二郎は、返信するのだった。
『『了解‼』』と…。
だが、此の時のF3の内心は、それぞれ、“大変な事に成った。”と、思って居たのだった。