今更…<総優> 20.
総二郎は、入院の必要性が無い事から…。
院長から打診された司は、類とあきらを伴って、総二郎に、退院の説得を試みる事にしたのだった。
だが、総二郎にして視ても…。
自身が、退院をすれば…。
優紀との接点は無く成るのだ。
だからこそ、現在の総二郎には、退院等…。
有り得ないのだ。
そんな総二郎の気持ちを一番分かってくれて居ると思って居た司から、退院の打診をされた事に、総二郎は、ショックを隠せなかったのだ。
だが、司は、言って除けるのだった。
「総二郎…。
俺だって…な。
総二郎の気持ちが分からねぇ訳じゃねぇよ。
だが…な。
元気に回復した元患者を、入院させる事は、病院側にすれば…。
有り得ねぇ話し何だよ。
此処(道明寺総合病院)は、ホテルじゃねぇ‼
其の事は、総二郎も、理解してくれるだろ?
だから…よ。
今回は、総二郎が、折れてくれ‼
頼むよ‼」
そんな司からの訴えに、類も、頷ける処だったのか?
総二郎に話しし始めるのだった。
「総二郎…。
司の言い分は、最もだよ。
仕方ない話だと、俺も、思うよ。」
また、あきらは、総二郎に提案するのだった。
流石、あきらは、F4の陰のリーダーだけの事は有るのだ。
「総二郎…。
今回は、司に免じて、退院しろ‼
其の上で、桜子に頼んで、優紀ちゃんに会わせて遣るから…よ。」
そんなあきらからの提案に、総二郎は、納得するかの様に、言って除けるのだった。
「分かった。
其の代わり…。
あきら…。
約束は、約束だから…な。
約束、守れよ‼」
なので、あきらも、そんな総二郎には、言って除けるのだった。
「ああ。
分かってるよ‼」
と言う事で、総二郎は、司の打診通り…。
退院に応じるのだった。
そして、其の後…。
総二郎は、退院手続きをして、翌日には、退院したのだった。
そんな総二郎は、取り敢えず…。
西門邸に戻ったのだった。
何故なら…。
暫くの間…。
退院後は、静養が条件だったのだ。
そして、総二郎は、通院も、強いられる事に成って居たのだった。
という訳で…。
其の後のあきらは、桜子に連絡するのだった。
「悪ぃが…。
美作邸に来てくれるか?」
だが、桜子は、そんなあきらからの連絡に…。
“何か、また、良からぬ事を頼まれるのじゃないのだろうか?”と、思った事で、素直に、応じる事が出来なかったのだ。
だが、一応、あきらに返答する桜子だったのだ。
“また、何か、有ったんですか?”と…。
そんな桜子からの返答に、苦笑し乍らも、言って除けるあきらだったのだ。
「まぁ…な。
だから、頼りは、桜子って、訳だ‼」
そんなあきらからの返答に、溜息を突く桜子だったのだ。
“はぁ~⤵。”と…。
だが、桜子は、あきらには、こういうしか無かったのだった。
“仕方ないですね。
美作さんから、そんな風に言われたら…。
他に言い様が無いですもんね。”と…。
なので、あきらは、桜子に、返答するのだった。
「悪いなぁ~、桜子…。」
そして、桜子は、美作邸にて、あきらに会ったのだった。
そして、桜子は、あきらからの話しに、驚愕するのだった。
「桜子、悪ぃんだが…。
優紀ちゃんを連れ出して来てくれねぇか?」
「はぁ~??」
なので、あきらは、驚愕して居る桜子に、総二郎が入院して居た時の病室での出来事を伝えるのだった。
そして、桜子は、あきらに言って除けるのだった。
「毎度、毎度…。
道明寺さんと言い…。
西門さんと言い…。
何時まで経っても…。
何故…。
問題ばかり、引き起こすんですかね?」
なので、あきらも、苦笑するのだった。
だが、あきらは、“仕方ねぇよな。”と、思い乍らも、桜子に打診するのだった。
「まぁ~、仕方ねぇだろ。
俺と桜子は、そういう役割…何じゃねぇの?
俺も、桜子も…。
何時も、あいつ等(F3&T3)を、陰で、引っ張ってるって…。
感じだもんな‼
そういう役割の人間も、必要…何じゃねぇの。
だから…よ。
桜子…。
頼むわ。」
なので、桜子も、あきらには、“仕方ないですよね。”と、思い乍らも、言って除けるのだった。
「仕方ないですね。
そういう役割と言われれば…。
諦めるしか無いですもんね。
了解しました。
上手く行くかは、分かりませんが…。
取り敢えず…。
遣って視ます。
だからって…。
期待はしないで下さいね。」
そして、其の後の桜子は、優紀に返答するのだった。
勿論のT4LINEで…。
実は、此の時の桜子は、“優紀さんから不審がられない様にする事も大切だ‼”と、思っての事だったのだ。
だから、T4のグループLINEに、連絡を入れたのだった。
『優紀さん…。
今後、何時が、集まり易いですか?
また、集まりたいんですが…。』
なので、優紀は、LINEにて、返信するのだった。
『次は、二日後かな?』
そんな優紀からの返信に、即、桜子は、あきらに連絡を入れるのだった。
そして、あきらから、F3に連絡が入るのだった。
そして、名目は、T4の女子会…。
でも、本当は、其の後のF4が、T4の女子会の場に、集まる事に成って居たのだった。
司が、【つくしの事が心配で、迎えに来た。】という事を、理由に…。