tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

今更…<総優>  36.




話しが、脱線して、在らぬ方向に向かい、危うく、あきらは、疑いを掛けられそうに成って居たのだった。


なので、あきらは、本来の方向に、話しを向かわせる為に、総二郎に声を掛けるのだった。


「で、如何するんだ?
 桜子に、訊かせるか?」


だが、総二郎は、思って居たのだ。
つくしと優紀の決定的な違いを…。


なので、総二郎は、あきらに話しして聞かせて居たのだった。


「否…。
 俺が、優紀に、話しするわ。」


そんな風に言って除ける総二郎に、あきらは、首を捻り乍ら、訊き始めるのだった。


「総二郎に、何か、良い策でも有んのか?」


だからだったのだろう。
総二郎は、あきらに、更に、話しし始めるのだった。


「まあ、策という訳じゃねぇんだけど…よ。
 牧野と優紀とでは、決定的に、違う所が有んだろ?」


そんな総二郎に、あきらは、『Why?』のポーズをして魅せたのだった。


所謂、あきらは、つくしと優紀の決定的な違いが分かって居ないのだ。


だから、総二郎には、『Why?』のポーズをして魅せたあきらだったのだ。


なので、総二郎は、続けて、話しし始めるのだった。


「牧野は、頑固というか?
 言い出したら、誰の話しも聞かねぇ所が有んだろ?
 だが、優紀は、結構、周りを観てんだよ。
 だから…よ。
 優紀は、周りの意見を、呑み込む事が出来んだよ。
 所謂、優紀には、柔軟性が有るって事だ‼
 だから、優紀の方が、まだ、牧野よりは、素直って、訳だ‼」


あきらは、総二郎の意見に、賛同だったのだ。


だから、あきらには、総二郎に、言えた言葉だったのだ。


「成程…な。
 そう云えば…。
 そうかも知んねぇな。
 優紀ちゃんは、確か?
 姉妹でも、下だったよな?」


なので、総二郎は、優紀から聞いて居た話しを思い出し乍ら、あきらに返答するのだった。


「ああ。
 確か、そうだったわ。」


なので、あきらは、更に、続けて話しし始めるのだった。


「だろ。
 で、牧野は、姉弟では上の立場…。
 そう言う処も有んのかも…な?
 牧野は、しっかり知ってけど…よ。
 誰にも、頼らず…。
 何でも、一人で、遣り遂げ様とすんだろ?
 本来なら…。
 牧野は、『一人でも生きて行けるタイプ』…って、感じだよな。
 でも、優紀ちゃんは、そんな感じじゃねぇもんな。
 どっちかって、云えば…。
 優紀ちゃんは、頼り無げに、観えるもん…な。」
「………」


そんな風にあきらから、優紀の話しを聞かされると、思っても視なかった総二郎は、不機嫌な顔付きに成るのだった。


そんな総二郎の顔付きを観たあきらは、また、要らぬ疑いを掛けられそうに成って居る事に、気が付いたのだった。


あきらは、思うのだった。


“今の総二郎は、まるで、司だよな⁉”と…。


だが、何の返答もして来ない総二郎を目の前にして、あきらは、また、話しの内容の方向転換をするのだった。


「で、総二郎は、優しい優紀ちゃんの心を利用すんのか?」


なので、総二郎は、あきらを睨み付け乍ら、返答するのだった。


「うっせぇ~よ。
 優紀の名前は…な。
 優紀の名前の一文字が、優しいの『優(紀)』だから…よ。
 優紀は、『優しい』んだよ。
 其処が、牧野とは、違ぇの‼」


だが、あきらは、総二郎に、話しするのだった。


「総二郎…。
 お前…さ。
 其処まで、牧野の事を悪く言ってて良いんかよ?
 司に怒られんぞ‼
 其れに、司と牧野のお陰で、優紀ちゃんは、助産師に成れたんだよな?
 まあ、総二郎にとっては、司と牧野には、感謝だよな?」


なので、総二郎は、あきらに、返答するのだった。
総二郎は、気拙そうに、返答して居た事は言うまでも無いのだが…。


「まあ~な。」


なので、其の後の総二郎とあきらは、作戦を立てるのだった。
優紀が、総二郎から逃げられなく成る様に…。



そして、其の後の総二郎は、優紀に、例の話しをし始めるのだった。


「優紀…。
 正直に、答えてくれ‼
 司に、学費を借りてんだよな?」


総二郎は、此処でも、司と同じだったのだ。


所謂、総二郎は、直球でしかモノが言えなく成って居たのだった。
優紀限定と言う事は否めないのだが…。


だが、優紀は、違う意味で、驚愕だったのだ。


「何故…。
 其の事を、総二郎さんが知ってるんですか?」


なので、総二郎は、優紀に、言って除けるのだった。


「何故って…。
 司から、聞いたからだ‼
 俺は、怒ってる訳じゃねぇ。
 俺と優紀が、再会する前の事だ。
 けど…よ。
 俺は、優紀の口から聞きたかった。
 優紀が、自分自身の力で返してぇという気持ちには、賛同する。
 けど…な。
 俺と優紀は、付き合ってる。
 否…。
 俺は、優紀の婚約者だと思ってる。
 なのに…。
 俺には、内緒なのか?
 司と約束したのは、牧野に言わねぇって事だろ?
 じゃあ、俺には言えんだろ?
 何故、俺には、言えねぇんだよ?
 俺は、お前の為に、何かしてぇんだよ。
 俺は、お前の為なら、何だって、遣って遣る。
 そんなに、俺は、お前にとって、頼んねぇか?」


総二郎の心の叫びが、優紀に、向かってしまったのだった。


だが、此の時の優紀は、そんな総二郎に対して、困惑して居たのだった。



<此の二次小説『今更…<総優>  36.』は、切りが良い為に、短めに成っておりま
 す事をお詫び申し上げます。>

×

非ログインユーザーとして返信する