tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  43.




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  43.』は、一部の表現に、不快に思わ
 れる表現が出て来るやも知れません。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司は、進から、話しを聞いて居て、寄り一層、自身が変わら無ければいけない事を悟ったのだった。


そして、司は、NYに渡米する為の準備を進めるのだった。



そんな時の事だった。
ふと、司は、思ったのだった。


“F3にも、俺の決心を伝えた方が良いのかも知れねぇなぁ~。”と…。


なので、司は、F4LINEにて、司の決心を、F3に報告するのだった。


『俺は、漸く、決心が付いた。
 俺は、一旦、NYに戻る事にした。
 そして、NYの大学を卒業して、MBAを取得して、日本支社 支社長にて、凱旋帰国す
 る。
 渡米期間は、1年と考えてる。
 美桜に会えない事は、俺にとって、死活問題だから…な。』


そんな風に、伝えて来た司に、F3は、それぞれ、心の中で、ツッコミを入れて居たのだった。


“まだ、NYの大学を卒業して無かったんだぁ~。”
“司は、NYの大学を、既に、卒業してると思って居たぜ‼”
“司は、NYに居る間…。
 何、遣ってたんだぁ~?”と…。


だが、あきらは、其れでも、司の宣言を確認して、司が、NYに渡米する前に、F4で会う事を提案したのだった。


『じゃあ…よ。
 司が、NYに渡米する前に、F4で会わねぇか?』


そんなあきらからの提案に、F3は、同意するのだった。


『了解‼』と…。


そして、F4は、久し振りに、メープルのラウンジのVIPルームに集合する事にしたのだった。



司は、此の時に、F3には、『潤』の存在を明かす事にしたのだった。
勿論、進から送ってもらった『潤』の画像を魅せ乍ら…。



そして、F4は、メープルのラウンジのVIPルームに、集結したのだった。


先ずは、あきらから、口火を切ったのだった。


「司…。
 NYに戻る事に決めたんだな?」


司は、頷き乍ら、話しし始めたのだった。


「ああ。
 つい最近…。
 進と会って、此れまでの美桜の事を聞いたんだ。
 其の時に、俺は、決心が付いた。
 此のままの俺じゃあ…。
 古菱社長は、納得しねぇだろうし…。
 其れに…よ。
 今の俺じゃあ、美桜には、会わせてもらえねぇ様な気がしたんだ。
 其れに、こんな俺じゃあ…。
 古菱社長から、認めてもらえねぇ様な気もしたんだ。
 其れに、親父からも、“NYに戻って来て、大学を卒業しろ‼”と、再三に渡って言われて
 居たんだ。
 だから…よ。
 今までの俺から変わる為にも、NYに戻る事にした。」


だが、類は、そんな司に、嫌味とも取れる言葉を司に発するのだった。


「司…。
 まだ、大学を卒業して無かったんだね。
 一体、NYで何遣ってたの?」


だからだったのかも知れない。
司は、そんな類を睨み付け乍ら、反論するのだった。


「其の頃の俺は、『牧野』の記憶を失って…。
 如何でも良く成って居たんだ。
 学業も、ビジネスも…。
 唯、淡々と、熟して居ただけだったんだ。
 誰から、如何思われ様とも…。
 自分自身の遣りたい様にして居た。
 結果、大学を卒業する事は、先延ばし状態だったんだ。
 親父の本来の思惑は、3年で、俺が大学を卒業して、MBAを取得して、ビジネスでも、
 其れ成りの結果を残させるつもりだったみてぇだな。
 けど…。
 俺は、親父だけじゃ無く、ババアの思惑にも乗る事は無かった。
 其れで、ババアが、目を覚ましたんじゃねぇか?
 “俺には、あいつが必要だ‼”って事を…。」


其処で、総二郎は、そんな司の決心に、言って除けるのだった。


「其れも此れも…。
 牧野のお陰か?
 やっぱり、司には、『牧野』…何だな。」と…。


其処で、あきらは、司に、尋ねるのだった。


「で、牧野には、会わずに、NYに戻るのか?」


だからだったのだろう。
司は、あきらの言葉を聞いて、此処で、告白する気に成ったのだった。


「美桜だけじゃねぇよ‼
 『潤』共…。
 会わずに、行く。」


そんな司の言葉に、先ず、声を発したのは、あきらだった。


類は、司からの発せられた名前に、驚愕で、寝転んで居たソファから、飛び起きる程…。
衝撃を受けて居た。


総二郎は、口をあんぐりと開けたまま…。
言葉が出て来ない様子だったのだ。


「司…。
 『潤』って…。
 誰だよ?」


なので、司は、F3には、進に送ってもらった『潤』の画像を魅せ乍ら…。
言って除けるのだった。


「俺の息子…。
 俺と美桜との間に産まれた息子の名前…。」


此の時のF3の顔は、圧巻だった。


所謂、三人が三人共…。
開いた口が塞がらない状況だったのだ。


其れに、F3は、既に、司から聞いて居たのだ。
滋が拉致ったクルーザーの中で、司と『牧野つくし』が、其の時に如何いう関係に成って居たのかを…。


だからだったのだろう。
類は、驚愕と共に…。
司を責め始めたのだった。


「司…。
 本当に、牧野とは、同意の下だったんだろうね?」


だが…。
司にとっても、今の美桜に、確認する事が出来ないのだ。


今の美桜には、『牧野つくし』としての記憶が、存在して居ないのだ。
当然と云えば、当然な事だったのだ。


だから、司にとっては、其の時に、つくしが言った言葉を思い出し乍ら、類に返答するしか無い司だったのだ。


「そうだったのかも知れねぇし…。
 違うと言えば、違うのかも知れねぇ‼
 けど…。
 偶然だったとしても、“俺は、あいつを俺の女にしてぇ‼”って、何時も、思ってた。
 だから、あいつの裸を見た時…。
 逸る気持ちを抑えられなかったのは、事実だ。
 だから、俺の責任で、間違いねぇ‼」


だが、総二郎は、司に言って除けるのだった。


「『牧野つくし』としての記憶がねぇ『牧野』が、良く、産む気に成ったよな?」


そんな総二郎の言葉に、司は、頷き乍ら、話しし始めるのだった。


「進が言うには…。
 美桜は、“産みてぇ(たい)‼”と、言って利かなかったらしい。
 でも、身体が、不安定なまま、『潤』を産んだせいで、一時は、危なかったらしい。
 けど…。
 古菱社長と進が、助けてくれたらしいが…。」


そんな司の話しを聞いて、あきらは、しみじみと、言って除けるのだった。


「牧野には、本能が、そうさせたんだろうな?」


なので、此の時の司は、俯いて、言って除けるのだった。


「ああ。」と…。



だが、此の時のF3は、司が見せて来た携帯画像の『潤』を、更に、良~く見て、思うのだった。


“司のDNAは、強力らしいな(ね)‼”と…。
 


そして、また、美桜の画像を見て居た類は、何処か?
寂しさを募らせて居たのだった。


何故なら、美桜の雰囲気は、『牧野つくし』とは、何処か?
違って居る様にも、類には、思えたからだったのだ。

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