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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  15.




実は、総二郎の退院の件は、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人に、知られる処と成って居たのだった。


其れは、道明寺HD 会長で在る 司の父親の保から、家元に伝わったのだった。


そして、また、同時に、優紀の存在が、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人に、知られる処と成って居たのだった。


此の件についても、また、道明寺HD 会長で在る 司の父親の保から、家元に伝わったのだった。


そして、道明寺HD 会長で在る 司の父親の保が出張の際に、家元は、道明寺HD 会長で在る 司の父親の保と会って、話しして居たのだった。


何故なら…。
家元が、優紀の情報を、道明寺HD 会長で在る 司の父親の保から訊き出す為だったのだ。



先ずは、家元が、口火を切ったのだった。


「保…。
 今日は、プライベートとして、お前と話しがしたい。
 良いだろうか?」


なので、保も、了承するのだった。


「ああ。
 勿論だ。」


なので、保と家元は、幼馴染で親友としての二人に戻って、話しして居たのだった。



其処で、また、家元は、保に訊いて居たのだった。


「松岡さんとは、如何いう女性…何だ?」


保は、実際、優紀とは、会った事が無いのだ。


だが、色々な人間から聞いた話しを、家元に伝えるのだった。


「実は、私は、松岡さんとは、実際に会った事は無い。
 うち(道明寺家)の嫁で在る つくしさんの幼馴染で親友だそうだ。
 松岡さんが、うち(道明寺総合病院)のナースとして勤めて居るのは、つくしさんから
 の懇願だったそうだ。
 で、例の事件で、総二郎君が、うち(道明寺総合病院)に運ばれた際に、松岡さんがO
 型だった事も在り、輸血に応じたそうだ。
 “ナースとしては、当然な行い。”と、言って居たそうだ。
 だが、総二郎君は、うち(道明寺総合病院)で入院中の間…。
 産婦人科勤務の松岡さんを、総二郎君の専属ナースにする等…。
 総二郎君は、松岡さんに、入れ込んで居たそうだ。
 此れには、看護師長は、困ったそうだ。
 実は、看護師長が、松岡さんから聞いた話しに寄れば…。
 高校生当時の松岡さんは、確かに、総二郎君に、惚れて居たらしい。
 だが、其の当時の松岡さんは、総二郎君から、振られて居たそうだ。
 なので、現在の松岡さんは、仕事が恋人かの如く…。
 一切、恋愛に、興味が無いそうだ。
 だが、総二郎君は、一途に、松岡さんに向かって居る様で、一歩も、引かなかったそう
 だ。」


そんな話しを保から聞いた家元は、頭を抱え始めたのだった。


あれだけ、遊んで居る筈の総二郎が、恋愛下手だった事が、家元にバレたのだ。


家元が、総二郎の事で、頭を抱えても仕方ない状況だと云えたのだ。



実は、総二郎の初恋は、幼少期に遡るのだ。
総二郎の初恋は、総二郎の幼馴染で在る 『日向更』だったのだ。


其の後の総二郎は、恋はして来なかったのだ。


否…。
封印したのだ。


高校生の頃だった優紀は、総二郎のポーカーフェイスを崩し掛けたのだ。


所謂、総二郎にとっての優紀とは…。
普段、感情を表に出さない総二郎が、自身の感情を、表に出させた初めての女性だったのだ。


其の事が返って、其の当時の総二郎を寄り、頑なにしてしまったのだ。



なので、優紀が、総二郎に告白した時には、優紀への想いに気が付かない振りをして居た総二郎だったのだ。
態と、優紀を傷付ける様な言葉を伝えてまで…。


だが、其の方が、其の当時の総二郎にとっては、楽だったのだ。



だが、現在の総二郎は、優紀に、本気で惚れたのだ。


嘗ての総二郎は、淡い恋心だったり…。
恋を封印する事は有っても…。
本気で、女性に惚れた事の無い総二郎だったのだ。


其れが返って、今の総二郎が、強引なまでに、優紀に向かう事に成るのだった。
嘗て、つくしに向かって居た頃の司の様に…。


其の事で、総二郎は、『恋愛下手』だと言う事を、露呈させてしまったのだった。



家元にして視れば…。
“総二郎の恋愛の仕方は、クールで、女性との付き合いは、一人の女性にのめり込む事が
 無い。”と、思って居たのだ。


其れに…。
“だからこそ、女性との引き際を知って居るし…。
 女性とは、綺麗に別れられる。”とも、家元は、総二郎の事を評価して居たのだった。


だが、唯単に、総二郎は、『恋愛下手』だけの事だったのだ。


家元は、総二郎への過剰評価に、あっさり、撃沈したのだった。


だから、家元は、保に言えた言葉だったのだろう。


「総二郎が、一人の女性にのめり込む事自体…。
 今までの総二郎から云えば…。
 有り得ない話しなのに…。
 松岡さんは、“一切、総二郎に興味が無い。”と、云う…。
 此れが、理不尽じゃ無いというのなら、何と言うべきか?
 やっと、総二郎にも、落ち着いてもらえる相手が見付かるかも知れないというのに…。
 如何したら、良いのだろうか?」


そう言って、本当に、頭を抱えた状態の家元に、保は、提案するのだった。


「一度…。
 松岡さんに会って視たら、良いんじゃないのか?
 看護師長から訊く話しだと…。
 一本、筋の通った女性だそうだ。
 しっかりして居て…。
 若いのに…。
 既に、中堅ナースの中では、有望株だそうだ。
 其れに、妊婦さんからも、人望が厚いそうだ。
 看護師長から言われたよ。
 “我が道明寺総合病院にとっては、松岡さんを潰されては困るんですが…。”と…な。
 だから、松岡さんの為人(ひととなり)を知るには、良い機会だろ?
 其の気に成ったら…。
 連絡して来い‼
 セッティングして遣るから…。」


保からそう言われた家元は、思うのだった。


“其れが、一番、良いのかも知れない。
 総二郎の見合い相手も、決まりつつ在る中…。
 選択肢の一つとして、松岡さんに、会って視るのも良いのかも知れない。”と…。


なので、家元は、保に、お願いするのだった。


「保…。
 頼んで良いか?
 だが、私が、松岡さんと会う事は、総二郎には、内密にして於いてくれ‼」と…。


なので、保も、家元とは、同じ父親の立場故…。
家元の気持ちが分かるだけに…。
保も、家元に、了承の意を告げるのだった。


「賜った。」と…。


だが、其の後…。
此の件が、総二郎に伝わる事は、時間の問題だったのだ。




<此の二次小説『今更…<総優>  15.』も、切りが良いので、短めに成っておりま
 す事をお詫び申し上げます。>

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