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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  40.



優紀は、ノックして、主賓室に入って来たのだった。


其の時の優紀は、自身の目を疑う程…。
驚愕して居たのだった。


何故なら…。
目の前に、総二郎が居たからだったのだ。


其れだけじゃ無く…。
司も居たのだ。


優紀の心の中では、驚愕処では無かったのだ。
戸惑って居たのだった。


そんな優紀に、総二郎は、声を掛けたのだった。


「優紀…。
 こっちに来い‼」と…。


だが、此の時の優紀は、一歩も、足が動かなかったのだ。


だから、総二郎が、ソファから立ち上がり、優紀の腕を掴んで、移動させたのだ。


そして、優紀を、自身の横に座らせた総二郎だったのだ。


そんな総二郎の行動を、ニヤニヤし乍ら、観て居る者が居たのだった。


そうなのだ。
司だったのだ。


そんな司を睨み付ける総二郎だった事は言うまでも無いのだ。
だが、司には、そんな総二郎の睨みにも堪えて居ない様子だったのだ。
だから、更に、司を睨み付ける総二郎だったのだ。


そんな様子を観て居た司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 総二郎の父親で在る
家元だった事は言うまでも無いのだった。


また、そんな風に呆れて観て居る司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 総二郎の父親で在る 家元を、観て居た理事長だった事は言うまでも無いのだ。


なので、理事長が、此の場を取り纏め始めたのだった。


「では、皆様…。
 お話しを進めても、宜しかったでしょうか?」


其処で、全会一致で、話しを進める事に成ったのだった。



なので、またまた、理事長が、優紀に向かって、話しするのだった。


「松岡さん…。
 今後の事を…。
 どの様に考えて居ますか?」


そんな風に、理事長から聞かれた優紀は、総二郎の方を観て、分からないとでも言う様に、首を捻り乍ら、目線だけで、確認して居たのだった。


そんな優紀の仕草が可愛過ぎて、総二郎は、優紀を、此の場で、抱き締めたく成って居たのだった。


勿論、此の場で、優紀を抱き締めれば…。
此の場が、居た堪れなく成る事は予想出来るので、そんな事をする気の無い総二郎だった事は言うまでも無いのだが…。


なので、総二郎は、優紀に説明するのだった。
今、正に、此の場で、総二郎と優紀について話しをして居た事を…。
なので、驚愕してしまった優紀だったのだ。


そして、其処で、やっと、理事長が、云わんとしている意図が読めた優紀だったのだ。


なので、此の場に居る司の父親で在る 道明寺HD 会長の保 と 総二郎の父親で在る 家元…。
そして、司 と 総二郎…。
そして、理事長に…。
優紀は、自身の気持ちを、正直に、伝えるのだった。


「私は、道明寺さん と 奥様のつくしさんに、チャンスを戴いたと思って居ます。
 なので、折角、戴いたチャンスを、此の手から、逃したくは有りません。
 ですが…。
 今の私は、総二郎さんとお付き合いさせて頂いております。
 生半可な気持ちで、西門流 次期家元で在る 西門総二郎さんとお付き合いさせて頂い
 ておりません。
 今は、まだ、私自身…。
 結婚という気持ちには、至っておりませんが…。
 総二郎さんが、其の様に考えて下さって居る事は、嬉しく思っております。
 此れからの事は、未だ、考えられないのですが…。
 今の私自身にとって、何方も大切です。
 何方も失くしたく在りません。
 如何すれば良いのか?
 悩ましい所では有るのですが…。
 もし可能なら…。
 何方も、続けて行きたいと思っております。」


そんな優紀の本音を聞けた総二郎は、嬉しくて仕方なかったのだ。


総二郎自身…。
優紀から、別れを告げられる事も、密かに、覚悟して居たのだ。


何故なら…。
優紀にとっては、助産師の仕事を辞めたくないという気持ちの方が、総二郎に対する気持ちよりも、勝って居ると思って居たからだったのだ。


だが、“何方も失くしたく無い。”と、優紀から聞けた事で、総二郎は、返って、覚悟を決められたのだ。


だから、総二郎は、そんな優紀の想いを受けて、話しし始めるのだった。


「俺も、優紀との付き合いを失くしくねぇ‼
 今の俺にとって、優紀とは別れる事は出来ねぇ‼
 だから、親父…。
 さっきの話しを通してもらえねぇか?」


だが、総二郎の父親で在る 家元は、総二郎を諭し始めたのだった。


「総二郎…。
 其れには、優紀さんの気持ちを聞かないと、先には、進めないだろう。
 だから、優紀さんの気持ちを聞いてからにしようじゃ無いか?」と…。


なので、総二郎は、了承するしか無かったのだ。


「ああ。
 分かった。」と…。


総二郎の返答の言葉が聞けた総二郎の父親で在る 家元は、優紀の方を向いて、確認する様に訊くのだった。


だが、此の時の優紀は、不安に成って居たのだった。


だから、そんな不安そうにして居る優紀に気が付いた総二郎は、優紀の手を握って遣り、気持ちを落ち着かせる様に、仕向けるのだった。


そして、少し、気が落ち着いた優紀は、総二郎の握ってくれた手を離す事が出来ずに居たのだった。
また、総二郎も、優紀の手を話す気等、毛頭無かったのだ。


「優紀さん…。
 総二郎との付き合いを続けて行くと言う事は…。
 将来的には、結婚という話しに成るだろう。
 勿論、総二郎と結婚するという事は、優紀さんが、西門流 次期家元夫人に成ると言う
 事だ。
 其の事は、優紀さんも、理解してくれて居るんだよね?」


なので、優紀は、即答したのだった。


「はい。
 理解しております。」と…。


優紀からのそんな返答の言葉が聞けた総二郎の父親で在る 家元は、更に、優紀に、確認するのだった。


「優紀さんが、其の事を理解してくれて居るのなら…。
 言って於かなければ成らない事が有るんだよ。
 生半可な気持ちでは、西門流 次期家元夫人としては務まらない。
 また、助産師の仕事は、肉体的にも、精神的にも…。
 大変な仕事だ。
 助産師の仕事は、人の命が掛かっている。
 西門流 次期家元夫人の仕事も、助産師の仕事も、何方も、大変な仕事で在る事に変わ
 りはない。
 其のどちらも同じだけ、務めると成ると…。
 優紀さんの身体にも負担が掛かる。
 だが、優紀さんは、何方の仕事も、熟そうとするだろう。
 そんな無理強いを、優紀さんに強いる訳にはいかないんだよ。
 だから、私は、何方か選ぶ様に、優紀さんに伝えるつもりで考えて居た。
 だが…な。
 優紀さんの働き振りを、評価下さって居る理事長から、提案下さったんだよ。
 “道明寺総合病院が始まって以来のパート扱いとする事は如何だろうか?”と…。
 また、此の件に関しては、司君の父親で在る 道明寺HDの会長も、了承してくれた
 よ。
 如何かな?
 優紀さん…。」


また、理事長からは、総二郎の父親で在る 家元のそんな話しを受けて、付け加える様に、話しし始めるのだった。


「松岡さん…。
 私から、勤務形態について、説明させてもらうよ。
 其の後に、了承するしないは、決めてくれて良いから…。」


なので、優紀は、理事長に、返答するのだった。


「はい。
 分かりました。」と…。


其処で、優紀からの返答が聞けたと言う事も在り、勤務形態について、話しし始めるのだった。


「週2~3日程の勤務と成る。
 また、勤務時間も、日勤勤務だけと成る。
 次期家元夫人としての仕事の無い日を、予め、報告してもらって、松岡さんの勤務日を
 決める。
 勿論、現在の様に、担当を持つ事は難しく成るだろう。
 だが、遣り甲斐に変わりは無いと思う。
 此れで、如何だろうか?」


優紀は、驚愕して居たのだった。


何故なら…。
好待遇だからだ。


此処迄、考えてもらって、了承しないと成ると…。
総二郎とも、別れなくてはいけなく成ると感じた優紀は、了承するのだった。


「ご配慮下さり、有難う御座います。
 其のお話しをお受けしたいと思います。」


そして、優紀は、感謝するのだった。

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