tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  32.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  32.』は、不快に成るやも知れない言
 葉が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



進は、朝方まで、眠れない時間を過ごして居たのだった。


昨夜の古菱の父親の言葉が、進の耳から、離れる事が無かったのだ。


実は、進は、古菱家の養子として、古菱家に入った時から、覚悟し続けて居たのだ。


“古菱家の長男として、遣るべき事…。
 俺(進)自身が出来る事は、全て、遣って行こう‼”と…。


だが、進自身…。
昨夜の古菱の父親の話しを聞いて、本当の覚悟が足りて居なかった事を、実感したのだった。


生半可な気持ちでは、古菱HDの後継者として務まる事は無い事を、更に、進は、実感したのだった。


だから、朝方まで、其の事を、ずーっと、考え込んで居た進だったのだ。


そして、進は、夜を明かしたという訳だったのだ。



そして、進は、朝に成った時に…。
ダイニングに居る古菱の父親に声を掛けるのだった。


「父さん…。
 今、少しだけでも良いから、時間在る?
 ちょっと、話ししたい事が有るんだけど…。」


そんな進の顔色を観た古菱の父親は、“昨夜の話しの続きだろう。”と、進の気持ちを察した事で、進の話しに、了承するのだった。


そんな古菱の父親と進の様子を怪訝に思った古菱の母親と美桜は、一抹の不安を覚えるのだった。


だが、古菱の父親が、ダイニングを退席する時に、不安そうな顔付きの妻と美桜の顔付きを観た古菱の父親は、言って除けるのだった。


「進と、昨夜…。
 『男』と『男』の会話をした。
 進には、そろそろ、後継者としての覚悟を持って欲しくて…な。
 今までにも、勿論、私は、伝えて来たつもりだったが…。
 もう、進も、大学生だ。
 覚悟を持つ事は、遅い位だから…な。」


そう言って、ダイニングを後にした古菱の父親は、進と、書斎に向かって居たのだった。


其処で、進は、古菱の父親に、進自身の気持ちを伝えるのだった。


「昨日の父さんの話しを聞いて…。
 “俺の覚悟は、まだまだ…だな。”と、思ったよ。
 勿論、覚悟はして居たつもりだった。
 其れが、俺の責任でも在ると思って居たから…。
 でも、俺の覚悟は、覚悟じゃ無かった。
 姉さんを支えて行くという覚悟しか無かった事に気が付いた。
 父さん…。
 此れで、最後で良いから…。
 ちゃんと、類さんに、其の事を話しさせて欲しい。
 そして、此れからの俺を鍛えて下さい。」


そんな進からの言葉に、古菱の父親は、嬉しさが込み上げて来たのだった。


“やっと、進が、古菱家の長男としての覚悟を身に着けてくれたのだ‼”と、嬉しく思って居たのだった。


だから、古菱の父親は、進に言えた言葉だったのだろう。


「相分かった。
 進が、覚悟を決めてくれて、感謝するよ。
 ちゃんと、類君と話しをして来なさい。」と…。


なので、進も、古菱の父親に、返答するのだった。


「うん、そうするよ‼
 有難う‼
 父さん…。」と…。



そして、其の後の進は、古菱の父親からの了承を得られた事で、類にLINEを入れるのだった。


『類さん…。
 今日、時間在りますか?』と…。


そんな進からのLINEに、類も、了承するのだった。


『了解‼』と…。


そして、其の後の類と進は、待ち合わせをして、会う事に成ったのだった。



先ずは、類から口を開いたのだった。


「進からLINEくれるって…。
 何か、有った?」


なので、神妙な顔付きに成った進は、類に、話しし始めるのだった。


そんないつもと違う様子の進を観て居た類には、進の顔付きが、何か、今までと様子が違う事を察知したのだった。


所謂、類にとっては、進の様子は、違和感しか無かったのだった。


「類さん…。
 今後の俺は、古菱家の長男として…。
 古菱財閥の御曹司として…。
 そして、古菱HDの後継者として、生きて行く事を、今朝、父親と約束しました。
 其れと、姉の事なのですが…。
 類さんも、ご存知の通り…。
 姉は、もう既に、『古菱美桜』として、生きて居ます。
 其の事を、父親も、母親も、望んで居ます。
 なので、父親は、姉さんが、『牧野つくし』としての記憶を取り戻す事を恐れて居ま
 す。
 なので、俺は、父親と約束しました。
 母親と姉さんの為に、今後の仕事に関して以外…。
 皆さん(F4&T3)と拘らないと言う事を…。
 なので、類さんとプライベートでお会いする事は、今日が最後と言う事にして下さい。
 勿論、“皆さん(F4&T3)とも…。”と、言う事は言うまでも無いのですが…。」


類は、進の顔の表情を観乍ら、話しを聞いて居たのだった。


其の時の進の顔の表情は、古菱財閥の御曹司としての顔付きだったのだ。


類には、進の覚悟を悟ったのだった。


“進は、古菱財閥の御曹司としての覚悟を決めたのだろう。
 だから、もう、進の気持ちが揺らぐ事は無いのかも…ね。”と…。


そして、其の日の類と進は、別れたのだった。


また、何れ、進とプライベートで会える日を楽しみにする事にした類だったのだ。


其れには、司の頑張りが不可欠な事は言うまでも無いのだ。


だから、類は、F4&T3のグループLINEに連絡を入れるのだった。


『今日…。
 進と会って来た。
 其の時の話しをしたいから…。
 集まって…。』


なので、次の日には、また、道明寺邸にて、F4&T3は、集結したのだった。



だが、類からのLINEを観た司は、類に、嫉妬して居たのだ。


何故なら…。
“本来、進が頼るべき相手は、俺(司)だろ‼”と、司は、思って居たのだ。


其れが、何故か?
進が、頼った相手は、類だったのだ。


なので、類が、道明寺邸に入って来た事を知った司は、類に食って掛かる勢いだったのだ。


そして、司の勢いは、其のままで、類の首を掴み掛からんばかりに…。
類を罵倒し始めたのだった。
勿論、総二郎とあきらが、司を抑え込んで居た事は言うまでも無いのだが…。


「類…。
 何で、進に会ってんだよ‼
 進が頼るべき相手は、俺(司)だろ?
 訳分かんねぇ⁉」と…。


其の時だった。
そんな様子を聞き付けた椿が、部屋に入って来たのだった。


そして…。
【司が、急性アルコール中毒症に成ってしまって居た時の事…。
 其の事で、類が動いてくれた事…。】等を、椿は、司に話しして聞かせて居たのだった。


そして、椿からの話しに、類は、補足として、司に言って除けるのだった。


「ほんと、司って…。
 牧野姉弟の事に成ると、見境が付かなく成るから…。
 ほんと、嫌…。
 俺が、進に会ったのも、司の為だし…。
 牧野の事が、全て、片付いたら…。
 古菱社長が、司に会いたいらしいよ。
 でも、実は、其の話しだけじゃ無かったんだよね。」


と、類は、言い乍ら…。
進から、言われた話しを、F3&T3&椿に伝えるのだった。


此れには、此の時の司は、驚愕と共に…。
落胆した事は言うまでも無かったのだった。

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