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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  14.

  



其の後の総二郎の退院日について、看護師長が、総二郎の病室に、話ししに来たのだった。


「西門様…。 
 退院日の件ですが…。
 此方と致しましては、何時でも良い状況と成られました。
 如何為さいますか?」


そんな看護師長からの打診に、総二郎は、飄々と、答えるのだった。


「何時でも良いなら…。
 優紀が、夜勤明けの日で、お願い出来るか?
 優紀と一緒に、帰るから…よ。」



此れには、実は、看護師長は、驚愕だったのだ。


何故なら…。
優紀から、そんな話しを聞いた事も無かったからだったのだ。


なので、看護師長は、間髪入れずに、総二郎に確認するのだった。


「其のお話しは、松岡さんは、了承済みですか?」


なので、総二郎も、何食わぬ顔をして、答えるのだった。


「まあ、優紀から了承を得た訳じゃねぇけど…。
 話しは、優紀に伝えて有る。」



だが、実は、看護師長は、実際、優紀と話しした際に、そんな話しは、聞いて居なかったのだ。


実は、看護師長は、優紀に、尋ねた事が有ったのだ。


「西門様と松岡さんとは、以前…。
 お付き合いして居た事が有ったのかしら?」


そんな看護師長からの話しに、即答して居た優紀だったのだ。


「いいえ。
 お付き合いして居た事は在りません。
 反対に…。
 私は、高校生の頃に、西門さんから、振られています。
 だから、今の此の状況に、戸惑って居ます。」


そんな優紀からの話しに、首を傾げる看護師長だったのだ。


だから、看護師長は、優紀に言えた言葉だったのだろう。


「其れって…。
 西門様は、其の当時の松岡さんには、興味を示さなかったと言う事かしら…ね。
 良くも悪くも…。
 今頃に成って、西門様は、松岡さんへの気持ちに、目覚めてしまったのかしら…ね?」
「………」


そんな看護師長からの話しに、何も言えない優紀だったのだ。


だからだったのだろう。
看護師長は、更に、優紀に、訊き出し始めて居たのだった。


「ところで、現在の松岡さんは、西門様に対する気持ちは、如何なのかしら?」


なので、優紀は、其処は、即答するのだった。


「私が、西門さんの事を好きだったのは、高校生の頃のお話しです。
 其れ以降…。
 一切、お会いした事も無かったんです。
 今では、其の当時の頃の事は、淡い思い出です。
 今の私の気持ちは、助産師として、誰からも信頼される様に頑張るという事だけで
 す。
 西門さんに対しての今の私の気持ちは、知り合いというだけの事です。
 其れしか、今の私には在りません。」


そんな風に、言って除ける優紀に、些か、呆気に取られる看護師長だったのだ。


だが、現在の優紀の気持ちも、看護師長に伝えた通り、一切、変わって居ないのだ。


だからこそ、看護師長は、困って居たのだった。


何故なら…。
総二郎に対する優紀の気持ちを知って居るのだから…。



だから、看護師長は、総二郎に言えた言葉だったのだろう。


「幾ら、西門様が、松岡さんにお伝えして居たとしても、了承を得て居ないのなら…。
 其の案は、却下せざるを得ないと思います。
 松岡さんは、産婦人科の中では、助産師としても、中堅ナースに成って居ます。
 妊婦さんからも、信頼を得て居ます。
 ですから…。
 夜勤明けと言っても、仕事が、規定の時間通りに終わらない事も在ります。
 ですので…。
 きちんと、松岡さんとご相談下さいませ。
 其れから、日にちをご提示下さい。」


そう言われた総二郎は、其の後、総二郎の病室に、優紀を呼び出すのだった。


そして、総二郎は、看護師長から言われた話しを、優紀に伝えるのだった。


其の上で、優紀に、尋ねるのだった。


「優紀…。
 俺の何が不満…何だ?
 如何して、了承してくれねぇんだ?
 言って視ろよ‼」


なので、優紀は、総二郎を怒らせるかも知れないと思い乍らも、言って除けるのだった。


「西門さん…。
 私が、西門さんに、恋をして居たのは、私が、高校生の頃の事でした。
 私が、其の当時に、西門さんに告白した時は、私は、西門さんから振られました。
 なので、私が、高校3年生の頃から、西門さんとは、一切、お会いして居なかったと思
 います。
 なのに…。
 何故…今頃に成って…。
 私には、西門さんが、私に執着為さる意味が分かりません。
 唯、懐かしさだけで、そう為さって居るのなら…。
 私には、無意味です。
 如何か、私の事は、放って置いて下さい。」


だが、やはりと言うべきか?
総二郎は、そんな優紀からのそんな話し振りに、怒りを露わにして言って除けたのだった。


「そうか(怒)?
 優紀は、そう思って居たのか?
 俺が唯単に、優紀への懐かしさだけで、近付いたと思って居たのか?
 優紀が、俺の手術の時に、俺にしてくれた事は、ナースとしてだと、優紀は、俺に言っ
 て来た。
 けど…な。
 俺は、其れでも、嬉しかったんだ。
 優紀が、あの頃より、綺麗に成って…。
 俺の知らねぇ間に、男からモテる様に成って居て…。
 俺は、焦って居る俺自身に気が付いた。
 だから、俺は、優紀の気持ちを直ぐにでも、取り戻せると思って居た。
 俺さえ、優紀の気持ちが有れば…。
 “優紀は、また、俺に振り向いてくれる。”と、思って居た。
 けど…。
 優紀は、違ぇんだな?
 だが…な。
 俺は、もう、優紀に、本気に成った。
 もう、遊ばねぇよ‼
 だから、また、俺を好きに成れよ‼
 なぁ~、優紀…。」
「………」


既に、優紀は、総二郎からの話しを聞いて、驚愕だったのだ。
だから、優紀は、言葉も出せないで居たのだった。


だが、総二郎は、優紀からの言葉を待ったのだ。
優紀の本心を知りたかったからなのだ。


だが、優紀は、俯いたまま、一向に、返答する様子が無かったのだ。


だから、総二郎は、怪訝な顔付きで、更に、言って居たのだった。


「じゃあ、何故…。
 あの時に、俺のkissを受けた優紀は、真っ赤な顔付きに成って、とろ~んっと、目に艶
 っぽさを蓄えて居たんだよ。
 其れって…。
 俺に、気持ちが有るからだろ?
 違ぇのか?
 いい加減にしろ‼」


総二郎は、優紀に、威嚇するかの如く、言って除けて居たのだった。


だが、そんな風に言われた優紀は、自分自身の事なのに…。
其の時の優紀の状況が、自分自身の事なのに、思い出せないで居たのだった。




<此の二次小説『今更…<総優>  14.』は、切り目が良いので、少しだけ、短めに
 成っております事をお詫び申し上げます。>

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