tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  60.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  60.』は、一部の言葉に、不快に感じ
 るやも知れない言葉が入っています。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



其の後…。
ダイニングを出た潤は、執事の下に向かって居たのだ。


そして、執事を見付けた潤は、執事に話し掛けるのだった。


「あのねぇ~。
 きょう(今日)…。
 パパが、ここ(此処)(古菱邸)にきて(来て)くれるんだって…。
 だから…ね。
 パパが、きて(来て)くれたら…。
 ぼく(僕)をよんで(呼んで)くれる?」


だが、此の時の執事は、潤からの申し出の内容に対して、不思議に思い…。
確認の意を込めて、潤から訊き始めるのだった。


何故なら…。
今までの潤は、潤にとって、祖父に当たる 古菱社長に対しても…。
進に対しても、お出迎え処か…。
お見送りもした事が無かったのだ。


勿論、潤にとって、祖父に当たる 古菱社長の出勤時間は、通常、まだ、潤が寝て居る時間帯に、出勤する事も在る。


また、潤にとって、祖父に当たる 古菱社長の帰宅時間は、通常、潤が寝てしまった後に、帰宅する事の方が多いのだ。


だが…。
進の時でも、潤は、お見送りも、お出迎えもして居なかったのだ。


其の潤が、執事へ申し出を行った(おこなった)のだ。
此の時の執事が、不思議に思っても、致し方ないと云えたのだった。


「昨夜、お帰りに成られます時に…。
 潤坊っちゃんの御父上から、本日もお越しに成る旨は…。
 執事も、潤坊っちゃんの御父上より、お伺い致して折ります。
 ですが…。
 何時も、進坊っちゃんが、大学に通学為さいます時も…。
 また、お帰りの際にも…。
 潤坊っちゃんは、お見送りも、お出迎えも為さった事等…。
 御座いませんでしたね。
 また、進坊っちゃんが、お帰りの際でも、今までの潤坊っちゃんは、進坊っちゃんのお
 帰りを、お部屋でお待ちだったですよね?
 其れなのに…。
 また、“如何して…。”で、御座いますか?」


実は、潤の父親が誰で在るのか?
潤は、司から告白された事を、執事は、既に、進から聞いて知って居たのだ。



なので、此の時の潤は、そんな風に訊いて来る執事の返答に対して、楽しそうに…。
嬉しそうに…。
執事の問いに、答えるのだった。


「うん。
 パパは、べつ(別)なの。
 だって…ね。
 パパは、ぼく(僕)のパパだもん。
 だから…。
 ぼく(僕)は、パパをおむかえ(お迎え)したいの」と…。


なので…。
執事も、納得したかの様に、潤に、了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。



なので、そんな風に、執事から返答の言葉を貰った潤は、安心したかの様に…。
美桜と潤の部屋に、一旦、戻ったのだった。


何故なら…。
此の事を、潤は、美桜に、報告する為だったのだ。



一方…。
潤が出た後のダイニングでは…。
古菱姉弟の母親で在る 古菱夫人は、此の状況に対して、良い気持ちはして居なかったのだ。


何故なら…。
古菱姉弟の父親で在る 古菱社長が、まるで、司の事を認めたかの様な発言をして居るからだったのだ。


なので、古菱姉弟の母親で在る 古菱夫人は、自身の夫で在る 古菱社長に、言って除けるのだった。


「あなたは、楽しそうですわね。
 道明寺司さんの事を、御認めにでも成られたのですか?
 私(わたくし)は、決して、道明寺司さんを、美桜のお相手として、認める気等…。
 毛頭御座いません。
 あなたも、ご存知の筈じゃ御座いませんか?
 道明寺司さんの母親で在る 道明寺HD 社長の楓さんが、如何いう方なのかを…。
 自身のお嬢さんで在る 椿さんを、無理矢理、政略結婚させる様な母親ですのよ‼
 そんな母親を持つ道明寺司さんと美桜をお付き合いさせる事も、私(わたくし)は、決
 して、許せて居ないなのに…。
 結婚させる等と…以ての外ですわ。
 そんな母親を持つ道明寺司さんと、結婚すれば…。
 美桜は、きっと、苦しむだけですわ。
 私(わたくし)の娘に、其の様な苦労はさせられませんわ。
 あなたも、ご承知下さいませね。」


此の時の古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人の言葉には、納得したのだった。


何故なら…。
古菱夫人の美桜に対する『依存性』は、『依存症』と言っても、過言じゃ無かったからなのだ。


此の事は、進も、承知している処なのだ。


だから、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に言えた言葉だったのだろう。


「前にも、話ししたと思うが…。
 楓さんは、今後、もし、司君と美桜が付き合う事に成ったとしても…。
 “一切、口出ししない。”と、楓さんが、宣言した事を、私は、君に伝えただろ?
 君は、忘れたのかね?」


だが、古菱夫人は、自身の夫で在る 古菱社長に、言って除けるのだった。


「そんな風に、例え、楓さんが、仰っても、あの方ですから…。
 巧みな技で…。
 口八丁手八丁で、かわして来られるのでは在りませんか?
 楓社長は、私(わたくし)と違って、企業人で居らっしゃるんですのよ。
 其の辺は、お手の物でしょ?」と…。
 「………」


だからだったのだろう。
此の時の古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人には、一切、返答出来なかったのだ。


勿論、進も、苦笑いだった事は言うまでも無いのだ。



だが、此の時の古菱夫人は、自身の夫で在る 古菱社長からの返答の言葉が無かった事を、不満に思って居たのだったのだ。


だからだったのかも知れない。
古菱姉弟の母親で在る 古菱夫人は、手段に打って出る事にしたのだった。



先ずは、執事に、声を掛けたのだった。


「今日…。
 道明寺司さんが、お見えに成ったら…。
 私(わたくし)を呼んで下さるかしら…。
 宜しくお願いしますね。」


だが、執事は、返答に困るのだった。


何故なら…。
先に、潤と約束して居たのだ。


なので、此の潤との約束の件に関して、執事は、古菱夫人に伝えるのだった。


「実は…。
 既に、潤坊っちゃんとも、お約束させて頂いて居ります。
 ですので…。
 お話しは、其の後でも宜しかったでしょうか?」


だが、古菱夫人は、そんな執事に言って除けるのだった。


「潤よりも、私(わたくし)を優先にして頂戴‼
 潤には、其の旨を、私(わたくし)の方から伝えます。
 宜しくお願いしますね。」


なので、此の時の執事は、了承の意を、古菱夫人に伝えるしか無かったのだった。


「賜りました。」と…。


なので、此の時の古菱夫人は、執事が納得した事を、見届けた事で…。
其の後の古菱夫人は、或る場所に向かうのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  60.』は、切りが良い為に…。
 短めに成っております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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