tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  30.




病院に着いた一行は…。
先ずは、産婦人科病棟に、入るのだった。


優紀は、つくしに、陣痛室のベッドに横に成る様に伝え、タマにつくしを預けて、更衣室に向かったのだった。


そして、陣痛室に入れない司と総二郎は、控室に、居座って居たのだった。


そして、司は、不安そうに、其の場を、ウロウロし始めるのだった。


そんな司に対して、総二郎は、飄々として居たのだった。


そして、一言、総二郎は、そんな司に言って除けるのだった。


「司…。
 落ち着けよ‼
 牧野は、まだ、分娩室に入った訳じゃねぇんだろ?
 優紀が、迎えに来るから…よ。」


だが、司は、そんな総二郎の忠告にも、一切、聞く気も無いかの様に、じーっとして居られない様子だったのだ。


だから、総二郎は、そんな司を放って置く事にしたのだった。



そして、総二郎は、F2&T2に報告する為に、F4&T4LINEに、連絡するのだった。


何故なら…。
病院内は、通話は、禁止だったのだ。


『牧野に、陣痛が来た。
 今は、牧野の出産を控えて、道明寺総合病院に入った。
 俺と優紀は、不安気な司の連絡で、道明寺邸に居たので、既に、司と一緒に、道明寺総
 合病院の控室に居る。
 お前等も、時間を見計らって、来るんだったら、来いよ‼』と…。


其処で、類からの返信が有ったのだ。


『司は、今、如何してるの?』


だから、総二郎は、面白そうに、LINEで報告するのだった。


『牧野は、陣痛室に入ったんだけど…よ。
 司は、ウロウロしてて…よ。
 じーっとして居られねぇらしい。』


類は、呆れた様に、LINEに返信するのだった。


『流石、司だね。』


だが、そんな言葉を返信して居る類だったのだが…。
勿論、つくしの事も心配な類だったのだ。


だが…。
司の事が、寄り、心配だったのか?
類は、更に、返信するのだった。


『今の司を落ち着かせられるのは、俺だと思うから…。
 今から、そっち(道明寺総合病院)に行くよ。』


なので、あきらも、滋も、桜子も…。
LINEに返信するのだった。


『俺も、今から行くわ。』
『そうだね。
 つくしの事が心配だから…。
 私も、今から、そっち(道明寺総合病院)に行くね。』
『優紀さんも、いらっしゃるから…。
 先輩の事は、或る意味…。
 安心してますけど…。
 (三条)邸に居ても、落ち着かないので…。
 私も、其方(道明寺総合病院)に、参りますわ。』


そして、F2&T2も、道明寺総合病院に揃い踏みと成ったのだ。


実は、此の時の道明寺総合病院は、かなり、華やかだったのだ。


何故なら…。
F4&T2が、産婦人科病棟に、揃って居るのだ。


其の場に居た道明寺総合病院のナース達だけじゃ無く…。
女性ドクターにしても、浮足立って居たのだ。


司に対しては、『道明寺つくし』という妻が居る事で、妻帯者という事も在り…。
また、総二郎に対しては、嘗て、総二郎が入院して居た当時…。
優紀との噂話も有った事から、既に、総二郎の恋人は、『松岡優紀』と、認識されて居たのだ。


なので、其の場に居た道明寺総合病院のナース達の目線は、類&あきらに、注がれて居たのだった。


また、独身男性ドクターにしても、T4の綺麗処の滋と桜子に、視線が向いて居た事は言うまでも無かったのだ。



だが、道明寺総合病院のお偉い方にとっては…。
其れ処では無かったのだ。


其の為に、つくしの担当で在る 産婦人科のベテラン女性ドクター 及び 助産師で在る つくし担当の優紀は、シミュレーションを重ねて来たのだった。


何故なら…。
失敗は、許されないのだ。


つくしは、道明寺総合病院のオーナー一族の若奥様というだけでは無く…。
所謂、つくしは、道明寺家の若奥様で在り…。
道明寺財閥 次期総帥の妻で在り…。
道明寺HD 後継者の妻なのだ。


と言う事は…。
つくしは、道明寺家の若奥様で在り…。
道明寺財閥 次期総帥夫人で在り…。
道明寺HD 後継者夫人なのだ。


所謂、纏めて言う成れば…。
『道明寺夫人』と云う事に成るのだ。


また、つくしのお腹の中から産まれて来る子供は、道明寺HD 次期後継者なのだ。


実は、妊婦検診の時点で、つくしのお腹の中の子供は、『男の子』と、分かって居たのだった。


なので、お祖父様と成られる 道明寺HD 会長の保も…。
お祖母様と成られる 道明寺HD 社長の楓も、喜んで居たのだった。


という訳で、道明寺総合病院 理事長 及び 院長 及び 看護師長 及び つくしの担当で在る 産婦人科の女性ドクター 及び 助産師で在る つくし担当の優紀は、戦々恐々として居たのだった。


否…。
此の場が、緊張感で包まれて居たのだった。



そして、つくしの陣痛間隔が、縮まって来た事から…。
つくしは、分娩室に移動する事に成ったのだった。


そして、司が、呼ばれたのだった。


実は、司は、『立ち合い出産』を希望して居たのだ。


其の為に、司は、つくしと一緒に、父子教室も受けて居たのだった。



そして、つくしは、『安産』とも言うべき8時間の安産で、『息子』の出産を終えたのだった。


そして、つくしの出産後の処置をする為に、司は、分娩室から出て来たのだった。


そして、F3&T2に囲まれた司だったのだ。


実は、此の時の司は、感動して居たのだった。



だが、分娩室の中では、つくしと優紀が、話しして居たのだ。


「何もあんなに司の遺伝子を、息子に残す必要が有る?」


優紀は、思うのだった。


“幾ら、軽いお産だったと言っても…。
 出産して直ぐなのに…。
 つくしは、良く、愚痴が云えるなぁ~。”と…。


だが、優紀は、そう思い乍らも、つくしに返答するのだった。


「そうだね。」と…。



実は、つくしのお腹の中から産まれて直ぐだというのに…。
まるで、司の息子(こ)だと、主張するかの様に、判子を押したかの様に、司にそっくりな息子だったのだ。


なので、つくしは、愚痴を言って除けて居たという訳だったのだ。



そして、分娩室から出て来た其の後の司は、へたり込むかの様に…。
ソファに座り込んで、感動して居たのだった。


そして、司は、F3&T2に、熱弁するのだった。


だが、此の時の総二郎は、既に、優紀の事を気にして居たのだった。



そして、其の日に産まれて来た司&つくしの息子は、実は、7月7日生まれだったのだ。


所謂、七夕生まれなのだ。


T2は、思うのだった。


“良く出来た話だ(です)よね‼”と…。


優紀は、既に、其の事には、気が付いて居たのだった。




<此の二次小説『今更…<総優>』では、日にち設定を記載して居ませんでしたが…。
 私の中では、つくしの妊娠を妊娠6~7か月を想定して、綴っておりました。
 ですので、日数(計算)的には、合わないかも知れませんが…。
 7月7日の七夕の日に合わせて、つくしの出産日を7月7日にさせて頂きまし
 た。
 また、7月8日の投稿と成っております事も、併せて、了承の程、宜しくお願い致しま
 す。>

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