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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  25.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  25.』は、文面の中で、不快に思われ
 るやも知れない言葉が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



(古菱の)父親と話しした進は、類を呼び出す事にしたのだった。


そして、類に貰って居た名刺から、進は、LINEにメッセージを残す事にしたのだった。


『中々、連絡出来なくて、すみませんでした。
 漸く、父と話しする事が出来ました。
 父には、全て、話ししました。
 なので、父が、道明寺さんとお会いして、“私から、司君に話しを訊きたい。”と、申し
 て居りました。
 強いては、其の前に、一度、花沢さんと、お会いして、お話ししたいと思いますが…。
 如何でしょうか?』


此の進からのLINEには、既読は付くモノの…。
類は、中々、返信が出来なかったのだ。


なので、進は、思って居たのだった。


“何時もの花沢さんらしくないなぁ~。
 何か、有ったのだろうか?”と…。



だが、類の周りでは、色々と、曲面を迎えて居たのだ。


所謂、桜子が、推理した件もそうだったのだが…。


進との話しした後に、F3が心配したにも関わらず…。
ベッドに伏して居た筈の司が、桜子の推理の件を聞いて起き始めたのだ。


此れには、F3は、絶句した事は言うまでも無かったのだ。



まあ、そんな感じで…。
中々、類は、進に返信出来なかったのだ。


其れが、5日後に成って、漸く、進の下に、類からのLINEの返信が入ったのだった。


『進…。
 中々、返信出来なくて、ごめんね。
 次から次へと、状況が変わるので、全てが終わってから、返信しようと思って居たん
 だ‼
 取り敢えず…。
 一段落ついたから、会おう‼』


なので、進は、類に、返信するのだった。


『はい。
 宜しくお願いします。』


所謂、類からの返信が有った日は、類と進が、二人だけで会って、司の件を話ししてから、既に、10日程経って居たのだった。



そして、類と進が会って直ぐ…。
類は、口火を切ったのだった。


「司に会うのは、古菱社長って事…?」


なので、進は、初めから、(古菱の)父親と話しした内容の全てを、類に話しするつもりは無いのだが…。
進が、類に話せる範囲内で、類に伝える事にしたのだった。


「俺が、父さんと話しした中で…。
 俺が思うに…。
 父さんは、多分、道明寺さんから、姉さんに対する本気度を訊きたいと思って居るので
 は無いしょうか?
 現在の姉さんは、『牧野つくし』では在りません。
 『古菱美桜』という一人の女性に、生まれ変わって居ます。
 其れでも、道明寺さんは、姉さんを、“愛して居る。”と、言えるのか?
 其の事を知りたいんだと思います。」


其れは、類自身も、納得する処だったのだ。


「そうだろうね。
 親成らば…。
 当然な思いじゃない?
 でも、司なら、当然言うだろうけど…ね。
 司にとっては…。
 “『牧野つくし』だろうと…。
  『古菱美桜』だろうと…。
  どっちだって、同じ事だ‼”って…。
 司にとっては、『牧野つくし』も、『古菱美桜』も、一人の女性…何だよ。
 俺は、『牧野つくし』という一人の女性の人格に惚れた。
 だから、俺は、牧野とは、『ソウルメイト』に、成れた。
 云わば…。
 『牧野つくし』だったからこそ、俺は、牧野と『ソウルメイト』に成れたと思う。
 だから、例え、見た目は、『牧野つくし』だろうと…。
 中身が、『古菱美桜』成らば…。
 俺は、司みたいに、どっちも同じって、言えないと思う。
 だから、俺は、そんな司を尊敬するよ‼」


進も、類の意見に、納得するモノが有ったのだ。


其処までしても、司がつくしを愛せる事は、羨ましく思って居たのだ。


だから、進は、類に言えた言葉だったのだろう。


「そうですね。
 俺も、そんな道明寺さんの事を尊敬します。
 其れに、そんな道明寺さんの事を、感謝もしています。
 本来なら…。
 姉さんから離れられても、文句は言えないと思うんですけど…。
 道明寺さんは、そんな姉さんの傍に居たいと言ってくれる。
 どんなに俺が、拒否っても、急性アルコール中毒症で倒れる程…。
 “後悔して居るらしい。”って、聞いて…。
 俺は、“姉さんの事を、道明寺さんに託しても良いのか?”と、考えられる様に成ったん
 です。
 だから、父さんにも、花沢さんから聞いた話しを話せたんです。
 そう思えるまでには、三日は掛かりましたけど…ね。」


類は、そんな進に、驚愕して居たのだ。


“進には、進しか分からない格闘が、進の中で、有ったんだろうな。
 だから、三日間も、時間が掛かったんだろうな。”と…。


其処で、進は、そんな風に考えて居た類に、続けて話しし始めたのだった。


「花沢さんも、訊かれたでしょうか?
 “『一段落ついた』とは、そう言う事だろう‼”と、俺は、思ったんですが…。」


なので、類には、分かって居たのだが…。
進に言わせるのだった。


「何の事…?」


なので、間髪入れずに、進は、類に、話しするのだった。


「三条さんの推理の件です。
 姉さんが行方不明に成る前に、“接触した可能性の在る人物が特定されるかも知れな
 い。”と、三条さんから、伺って居たのですが…。」


なので、類は、進に、話しし始めるのだった。


「うん。
 俺も、大河原と三条から、聞いてるよ。
 俺の口から言える事は、唯、一つ。
 其の牧野と接触した可能性の在る人物は、御用と成った。
 後は、司の頑張り次第じゃない?
 だけど…。
 此処では、詳しい事は、差し控えるよ。
 俺が、全てを知ってる訳でも無いから…ね。」


類は、進に、意味深な言葉を残すのだった。


なので、進も、類には、経った一つだけ、訊こうとして居たのだった。


「じゃあ、一つだけ、訊いて良いですか?
 其の姉さんと接触した可能性の在る人物とは、誰の事だったんですか?」


類は、其の件に関しても、進を諭す様に、伝えるのだった。


「其の件も、俺の口からは、言えないよ。
 其の件は、司から訊きな‼
 司なら…。
 嘘偽り無く、全てを話ししてくれると思うから…。」


なので、進は、口を慎んだのだった。



其の後…。
類は、進に、要望するのだった。


「進…。
 俺の事を呼ぶ時に、此れからは、『類』で、良いよ‼
 『花沢さん』だったら…。
 他人行儀で、距離を感じるんだけど…。」


なので、進は、類に返答するのだった。


「じゃあ、『類さん』で、良いですか?」


なので、類も、そんな進に、飄々と、返答するのだった。


「うん、其れで良いよ‼」と…。


だが、進に、『Fast name』呼びさせる事は、類の作戦だったのだ。


此れは、司への牽制でも在ったのだ。



其の後の司と類は、寄り添って居る様でも、牽制し乍らも、上手く遣って行くのだった。

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