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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  48.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  48.』は、一部の言葉に、不快に成る
 やも知れない言葉が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓は、揃って、NYから日本に、出張と称して、帰国したのだった。


其れは、古菱親子(古菱社長 と 進)に会う為だったのだ。
唯、会う為だけでは無く、進に許しを請う為だったのだ。



そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓は、会食場所として、メープルの個室を用意したのだった。


そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓が、メープルに到着して、暫くしてから、古菱親子(古菱社長 と 進)は、メープルに到着したのだった。


進にとっては、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保とは、初めての対面だったのだ。
だが、進にとっては、司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓とは、久し振りに会うのだった。


其れは、嘗て、『牧野つくし』が、司を誘惑して、司とつくしが付き合って居ると勘違いして居た楓が、秘書(西田)を伴い、手切れ金を持参して、其の当時、社宅に住んで居た牧野家に現れた時の事だったのだ。


其の時の楓は、牧野家に対して、『罵詈雑言』…とでも言うべき、悪口を並べ立てて罵って居たのだ。
所謂、其の時の楓は、誰もが、耳を塞ぎたく成る様な言葉を並べ立てて罵って居たのだ。


其の当時の楓は、つくしの母親(牧野千恵子)が、『玉の輿』を狙って、つくしの高校受験先に、英徳学園を選んで居た事を知ったのだ。


そして、英徳学園に入学したつくしは、高校2年生の時に、其の当時、高校3年生だった司と巡り合ってしまったのだ。


なので、楓は、つくしも、“『玉の輿狙い』で、司に近付いた‼”と、勝手に、結論付けて居たのだ。
だからだったのだが、実は、つくしの本質を見抜けなかったのは、楓の方だったのだ。


何故なら…。
其の当時のつくしは、司を避けて居たのだ。


だから、誰が、如何、観ても、つくしが、司を誘惑したのでは無く、司が、つくしに、アクションを掛けて居たのだ。
所謂、司が、一方的に、つくしに惚れたのだ。


だが、其の当時の英徳学園の女子生徒にとって、つくしは、邪魔な存在だったのだ。
特に、其の当時のつくしの同級生のリリーズの3人組で在る 浅井百合子・鮎原えりか・山野美奈子に関しては、妬み・嫉み・嫉妬から、有る事無い事、嘘のオンパレードだった事は言うまでも無いのだが…。



なので、本来なら、進と会う事は、気拙い筈の楓だったのだ。


だが、“此処で、逃げれば、一生、司は、抜け殻に成ってしまう。”と、楓は、自身の行いを、詫びるつもりで居たのだった。


なので、楓は、進と、挨拶を交わす為に、進に声を掛けたのだった。


「進さん…。
 ご無沙汰して居たわね。
 お元気でした?」


なので、此の時の進は、社交辞令での会話を発するのみだったのだ。


「はい。
 お陰様で…。」


そんな進の顔の表情を読み取った楓は、進に、柔らかく言葉を発するのだった。


「進さんは、お姉さんの事が有るので…。
 私(わたくし)の事を、良くは思って居らっしゃらないわよね?」


なので、進は、はっきり、楓に返答するのだった。


「はい、そうですね。
 普通は、過ぎた事だと思うのでしょうが…。
 私には、そうは、思えません。
 牧野の両親は、姉に苦労を掛けた事で責任を感じて、ショックから病に掛かり…。
 相次いで、亡く成りました。
 また、姉も、『牧野つくし』としての全ての記憶を失くす結果に成りました。
 唯、姉と私が、救われた事は、古菱の両親に、出会えた事です。
 もし、古菱の両親に出会えて居なければ、姉と私の姉弟は、今頃、如何成って居たか?
 分かりません。
 ご承知の通り…。
 其の当時の姉は、ご子息の息子で在る 『潤』を妊娠して居ました。
 そんな状況の姉を抱えた其の当時の私に、何が、出来たのでしょうか?
 其の当時の私は、まだ、中学校の卒業を控えて居た15歳だったんです。」


其処で、進は、話しを区切ったのだった。


此の時の進は、其の当時の事を思い出して居たかの様に、言葉に詰まり始め、話しが出来ない状況だったのだ。
なので、進の代わりの様に、古菱社長が、話しし始めるのだった。


「楓さん…。
 其の当時の私は、世間から、話しを聞いて居ただけだったので、高校生当時の司君と
 『牧野つくし』の事は、良くは知らない。
 だが、貴女が犯した行為は、若干 17歳の少女にするべき行為だったのだろうか?
 貴女は、『牧野つくし』に、息子で在る 司君を取られると、思ったのでは無いかな?
 所謂、『牧野つくし』に、貴女は、嫉妬したんじゃ無いのかな?
 だとしたら…。
 貴女は、許されるべきでは無い。
 今の『牧野つくし』に、貴女は、謝る事は出来ない。
 既に、『牧野つくし』は、もう、此の世に居ないのだ。
 現在の『牧野つくし』は、『古菱美桜』なのだ。
 そして、私の娘なのだから…。」
「………」


此の時の楓には、言葉が出て来なかったのだ。
何故なら…。
古菱社長が、発した話しの内容は、全て、当たって居るのだから…。


なので、楓の代わりの様に、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保が、話しし始めたのだった。


「古菱社長…。
 そして、進君…。
 何と、お詫びをして良いのか…?
 本当に、申し訳ない事だと思って居ます。
 此の償いは、必ずさせて頂きたいと思って居ます。
 進君さえ、許してくれるのなら…。
 牧野のご両親のお墓参りに行きたいとも考えて居るんだ。
 其れには、進君の許しが必要だと考えて居る。
 如何だろうか?」


だが、進は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓にとって、強烈な言葉を発したのだった。


「お二方にお参り頂いても、牧野の両親が喜ぶとは、とても、思えません。」


だが、此処で、やっと、司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓は、進に、詫びの言葉を発するのだった。


「進さん…。
 私(わたくし)は、牧野家の皆さんに対して、申し訳無く思って居ます。
 本来なら…。
 牧野のご両親 と 『牧野つくし』さんに、謝るべきだと思います。
 でも、其れは、今のままだと、叶わない。
 だから、私(わたくし)が、牧野のご両親のお墓参りに行く事を許して頂けないかし
 ら?
 そして、現在は、『牧野つくし』さんに詫びる事が出来ないのなら…。
 美桜さんに償わせて頂けないかしら?」
「………」


だが、此の時の進は、楓の顔を、じーっと、唯、観て居るだけだったのだ。
所謂、一切、楓には、返答しない進だったのだ。


何故なら…。
進は、楓の真意が、何処に有るのか?
確認したかったからなのだ。


なので、古菱社長が、此処で、話しし始めるのだった。


「楓さん…。
 貴女は、如何遣って、美桜に詫びを入れるつもりなのかな?
 今の美桜には、『牧野つくし』としての記憶は無いんだよ。
 無謀にも、程が有るだろう?」


だが、楓は、古菱親子(古菱社長 と 進)に、分かってもらう為に、話しし始めるのだった。


「もし、司と美桜さんが、お付き合いをして、結婚と成っても…。
 私(わたくし)は、今後、一切、司と美桜さんの事に関しては、口出ししませんわ。
 勿論、孫の事に関しても、口出し致しません。
 もう、司と美桜さんの二人に関して、干渉致しません。」


なので、古菱社長は、楓に、確認するかの様に言って除けるのだった。


「其れは、司君と美桜の件に関しては、『古菱家』主導の下…。
 『古菱家』に任せてもらって良いと言う事かな?」


なので、楓は、古菱社長に、宣言するかの様に、言って除けるのだった。


「はい。
 何方にしても、私(わたくし)は、NY在住ですので、司の事も含めて、『古菱家』に
 お任せ致さねば成らないと存じます。
 唯、お許し頂けるの成らば…。
 日本に帰国した際に、孫には、会わせて頂きたいと存じます。」と…。


其処で、古菱社長は、考えたのだった。


何故なら…。
確実に、古菱社長の妻で在る 古菱夫人は、娘と成った美桜を、手放す事等、出来る筈が無いのだ。


だから、古菱社長にとって、楓からの宣言は、有難かったのだ。


なので、古菱社長は、進に、目線で、合図を送るのだった。


“了承しろ‼”と…。


なので、進は、そんな古菱社長の目線に気が付き、頷くのだった。


そして、古菱親子(古菱社長 と 進)の二人は、楓に了承の意を告げるのだった。


「進も、了承で良いな?」
「はい。」と…。


なので、古菱社長は、司と会う事にも、了承したのだった。


「分かった。
 司君にも会う事にしよう。
 だが、美桜の件に関しては、かなり、注文を付けさせてもらうがな。」


なので、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長の楓は、古菱社長の言葉に、了承するのだった。


「「賜りました。」」と…。


そして、古菱親子(古菱社長 と 進)は、司と会う事に成ったのだった。

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