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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  23.



実は、あきらには、薄々、気が付いて居たのだった。
総二郎が、『恋愛下手』で在ろう事は…。


だが、あきらとて、総二郎が、既に、初恋を幼少時代にして居た事は知らなかったのだ。



そして、其の時を最後に、総二郎は、本物の恋をした事が無かったのだ。


だからこそ、優紀に対して、総二郎は、『司…宜しく‼』…。
優紀を追い掛け廻すのだった。


此の事自体…。
総二郎が、『恋愛下手』を露呈してしまったのだ。


総二郎は、過去に、『3回ルール』 や 『100人斬り』と称して、十数人の女性と、一度に股を掛ける程…。
女性遍歴は、凄まじいモノだったのだ。


と言う事は、総二郎は、女性の扱いには慣れて居る筈なのだ。


其れなのに…。
総二郎は、『恋愛下手』だと言うのだ。


此れには、『恋愛下手』の『先輩』で在ると云っても過言では無い司でさえ…。
驚愕するのだった。


そして、司は、総二郎に言って除けるのだった。


「総二郎…。
 お前…さぁ~。
 そんな風に言えば言う程…。
 松岡から、逃げられるんじゃねぇの?」


そんな司の発言には、類は、司に言って除けるのだった。


「司…。
 人の事は言えないでしょ?
 司だって…。
 もしかしたら…。
 牧野に見捨てられて居たかも…よ。
 良かったよね。
 見捨てられ無くて…。」


そんな類からの発言に、司は、不貞腐れるのだった。


なので、軌道修正に入るあきらだったのだ。


「今は、取り敢えず…。
 総二郎の事だろ?
 優紀ちゃん…。
 はっきり言って…。
 優紀ちゃんが、其処まで、総二郎の事を拒む理由が、俺等 F4には、訳が分からねぇ
 んだけど…。
 俺等(F3&T3)にも、分かる様に話ししてくれるかな?」


なので、優紀は、F4&T3の前で、話しして聞かせるのだった。


「今、思えば…。
 私が、西門さんに、一瞬だけでも、受け入れて貰えた事は、奇跡だったと思います。
 私自身…。
 西門さんと会わない様にして居た頃の私は、本当に、西門さんの事を忘れ様と、必死で
 した。
 丁度、受験勉強をする事で、其の頃は、必死だったので…。
 何とか、遣り過ごして居ました。
 でも、ふとした瞬間に、思ってしまうんです。
 “今頃、西門さんは、如何して居るかな?”とか…。
 そんな自分自身が嫌で、本当に、“何もかも、失くしてしまいたい。”と、何度も考えま
 した。
 其の時に、頭に蘇る西門さんの言葉は、“此れからは、仲間って事で、宜しく‼”だった
 り…。
 “俺は、良い男だけど…。
  良い奴じゃねぇから…。
  だから、良い奴を、早く、見付けな‼”と、西門さんから言われた言葉だったんです。
 だから、其の頃の私は、本当に、“別の誰かと恋愛しよう‼”と、考えて居たんです。
 なので、つくしにも話しして居ました。
 でも、結局、誰とも、恋愛が出来なかった。
 私は、西門さん以外の方に、恋愛感情を持て無かったんです。
 だったら…。
 仕事に生き様と決めたんです。
 だから、今の私は、仕事に生き甲斐を求めて、生き甲斐を得たんです。
 だから、今の私には、もう、西門さんとの恋愛は、出来ないんです。
 また、西門さんは、別の方を求められるに決まって居るんです。
 其れなら、初めから、西門さんとの恋愛は、しない方が良いんです。
 もう、あの頃の私には、戻りたく在りません。
 今の私だったら…。
 きっと、浮上する事が出来ないと思うから…。」


そんな優紀からの告白を聞いた総二郎は、『後悔』という言葉だけが、頭の中を過って居たのだった。


だが、総二郎は、そんな優紀に、言って除けるのだった。


「だったら…。
 今の俺が、“本当に、優紀だけだ‼”と、言う事を証明出来たら、良いんだよな‼
 証明して遣るから…。
 優紀…。
 俺と付き合って視ろよ‼」


其れでも、優紀は、総二郎に伝えるのだった。


「其れは、無理です。
 今の私は、さっきも言った様に、仕事に生き甲斐を得たんです。
 だから、私の仕事には、夜勤も有れば…。
 準夜勤も有ります。
 だから、日勤の仕事だけじゃ無いんです。
 其れに、急患が出れば…。
 病院から呼ばれる事だって在ります。
 休みが休みじゃ無く成る事も多々在ります。
 そんな不規則な仕事を持つ私が、西門さんと付き合える訳が在りません。
 だから、さっきも言ったんです。
 “仕事に生き甲斐を求めた。”と…。
 だから、西門さんには、西門さんに相応しい女性の方とお付き合い為さって、ご結婚為
 さって下さい。
 そして、西門流を、西門さんとご一緒に、盛り立てて下さる女性の方を選んで下さい。
 其の方が、賢明かと思います。」


そんな風に言った優紀に、総二郎は、マジ怒りして居たのだった。


此れには、T3は、驚愕したのだった。


だが、F3は、総二郎のポーカーフェイスを崩せる(相手の)女性は、やはり、優紀だけだと言う事を、更に、思い知ったのだった。


何故なら…。
優紀だけが、総二郎の心を揺さ振る事が出来ると、F3は、確信したからだったのだ。


そして、総二郎は、優紀に、マジ怒りのまま、言って除けるのだった。


「ああ。
 分かった。
 だったら、もう、優紀には、何も言わねぇよ。
 俺も、もう、誰とも、恋愛しねぇし…。
 誰とも、結婚もしねぇ。
 其れなら、優紀とお相子だろ?
 優紀だけじゃ無く、俺も、もう、誰とも、恋愛はしねぇ。
 優紀…。
 俺は、本気だから…な。
 優紀を辛い思いにさせたのが、俺だというのなら…。
 俺に、償わせろよ‼
 其の機会も、与えてもらえねぇのなら…。
 俺は、誰とも、恋愛しねぇ事で、優紀に、償うよ‼」


そんな総二郎の言葉に、優紀は、如何すれば良いのか?
西門流にとって、子孫繁栄は重要不可欠な事なのだ。


そうして、過去から、西門流は、繁栄して来たのだ。


其の代が、総二郎の代で切れる…。
と言う事は、西門流にとって、以ての外だったのだ。


だから、優紀は、責任を感じ始めて居たのだった。


だからこそ、優紀は、総二郎に言えた言葉だったのだろう。


「其れでは、西門流が、繁栄しなく成ります。」


だが、総二郎は、飄々と、言って除けるのだった。


「別に、俺のガキだけが、西門流を継ぐ必要性はねぇだろ?
 兄貴のガキも居れば…。
 今後、弟の巧三が、結婚すれば…。
 ガキも生まれんだろ?
 其のガキに、西門流を継がせても、別に如何って事ねぇよな?
 だったら…。
 俺が、結婚する必要性が、何処に在んだ‼
 優紀…。
 言って視ろよ‼」
「………」


優紀は、総二郎の何時にもして、酷いマジ怒りに、如何言って良いのか?
分からずに居たのだった。


だが、此の時の総二郎は、優紀に、マジで、切れて居たのだった。

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