tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  34.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  34.』の文面の中には、不快に思われ
 るやも知れない言葉が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



あれから、2か月が経って居た。


其の間の司は、道明寺HD 日本支社にて、執務を熟して居たのだった。


司が、真面目に、執務を熟して居るという情報は、勿論、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保の耳にだけじゃ無く…。
『古菱美桜』の父親で在る 古菱HD 社長の耳にも入って居たのだった。


勿論、道明寺HD 日本支社での教育係 兼 司の第1秘書は、やはりの西田が努めて居たのだ。


実は、西田が努める事に成ったのは、道明寺HD 会長で在る 保の命(めい)だったのだ。


司が、英徳高校の卒業式に出席する事無く、NYに渡米した頃は、NYの大学の講義を、真面に、受けた事も無く…。
司の母親で在る 楓の指示に寄り、講義を受けたとしても、機嫌良く、講義を受けた事が無かったのだ。


どの学生も、そんな司には、近寄り難いモノが有ったのだ。


其れに、ビジネスに於いても、唯、仕事をして居るというだけで…。
司の両親で在る 道明寺HD 会長の保 と 道明寺HD 社長で在る 楓の七光りの様な立ち位置にて、アメリカの政財界では、司自身、観られて居たのだった。


そんな立ち位置にも、飽き飽きの司は、世間との考え方のギャップにも気が付く事は無く…。
改善をし様共、思って居なかったのだ。


其れが、日本での司のビジネスの仕方には、定評が有り…。
日本での政財界では、あちらこちらと、言われ始めて居たのだった。


娘を持つ起業家達の間では、特に、言われ始めて居たのだった。


其れは、まるで、婿取りの争奪戦の様相を呈して居たのだった。


「司君の様な婿が居たら、将来は、安泰でしょうな‼」と…。



また、そんな声も、『古菱美桜』の父親で在る 古菱HD 社長の耳に、入って居たのだった。


其の時の古菱社長は、思うのだった。


“今の司君は、本気で、変わろうとして居るのだろう。
 其れが、美桜に対する想いからなのかも知れないな。”と…。



そんな頃の事だった。


警視庁 警視総監から、司の下に、連絡が入って来たのだった。


此の2か月間の間…。
『海』の取り調べは、ずーっと、続いて居たのだった。


先ずは、警視庁の刑事に寄る取り調べ…。
そして、其の後の『海』は、検察庁に寄る検事の取り調べ…。
そして、拘留期限延長に寄る取り調べ…。


其の間…。
『海』は、検察庁にて、勾留されて居たのだった。


其の間の取り調べでは、『海』は、同じ話しを繰り返して居たのだった。


「私は、何も、悪くない。
 全部、つくしちゃんが悪いのよ。
 道明寺君は、つくしちゃんの記憶を失くして居るのに…。
 つくしちゃんが、何時までも、ストーカーの様に、道明寺君に付き纏うから…。
 道明寺君は、そんなつくしちゃんが、嫌に成って、NYに渡米したのよ。
 道明寺君は、私に、言ってくれたのよ。
 “迎えに来るから、待っててくれ‼”って…。
 だから、私は、道明寺君を待って居ただけ…。
 私は、其の事を、つくしちゃんに教えて上げただけ…。」


なので、何時も、検事も、『海』に訊く事は、同じだったのだ。


常に、話しは、繰り返されている状況だったのだ。


「じゃあ、何故?
 あのキャンプ施設に、牧野さんを連れて行ったんだ?」


そして、何時も、『海』からの返答は、同じ言葉だったのだ。


「私は、つくしちゃんを癒して上げたかっただけ…。
 唯、周りが暗かったから…。
 懐中電灯の明かりだけでは、つくしちゃんは、自分自身の足元が分からなかったみた
 い。
 だから、転落してしまったんだと思うわ。」


また、検事は、何時も、同じ事を繰り返して、訊いて居たのだった。


「じゃあ、何故?
 転落した事が分かって居る牧野さんを、其のままにして、貴女は、下山したのかな?」


なので、『海』も、何時も、同じ話しを繰り返し話しして居たのだった。


「だって…。
 警察は、私が、突き落としたとか…。
 疑うんでしょ?
 でも、私は、突き落として居ないし…。
 ましてや、私は、つくしちゃんに触れて居ない。
 勝手に、つくしちゃんが、転落しただけ…。
 私は、つくしちゃんに、何も、遣って居ないわ。
 寧ろ、感謝して欲しい位よ。
 私は、つくしちゃんを癒して上げたんだから…。」


だが、検事は、『海』を、何時も、諭して居たのだった。


「人として、転落してしまった女性を、助ける素振りもして居ない。
 ましてや、牧野さんを連れて行った時間が、夜に入ろうとする時間だった事も、貴女に
 とっては、不利と成る。
 貴女が、牧野さんを騙して、連れて行ったと疑われても仕方ないだろう。
 だから、拘留期限を延ばして、もう少し、取り調べする必要が有るね。」


其処で、『海』は、検事に、罵倒するのだった。


「だから、言ってるでしょ‼
 “私は、何も遣って居ない。”と…。
 何時に成ったら、道明寺君が、私を助けに来てくれるのよ。
 道明寺君に、“弁護士を用意して‼”って、言ってくれたの?
 如何して、道明寺君が用意してくれた弁護士は、私の前に現れないのよ?」
 


なので、検事総長から話しを聞かされた警視総監は、司に連絡を入れて来たのだった。


そして、常に、繰り返されている取り調べの内容を、警視総監は、司に話しして、聞かせたのだった。


其の話しを聞いた司は、怒りを露わにするのだった。


全ては、『海』の狂言で在り、取り調べで、話しして居る『海』の言葉の全てが、虚偽の内容だったのだ。


『海』が、話しして居る内容は、未だ、司は、つくしの記憶を取り戻して居ないと信じて居るからに過ぎ無かったのだ。



実は、『海』は、司と同じ病院で入院して居る前から、司が、如何いう立場の人間で、如何いう家柄の息子なのか?
全て、知って居たのだ。


なので、英徳学園には、『F4』というイケメン軍団が居る事も、知って居たのだ。


そして、『海』の笑顔は、老若男女問わず、人気絶大だと言う事も、『海』自身、知って居たのだ。


なので、此れがチャンスとばかりに、司に近付いたのだ。


そんな『海』は、思って居たのだった。


“私の笑顔さえ有れば…。
 道明寺君は、私に、イチコロよね。”と…。



其れなのに…。
司には、つくしの存在が在った。


しかも、誰からも、つくしは、慕われて居たのだ。


「牧野…。」と、イケメン軍団に呼ばれて居たり…。


また、女子からは…。


「つくし…。」
「先輩…。」と、慕われて居たのだ。



『海』からすれば…。
“つくしちゃんは、別に、其れ程、可愛い訳じゃ無い。
 其れ処か?
 何時も、つくしちゃんは、不貞腐れて居る様に、観える。
 なのに…。
 何故、あんなに、皆から、慕われて居るの?”と…。


『海』は、“皆から慕われたい。”と、いう願望が在るが故に、あんなに、笑顔を振り撒いて、愛想良く振舞って、人気取りに徹して居たのだった。


だから、そんなつくしが羨ましくて…。
『海』は、何時しか、“つくしちゃんさえ居なければ…。”と、勝手に、思い込む様に成って居たのだった。



だからこそ、つくしの記憶が無かったからとは言え…。
『海』を其の気にさせてしまった司にも、罪が無いとは、云えないのだ。


だが、司は、狂言を平気で、発する『海』に対しては、怒りしか無かったのだ。



だが、警視総監は、司には、訊かなくては、いけないのだ。


「弁護人の手配は、如何なさいますか?」


だから、司は、警視総監に言えた言葉だったのだろう。


「何で、俺が、あの女の為に、弁護人を立てる必要が有んだ?
 勝手に、そっちで遣ってろ?
 否…。
 国選弁護人を入れる様に、あの女に説得してくれ‼
 其の国選弁護人は、道明寺HDの専属弁護士を立てる。
 そして、あの女の罪が軽く成らない様に、話しを進める様にしてくれ‼
 虚偽罪(虚偽告訴罪)にも、相当するから…な。」と…。


そして、司と警視総監の話しの遣り取りは、終了したのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  34.』の全ての内容は、私共の見解に
 基くモノです。
 ですが…。
 此方は、『二次小説の世界』と、スルーして下さいました成らば幸いです。
 宜しくお願い致します。
 神尾葉子先生に於かれましては、神尾葉子先生のお考えとは、全く、違うとは、存じ上
 げます。
 心より、お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致しております事をお詫び申し上げま
 す。>


<また、此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  34.』に出て来ます警察・検事
 の取り調べの件に関しましては、『二次小説ネタ』として、捉えて頂けました成らば幸
 いです。
 関係者各位 様に於かれましては、勝手致しております事をお詫び申し上げます。>

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