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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  35.




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  35.』は、不快に思われるやも知れな
 い文面が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



検事は、『海』への取り調べの際に、司からの要望を『海』に伝えたのだった。


「先日、弁護人の件で、道明寺司 氏に、貴女からの要望をお伝えしました。」


そんな検事の言葉に、『海』の顔色は、一気に、上がったのだった。


実は、『海』は、取り調べ自体、鬱陶しく思って居たのだ。


毎日、聞かれる事は同じ内容なので、当たり前と云えば、当たり前の事だったのだ。



そして、『海』は、検事に、訊き出すのだった。
紅潮した気持ちのままに…。


「其れで、道明寺君は、何て、言って居たの?」


だが、検事の顔色は、一切、変わらず、冷静沈着のままの様子で、『海』に言って除けるのだった。


「取り調べの際に、貴女が、話しして居た話しの内容の全てを、道明寺司 氏には、お伝
 えしました。
 其の上で、道明寺司 氏は、私共に仰ってお出ででした。
 貴女が、取り調べの際に、私共に話しして居た内容全てが、虚偽の報告に寄るモノだ
 と…。
 其れは、道明寺司 氏のお仲間方から入手した話しの内容と思って頂いても構いませ
 ん。
 そして、道明寺司 氏からは、貴女が話しして居た内容全てが、虚偽の報告で在るとい
 う証明として、道明寺司 氏のお話しが有りました。
 其れに寄ると…。
 貴女が作ったのでは無いお弁当を、あたかも、貴女が作ったかの様に、道明寺司 氏
 に、嘘を伝えたそうですね。
 なので、貴女に、再度、お弁当を作る様に、要望した処…。
 “全く、前回とは、味の違うモノを作って寄こした。”と、仰ってお出ででした。
 道明寺司 氏は、貴女に、其の味の違いを追求した処…。
 貴女は、前回のお弁当の方が、“失敗作だった。”と、道明寺司 氏に、お伝えに成った
 そうですが…。
 道明寺司 氏にとって、其の前回のお弁当の方が、思いでのお弁当だったそうです。
 素朴な味乍らも、愛情の籠もった卵焼きの味こそが、道明寺司 氏の心を揺さ振った
 味…其のモノだったそうです。
 貴女の作った卵焼きには、化学調味料の匂いと味しかしなかったそうです。
 だから、貴女が偽物なのだと、其の時に気が付いたそうです。
 そして、其の後…。
 貴女は、道明寺家のSPに寄って、道明寺邸から追い出された筈です。
 そして、道明寺家の使用人頭の証言に寄りますと…。
 其の後の貴女は、一切、道明寺邸に足を踏み入れて居ない筈です。
 いいえ…。
 踏み入れる許可が出なかった筈です。
 また、其の後、直ぐに、道明寺司 氏は、NYに渡米されて居るので、其の後は、貴女
 共、一切、お会いして居ないそうですね。
 此の事に寄り、道明寺司 氏は、“弁護人を用意する必要性は、此方には、無い。”との
 申し出でした。
 ですので、道明寺司 氏からは、貴女からの要望は、却下されました。
 もし、貴女自身で、弁護人を立てる事が出来ないと言う事でしたら…。
 国選弁護人を用意する事は可能です。
 如何為さいますか?」


『海』自身…。
期待して居た事の全てが、報われる事が無かったのだ。


そんな『海』は、ショックで立ち上がる事が出来なく成って居たのだ。


『海』にとっては、司は、未だ、つくしの記憶が取り戻せて居ないと信じ切って居た事から、『海』の要望は、司自身が、聞き入れてくれると、信じて疑わなかったのだ。


其れが、打ち砕かれてしまったのだ。


ショックで、打ち拉がれてしまった事は言うまでも無いのだ。


なので、検事の言う通り、『海』は、国選弁護人を立てる様に、話ししたのだった。


何故なら…。
『海』の両親にも、弁護士を立てるだけの力が無い事を、『海』は、知って居たからだったのだ。


「其方で、お願いします。」


なので、『海』は、急に、塩らしく成ったのだった。


だが、此の時の検事は、『海』に更なる追い打ちを掛けるかの様に、話しするのだった。


「此れだけの虚偽の申告を、私共にして居ると成ると…。
 更に、罪が重く成ると思って置いて下さい。
 自分自身の都合の良い様に、此れだけの嘘を並び立て、あたかも、真実の話しだと、他
 人に思わせ、虚偽の申告を、貴女は、私共に話しされました。
 また、全ては、『牧野つくし』さんのせいだとも仰いました。
 貴女は、罪の無い方に、罪を被せ様とされたのです。
 裁判で、どの様な判決に成ろうとも、判決結果を、素直に受け止めて欲しいものです。
 私は、節に、そう願います。」


そして、そう検事から言われた『海』の其の後は、一時の勢いが無く成って居たのだった。


司に守られて居ると信じて居た『海』にとって…。
守られて居ない事を知ったのだ。


だからという訳では無いのだろうが…。
此の時の『海』は、大人しく成って居たのだった。



そして、此の話しの内容全ては、検事総長から警視総監に伝わり、警視総監から司に、話しが伝わって居たのだった。


なので、其の後の司は、道明寺HD 専属弁護士を、司の執務室に呼び出すのだった。


そして、其の道明寺HD 専属弁護士に、『牧野つくし』の件…。
そして、現在の『牧野つくし』は、『古菱美桜』として、生きて居る事…。
そして、其の上で、『海』の件、全ての話しを話しして聞かせて居たのだった。


そして、其の上で、司は、其の道明寺HD 専属弁護士に、打診するのだった。


「検事の説得に寄り…。
 あの女は、国選弁護人を立てる事を、許可したらしい。
 なので、国選弁護人を受けてもらいてぇ‼
 だが、あの女の味方に成る訳じゃねぇ。
 其の反対で、あの女が、不利に成る様に、弁護して貰いてぇ‼
 あの女の罪が軽く成らねぇ様に、弁護してくれたら、其れで良い。
 本来の弁護の仕方じゃねぇので、申し訳ねぇのだが…。」


実は、此の道明寺HD 専属弁護士は、嘗て、司が、高校生だった頃に、例の『赤札』の遊びに寄り、被害を受けた被害生徒の家族と話し合いを持ち、示談に持ち込んだ時の専属弁護士だったのだ。


だから、今の司の此の状況が、夢を見て居るかの様に、我が目を疑う程だったのだ。


此の道明寺HD 専属弁護士は、確かに、色々な方面から、話しは、聞いて居たのだった。


【英徳学園に、『英徳のジャンヌダルク』と評される女生徒が現れた。
 其の女生徒のお陰で、F4の『赤札』の遊びは無く成った。】と…。


そして、其の女生徒を、気に入り、追い掛け廻って居るのが、『道明寺司』だと、言う事も…。


其の女生徒こそが、『牧野つくし』だと、言う事も、此の道明寺HD 専属弁護士は、後から、知ったのだった。


そして、其の『牧野つくし』の名誉を守る為に、司が、動き出して居る事を、此の道明寺HD 専属弁護士は、実感したのだった。



だから、此の道明寺HD 専属弁護士は、司に言えた言葉だったのだろう。


「承知致しました。
 私で宜しければ…。
 此の弁護、お引き受け致します。
 勿論、『牧野つくし』様の名誉は、守らせて頂きます。」


そんな此の道明寺HD 専属弁護士の言葉に、司は、気を良くして、返答するのだった。


「ああ。
 宜しく頼む‼」と…。


だが、司は、付け加えるかの様に、此の道明寺HD 専属弁護士に、伝えるのだった。


「あの女は、“『牧野つくし』は、もう、此の世には、居ねぇ‼”と、思って居る。
 所謂、“『牧野つくし』は、死んだ‼”と、思って居るらしい。
 だから、あの女には、そう思わせて置いてくれ‼
 其れと、あの女は、俺の記憶も、未だ、元に戻ってねぇと思って居るらしい。
 だが、其処は、裁判の際に、教えて遣ってくれ‼
 俺の記憶は、既に、元に戻って居る事を…。」


なので、此の道明寺HD 専属弁護士は、司の要望を受け入れる気で居たので、そう伝えるのだった。


「承知致しました。
 そうでしたら…。
 其の女性との接見も、一度だけで、良いでしょう‼
 期待を持たせない方が、却って、良いのかも知れませんね。」


なので、司も、此の道明寺HD 専属弁護士の意見に賛同するのだった。


「ああ。
 そうしてくれ‼
 後は、頼んだ‼」と、言い乍ら…。



そして、数十日後には、裁判が開かれる事に成ったのだった。


そして、其の間の此の道明寺HD 専属弁護士の『海』への接見は、本当に、経ったの一回だった事は言うまでも無かったのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  35.』に出て来る検事の取り調べの仕
 方や、裁判に関しての文面の内容等…。
 私共では、不確かな事は事実です。
 ですが…。
 此方は、『二次小説の世界』と、スルーして頂けました成らば幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。
 また、関係者各位 様…。
 勝手致しております事をお詫び申し上げます。>


<また、此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  35.』は、切りが良い為に、短
 めに成っております事をお詫び申し上げます。>

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