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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  62.




総二郎は、優紀の父親から、優紀の将来を託された事で、責任有る行動をし様とし始めるのだった。


今までの総二郎は、唯々、優紀の心を繋ぎ留める事だけに、必死で、精一杯だったのだ。


だが、今の総二郎は、優紀の父親から、優紀の将来を託されたのだ。


云わば…。
優紀の父親から総二郎は、バトンを渡された事に成るのだ。


“だからこそ、此れからの俺は、お義父さん(優紀の父親)を、裏切れねぇ‼”と、総二郎は、思うのだった。



其れからの総二郎は、公私共に、変わったのだ。
其れは、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人が、目を見張る程に…。


だからだったのだろう。
総二郎の父親で在る 家元は、西門流の祭事に関しては、総二郎に、任せ様とし始めるのだった。



そして、総二郎から優紀の父親にアポを取り、総二郎が、優紀の父親に詫びを入れて来た事を、其の後の総二郎の父親で在る 家元は、知ったのだ。
其の事に寄り、優紀の父親は、総二郎に、優紀を託す気に成ったという事も…。


だからだったのだろう。
総二郎の父親で在る 家元は、そんな優紀の父親に、感謝するのだった。



そして、其の後の総二郎と優紀は、漸く、結婚式を執り行う事と成ったのだった。


其の為…。
久し振りに、F4&T4の集まりが開催されたのだ。


呼び出したのは、勿論の総二郎だったのだ。


何故なら…。
F3&T3に、招待状を手渡す為だったのだ。


総二郎と優紀の結婚式の招待状を、やっと、受け取る事に成ったF3&T3は、口々に、言って除けるのだった。


先ずは、あきらが口火を切ったのだった。


「やっとかよ…‼
 随分、時間が掛かったなぁ~。」と…。


そんなあきらの言葉を受けて、類も、続けて、言って除けるのだった。


「ほんとだよ‼
 “待ち草臥れた。”とは、こういう時の事を言うんじゃないの?」


抑々(そもそも)、総二郎と優紀の件に関して、長引いた理由を知って居る司は、そんな類とあきらを、宥めるのだった。


「まあまあ…。
 そう言わねぇで遣ってくれよ。
 総二郎と松岡が、此処まで来るには、色々、有ったんだし…よ。」と…。


だが、其処は、桜子だったのだ。
優紀の援護をするかの様に、言って除けるのだった。


「其れは、西門さんが、悪い訳ですよね。
 もっと、早く、優紀さんへの気持ちに、気が付いて居たなら…。
 こんな風に、拗れる事無く…。
 もっと、早く、こう成って居たと思いますけど…。
 往生際が悪いというのか?
 男気が無いというのか?
 優紀さんが、西門さんを許したと言うのなら…。
 まあ、私は、良いんですけど…ね。」と…。


流石の桜子からの言葉に、其れ以上…。
誰も、物が言えなく成ったのだった。


だが、此の時の総二郎は、不貞腐れ気味だったのだ。


だからという訳では無いのだろうが…。
優紀は、そんな桜子に、伝えるのだった。
勿論、感謝の言葉を…。


「桜子さん…。
 此れまで、私の事で、色々、気を揉んで貰った事…。
 感謝してるの。
 本当に、有難う‼
 そして、つくし…。
 滋さん…。
 桜子さん…。
 此れからも、宜しくお願いします。」と…。


優紀は、T3に頭を下げたのだった。


そして、T3は、声を揃えて、そんな優紀に、返答するのだった。


「勿論…。」
「当たり前だよ‼」
「そうですよ。
 私達 T4の友情は、永遠に変わる事は有りません。」と…。




そして、総二郎と優紀の結婚式が執り行われたのだ。


其の後の優紀は、道明寺総合病院のパートとして、助産師を続けたのだ。


そして、其の後…。
つくしが、二人目を出産する際も、助産師として、優紀が取り上げたのだった。



そして、総二郎と優紀の其の後は、西門邸に住まいを移し…。
優紀は、次期家元夫人として、家元夫人に就いて、家元夫人修行を…も、熟す事に成ったのだ。



日々、充実した忙しさの中…。
優紀は、総二郎と結婚した事を、実感するのだった。


此れまでの優紀は、総二郎との付き合いだけじゃ無く…。
結婚に関しても…。
何処か?
他人事(ひとごと)の様に思って居たのだ。


其れが、現実に成った。


高校生の頃の優紀には、有り得ない事だったのだ。
所謂、総二郎から姿を隠す事を選択した其の当時の優紀とっては、今の此の現実は、有り得ない事と成るのだろう。


だからだったのかも知れない。
優紀は、思うのだった。


“あの頃の私に言って上げたい。
 きっと、夢は叶うから…。”と…。


実の事を言うと…。
総二郎の事を、ずーっと、忘れる事が出来なかった優紀だったのだ。


本来なら…。
優紀の周りの人間にとっては、そんな優紀の恋は、『今更…。』の恋の筈だった。


だが、其の当時からの総二郎への想いを隠し乍ら…。
ずーっと、優紀は、過ごして来た。


だから、実は、そんな優紀の総二郎への恋心は、『今更…。』の恋では無かったのだ。


唯、優紀は、強がって居ただけだったのだ。


其の事が分かって居る優紀は、其の後…。
総二郎には、素直に成るのだった。


そして、“お互いがお互いを高め合える関係で居たい。”と、優紀は、思って居るのだ。


だからこそ、優紀は、総二郎に、素直に成れたのかも知れない。


そして、其の後の総二郎と優紀は、夫婦として、お互いを高め合える二人に成って行くのだった。



fin




<此の二次小説『今更…<総優>  62.』は、最終話にも関わらず、短めに成ってお
 ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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