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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  12.



総二郎にとっての敵対心を持つべき相手で在る 例の〇〇ドクターが、或る人物を従えて、総二郎の病室のドアをノックして居たのだった。


実は、其の或る人物とは…。
優紀にとっては、絶対的な存在で在る 看護師長だったのだ。


看護師長は、総二郎の担当ナースでも在ったのだ。


其れは、司の指示だったのだ。


変な噂が、総二郎に付くと、其れは其れで、ややこしく成ると言うのが、司の持論だったのだ。


だから、其れが、返って、今の処は、功を奏して居ると云えたのだった。



そして、総二郎から、病室への入室許可の返答が有った事から…。
例の〇〇ドクターが、看護師長と共々…。
総二郎の病室に入って来たのだった。



其の現状に、驚愕して居るのは、他でも無い。
優紀だったのだ。


其の時の優紀の体制と云えば…。
総二郎に抱き締められていた状態だったのだ。


しかも、総二郎から、kissを施された後の優紀の唇は、赤く濡れた様に艶っぽく…。
赤くぷっくりと腫れた様に、例の〇〇ドクター と 看護師長には、観えて居たのだった。


勿論、私服を着ていた優紀だったので…。
始業は、終了 もしくは、まだ、此れから…だろう事は、看護師長とて、分かり切って居た。


だが、本来なら、中堅クラスのナースのする様な事では無いのだ。


だが、西門流 次期家元で在る 西門総二郎がする事なのだ。
誰も、咎められないのが、実情だったのだ。


何故なら…。
『西門総二郎』は、此の道明寺総合病院のオーナー一族で在る 『道明寺司』の幼馴染で親友でも在るのだ。


なので…。
此の状況にも、優紀は、お咎め無しと言う事に成るなのだった。



だからだったのだろうか?
総二郎は、調子に乗ったかの様に…。
看護師長に、無理難題を言って除けるのだった。


「看護師長…。
 俺は、優紀に、手当てして欲しんだけど…な。
 良いか?」


此の総二郎からの言葉には、看護師長とて、驚愕だったのだ。


何故なら…。
優紀は、産婦人科のナースで在って、外科のナースでは無いのだ。


其れは、優紀自身も、看護師長と、同じ事を思って居たのだった。


だから、優紀は、総二郎に言えた言葉だったのだ。


「西門さん…。
 其れは、困ります。
 いいえ。
 そんな事は、出来ません。
 私は、産婦人科のナースです。
 私は、外科のナースでは在りません。
 其の様な処置は、外科のナースにお願いして下さい。
 なので、私は、此れで、帰りますね。」


だが、総二郎は、そんな優紀に、飄々と、言って除けるのだった。


「優紀…。
 そんな事を言って良いんだ?
 だったら…。
 俺は、優紀以外からの手当ては、受けねぇわ。」


優紀は、もう、何と言って良いのか?
分からなく成って居たのだった。


其処で、看護師長は、平然と…。
ナースコールに手を伸ばして、ナースセンターに、告げるのだった。


「今から、処置用のナースエプロンを持って来てくれるかしら?」


看護師長からのナースコールを受けた外科のナースは、怪訝に思い乍らも、1着、持参したのだった。


其処に、私服を着た優紀が居る事にも、驚愕する此の外科のナースだったのだ。


だが、看護師長は、平然と、其のナースエプロンを受け取り、優紀に、着ける様に、指示を出すのだった。


「取り敢えず…。
 松岡さん…。
 此のエプロンを装着して、頂戴‼
 そして、西門様の処置をお願い出来るかしら?」


だが、優紀は、怪訝な顔をして居たのだった。


何故なら…。
優紀自身…。
外科の処置は、遥か昔の看護学生だった頃から、一切、携わって居ないのだ。


云わば…。
不慣れなのだ。


勿論、外科のナースでは無く、産婦人科のナースだからだと言っても…。
其れは、言い訳に過ぎ無いのだ。


全てが出来て、一人前のナースと云えるのだ。


だから、そんな言い訳が、看護師長に、通じるとは優紀も、思って居なかったのだ。


だが…。
優紀は、小声で、看護師長に、言って視るのだった。


「看護師長…。
 私は、外科の処置は、不慣れなので…。
 私には、無理かと思いますが…。」
「………」


そんな優紀からの懇願にも、敢えて、聞こえて居ない振りをする看護師長だったのだ。


なので、優紀は、仕方なく、総二郎の処置をする事にしたのだった。


だが、ビクビクし乍ら処置する優紀の姿に、総二郎は、言って除けるのだった。


「優紀…。
 優紀が、手当てして居る相手は、俺だろ‼
 だから、俺の事は、気にせずに、遣れよ‼」


そんな総二郎からの言葉に、優紀は、安心し乍ら、処置を施して居たのだった。



そんな総二郎と優紀の様子を、垣間見て居た例の〇〇ドクターは、思うのだった。


“初めから、此の二人(総二郎と優紀)の間には、入る事が、出来なかったのかも知れな
 いなぁ。
 松岡さんは、気が付いて居ない様子だが…。
 松岡さんは、西門さんに頼り切って居る。
 俺は、西門さんから、松岡さんを奪う事は、初めから、出来なかったんだ‼”と…。


実は、其の後の例の〇〇ドクターは、院長からあんな風に言われて居ても、優紀に、総二郎への気持ちが無いのなら、総二郎から、優紀を奪える様な気さえして居たのだ。


だが、其れが、潰えたのだ。


此の時に、例の〇〇ドクターは、悟ったのだった。


“西門さんは、何れ、また、松岡さんの気持ちを、取り戻す日が来るだろう。”と…。


なので、例の〇〇ドクターは、もう、優紀を追い掛ける事を、諦めたのだった。




<此の二次小説『今更…<総優>  12.』は、上記に記載しております文面の通りの
 事が、実際、病院等で、行って居るのかは、不透明です。
 ですが…。
 此方は、『二次小説の世界』…。
 其の辺りは、スルーして頂けました成らば、幸いです。
 宜しくお願い申し上げます。
 関係者各位 様…。
 勝手致しております事をお詫び申し上げます。>


<また、此の二次小説『今更…<総優>  12.』は、切りが良いので、短めに成って
 おります事をお詫び申し上げます。>

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