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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  60.



そんな事が有ってからの総二郎は、優紀の言う様に、自身の過去の行いは、無いモノとしたのだった。


確かに、司からも、今迄から、色々、言われて来た。
其れが、やっと、総二郎にとっては、理解出来た様な気さえしていたのだ。


此れまでの総二郎は、司が言って来た言葉に関しては、理解し様として来なかったのだ。


其れは、何故なら…。
“自身には、必要ない。”と、思えたからだったのだ。


所謂、其の当時の総二郎には、司からの助言は、必要ないモノとされて居たのだった。


其れが、今頃に成って、其の当時の総二郎自身の事を、現在の総二郎が、後悔する事に成ろうとは、其の当時の総二郎は、思わなかったのだ。


実は、其の当時の総二郎にとって、司の様に、一人の女性を愛し続けられる等…。
皆無だと思って居たのだ。


司は、高校3年生の当時から、『つくし一筋』だったのだ。
唯々、司は、つくしだけを見詰め続けたのだ。


其の結果…。
高校生当時だった司とつくしは、司の母親で在る 楓の反対に遭い…。
数々の攻防戦の末…。
司とつくしは、其の反対して居た司の母親で在る 楓から認められる形で、ジェットコースターの様な恋から、恋人としての恋愛関係と成り…。
其の恋人としての関係に終止符を打ち、司とつくしは、結婚して夫婦と成ったのだ。


其れは、其れで…。
総二郎は、そんな司の『純愛』を認めても居たのだ。


何故なら…。
司にとっては、唯の『愛』では無いのだ。
『純愛』だったのだから…。


なので、其の件に関しては、総二郎も、そんな司とつくしを認めても居たのだ。


唯、司の様な『純愛』は、総二郎自身には、出来ないと思って居たのだ。


“遊びの恋なら、出来る。”と、其の当時の総二郎は、思って居たのだ。


其れが、其の当時の総二郎という人間だったのだ。


所謂、其れが、其の当時の総二郎の考え方だったのだ。



だが、そんな総二郎の目の前に、優紀が現れたのだ。


嘗て、総二郎と優紀が高校生の頃に、自身のポーカーフェイスを外し掛けた唯一の女性で在る 優紀…。
もし、あのまま、優紀が総二郎の目の前から、姿を隠さなければ…。
総二郎は、優紀に、本気に成って居たのかも知れないのだ。


其れが、優紀自ら…。
総二郎の目の前から、姿を消したのだ。


其の後の総二郎は、優紀への恋心に気が付く事無く…。
優紀の存在を忘れてしまう選択を、頭の中で引き起こしてしまったのだ。


だからこそ、司の『純愛』を認め乍らも、自身は、そんな『純愛』は出来ないと思って居たのだ。


其れが、総二郎は、優紀との『愛』を貫こうとし始めたのだ。


実は、此れには、誰もが、驚愕する事案だったのだ。


だからだったのかも知れない。
優紀の心を捕まえる事が出来た現在の総二郎は、調子に乗ってしまったのだろう。


否…。
総二郎は、遣らかしてしまったのだ。


実は、其の事自体に気が付く事に後れを取った此の時の総二郎は、後悔だけでは済まなかったのだ。



また、優紀も、自身の父親から、連絡が来たのだった。


かなり、心配して居る自身の父親に、優紀は、安心して貰える様に、伝えるのだった。


「お父さん…。
 心配ばかり掛けて、ごめんなさい。
 だけど…。
 総二郎さん共…。
 話しして、分かって貰ったから…。
 こう言う事は、もう無いと思う。」
“………”


なので、優紀の父親は、そう言って来る優紀に、納得するしか無かったのだ。


優紀の父親は、総二郎が、『遊び人』だった事を、TVの情報番組等で、聞いて知って居たのだった。


其れが、まさか…。
自身の娘で在る 優紀の結婚相手に成ろうとは、其の当時の優紀の父親にとっては、予想だにして居なかったのだ。


だからこそ、優紀の父親は、驚愕だったのだろう。


本来なら…。
優紀を説得して、そんな結婚は、止めさせるつもりで居た。


だが、実は、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人の人柄に、総二郎と優紀の結婚を了承した優紀の父親だったのだ。


だからこそ、心配にも成る優紀の父親だったのだ。


だが、優紀が、そう言うのなら…。
優紀の父親も、そんな優紀には、何も言えずに居たのだった。


唯、優紀には、エールを送るしかない優紀の父親だったのだ。



そして、其の事を優紀から聞かされた総二郎は、尚も、後悔するのだった。


総二郎は、思うのだった。


“優紀のお義父さんには、会わせられる顔がねぇよな。”と…。


だが、総二郎は、優紀には、謝るのだった。


「優紀…。
 辛ぇ想いをさせて、済まねぇな。
 俺は、親父とお袋に呼び出されて、お義父さんが心配して居る事を知った。
 マジ、やべぇよな。
 お義父さんに、会わせられる顔がねぇ事は、俺にも、分かってんだけど…よ。
 一度…。
 男として、キチンと、お義父さんには、謝りを入れて置いた方が良いと思うんだよな。
 逃げてても、良い訳ねぇだろうし…よ。
 だから…よ。
 お義父さんに、アポを取って於いてくれるか?」


そんな総二郎からの言葉に、優紀は、驚愕するのだった。


だからこそ、優紀は、総二郎に言えた言葉だったのだろう。


「えっ??
 総二郎さんが、お父さんに会うと言う事ですか?
 総二郎さん…。
 お父さんから、何言われるか?
 分かりませんよ。
 其れでも、総二郎さんは、お父さんに会うんですか?」と…。


だが、総二郎は、優紀に、自身の覚悟を伝えるのだった。


「ああ。
 お義父さんにとっては、優紀は娘で…。
 優紀が可愛い訳だし…。
 俺は、お義父さんから、何言われても、言い返せる言葉はねぇよ。
 だから、覚悟してる。
 大丈夫だ‼
 だから、お義父さんのアポを取って於いてくれ‼」と…。


なので、優紀は、心配に成り乍らも…。
総二郎から言われた通りに、優紀は、父親と会って、父親のアポを取るのだった。


「お父さん…。
 総二郎さんが、お父さんと、お話ししたいらしいんだ。
 だから…。
 時間作って貰える?」と…。


なので、優紀の父親は、そんな男気が、総二郎に在る事を知り…。
何故か?
安心したかの様に…。
優紀に、返答するのだった。


「そうなのか?
 分かった。
 日時は、折って連絡する。」と…。


そして、其の機会は、近い内に、実行されるのだった。

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