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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  19.




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  19.』は、文面の中に、不快に思われ
 る文面が出て来るやも知れません。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



あの日以降…。
桜子は、悶々と、考える日々だったのだ。


そう…。
『あの日以降』とは…。


【F4&T3&椿&進が、道明寺邸にて、つくしの件について、話しをした日】…の事だったのだ。



桜子は、実は、其れ以前(司が、まだ、NYに居た頃)にも、進から聞いた話しの中で、違和感を感じて居たのだ。


そして、あの日…。
再び、進からの話しを聞いて、確信したのだった。


だから、桜子は、あの日の翌日に、滋と優紀にLINEで、連絡を入れて、呼び出す事にしたのだった。


勿論のT3のグループLINEと言う事は、言うまでも無いのだ。


其の名も…。
『T3女子会』…。


『お二人に、折り入って、ご相談したい事が有ります。
 強いては、三条邸にお越し下さいますか?』


滋も、優紀も、即、既読…。
即、返信だったのだ。


『了解‼
 優紀は、私が、迎えに行くよ‼』
『了解しました。
 滋さん…。
 有難うございます。
 宜しくお願いします。』



そして、翌日と成ったのだった。


滋は、三条邸に着く成り、開口一番、桜子に訊くのだった。


「今日、私と優紀が、呼ばれた訳は…?」


なので、桜子は、早速、滋と優紀に、本題を伝える事にするのだった。


「私…。
 進さんから、話しを聞いて、毎日、悶々として居たんです。
 違和感が有ったというのか?
 何か?
 気持ちが引き摺ってしまうというのか?
 で、昨日…。
 また、進さんの話しをお伺いして、分かった事が有るんです。
 でも、私の考えが合って居るのか?
 “滋さんと優紀さんに、私の話しを聞いてもらって、其の後に、F4の皆さんに、私の話
  しを聞いてもらえたら…。”と、思って居るんです。」


其処で、滋は、桜子に、訊き出すのだった。


「何の事…?」


なので、桜子は、即答したのだった。


「滋さんは、進さんの話しを聞いて、何も、違和感を感じませんでしたか?」


桜子から、そんな風に言われても、滋にとって、何が違和感なのか?
分からず、首を捻るしか無かったのだった。


なので、桜子は、そんな滋を放って置いて、本題を話しし始めるのだった。


「進さんが仰って居ましたでしょ‼
 先輩は、古菱家の別荘のプライベートビーチの砂浜で見付かったって…。
 如何して、砂浜だと思います。
 古菱家と云えば…。
 道明寺家と変わらない程の…。
 もしかすると…。
 其れ以上の家柄ですよね。
 そんな道明寺家と変わらない程の厳戒態勢な筈の警備体制を突破して、先輩が、砂浜に
 入れる筈が無いんです。
 其れは、空からも、陸からも、海底からも…。
 同じ事が云えると思うんです。
 其れなのに…。
 先輩は、そんな警備体制の中…。
 古菱家の別荘に、何故、侵入出来たと思います?」


滋も、納得する様に、頷くのだった。


「そうだわ。
 其れは、つくしだけじゃないよ。
 幾ら何でも、誰も、侵入する事は、出来ないわ。
 だとする成らば…。
 つくしは、何処から…。」


其処で、優紀が、口を開いたのだった。


「海の方から、打ち上げられた?」


其処で、桜子は、頷いたのだった。


「そう何です。
 其れしか考えられ無いんです。
 其れなら、私の理論は、成り立つんです。」


なので、滋は、桜子の理論を聞きたくて仕方無いかの様に…。
桜子を囃し立てるのだった。


「其れって、如何いう理論よ⁉」


なので、桜子は、自身の理論を、話しし始めたのだった。


「今はまだ、確証の無い理論なので、聞くだけにして於いて下さい。」


なので、滋と優紀は、桜子に、了承の意を告げるのだった。


「了解‼」
「了解しました。」


其処で、更に、桜子は、話しし始めたのだった。


「先輩が、海の方から、古菱家の別荘のプライベートビーチの砂浜に、打ち上げられた事
 が前提だと言うのなら…。
 先輩は、何時から、海の中を彷徨って居た事に成るんでしょうか?
 そう思った時に、ふと、違和感を感じたんです。
 じゃあ、先輩は、何故、海の中に居たのか?
 何の為に、海を彷徨う必要性が有ったのか?
 先輩自ら、海に、身を投げるとは、とても、私には思えないんです。
 勿論、あの当時の先輩は、道明寺さんの件も有った事は事実です。
 其れに、先輩のご両親を相次いで亡くされ、先輩が、更に、失意のどん底に、居られた
 事も、また、事実だったと思います。
 ですが…。
 やっと、中学を卒業して、高校に入学する年齢だった当時の進さんを残して、先輩が、
 海に、身を投げるとは、とても、私には思えなかったです。
 先輩という方は、自分自身の事より、人の事を優先される方です。
 其れに、人が不幸に成る位なら、自分自身を、自ら不幸に陥れ様とする方です。
 其れに、どれだけ、人に騙され様が、先輩は、其の方を許せる広いの心の持ち主です。
 其れに、直ぐ、他人(ひと)を信用しますし…ね。
 そんな方が、進さんを置き去りにして、海に身を投げるでしょうか?
 先輩が居なく成ったら…。
 進さんは、一人ぼっちに成る事が確定するんです。
 そんな事が分かって居乍ら…。
 先輩が、海に身を投げるとは、とても、考え難いんです。
 だとする成らば…。
 “誰かが、故意に…。”と、言う事に成ります。
 其の誰かとは、其の当時の先輩の周りに居た人間の中で、思い当たるとすれば…。
 唯一人です。」


滋は、納得する様に、頷き乍ら、言って除けて居たのだった。


「『海ちゃん』だよね?」


桜子も、頷き乍ら、言って除けるのだった。


「まだ、確証は在りません。
 でも、今の段階では、不確かでも、あの女以外…。
 考えられ無いんです。
 だから、確証が欲しんです。
 其処で、進さん…。
 進さんに聞けば、何か、分かるかも知れません。
 進さんが、仰って居ましたよね?
 “まだ、捜査中…だ。”と…。
 だから、進さんは、何かを掴んで居る様に、私には思えて成らないんです。」


なので、滋は、納得したのだった。
自分自身が、桜子に寄って、呼ばれた意味が…。


だから、滋は、桜子に言えた言葉だったのだ。


「桜子…。
 今の私は、協力出来ないかも…ね。」


なので、桜子は、驚愕するのだった。


なので、桜子は、滋に、理由を訊き出そうとして居たのだった。


「えっ??
 何故ですか?」


なので、滋は、恐縮し乍らも、桜子に返答するのだった。


「ほら、私…さ。
 あきら君に言われて、進君を監視して居たって言うのか?
 付き纏って居たというのか?
 探偵ごっこして居たんだろうね。
 永林(学園)の中では、私が、進君のストーカー呼ばわりされて、困ってるんだよね。
 だから、今は、進君との接触はし無い様にして居るの。
 だから、桜子に、協力し辛いだよね。」


桜子は、滋からの話しを聞いて、納得したのだった。


「だったら…。
 滋さんは、ナビゲーターだけして下さい。
 優紀さんと私とで、進さんを捕獲しますから…。」


なので、滋は、協力する事にしたのだった。


「だったら、良いよ。」


此れにて、滋と桜子は、交渉成立と成ったのだった。

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