tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  47.



総二郎と優紀は、道明寺邸に着いた時に、タマから声を掛けられて、リビングに通されたのだった。


其の後…。
司とつくしと…。
そして、司とつくしの息子で在る 翔が、リビングに現れたのだ。


其の時に、優紀は、司とつくしに、詫びの言葉を告げるのだった。


「道明寺さん…。
 つくし…。
 今回の件では、ご迷惑をお掛けする形に成ってしまって、申し訳御座いません。」



其の時だったのだ。
つくしは、クスクスと、笑い始めたのだ。


優紀にして視れば…。
何故、つくしが、笑って居るのか?
『??』だったのだ。


だから、優紀は、そんなつくしに、きょとんとした目で、観て居たのだった。



実は、此の時のつくしは、優紀の恐縮し切った顔付きに、優紀が、此処の処、謝ってばかり居る事を思い出して居たのだった。


優紀は、司とつくしに感謝して居るのだが…。
当の司とつくしにとっては、優紀が言う様に、其処まで、感謝される様な事はして居ないつもりなのだ。


寧ろ、司とつくしが、思って居るのは、“松岡(優紀)を引き込んでしまった。”と、思って居たのだ。


だから、つくしは、優紀が、司とつくしに恐縮する必要も無いし…。
其処まで、司とつくしに、詫びる必要性も無いと思って居るのだ。


だから、つくしは、優紀に、言って除けるのだった。


「ねぇ、優紀…。
 優紀が、助産師を目指す様に成ったのは、私の要望を受け入れてくれたからでしょ?
 だから、私が、司にお願いしただけ…。
 其処まで、優紀が、司と私に詫びる必要はないと思うんだけど…な。
 其れに、其処まで、優紀が、責任を感じる事も無いんじゃないの。」と…。


なので、つくしの後に、司が、付け加える様に、話しし始めたのだった。


「そうだぞ‼
 俺は、つくしの要望に応えて遣っただけ…だ。
 其れを言う成れば…。
 総二郎の方が、迷惑を掛けてんじゃねぇの?
 総二郎は、松岡を手に入れる為に、必死だったから…な。
 其れに、今回だって…よ。
 迷惑を掛ける事に成るのは、総二郎の方だろ?
 何で、松岡が恐縮して、総二郎の方が、平然としてられんだ?」


そんな司の物言いに、総二郎は、怪訝な顔付きに成り、総二郎は、司を睨み付けるのだった。


だが、司は、何一つ、そんな総二郎の態度にも、動じる素振りは魅せなかったのだ。


だが、司は、優紀に、付け加える様に、更に、言って除けるのだった。


「俺等 F4は、英徳学園 幼稚舎を入舎した時からの付き合いだ‼
 もう直ぐで、四半世紀じゃねぇか?
 其の間…。
 俺等 F4は、助け合って来た。
 だから、言える事…何だよ。
 迷惑だと思ったら…。
 俺は、何もしねぇよ。
 なぁ~、総二郎も、そうだろ?」


なので、総二郎も、司に返答するのだった。


「そうだな。
 けど…よ。
 云わせてもらって良いなら、言いてぇんだけど…な。
 迷惑を掛けられ通しだったのは、俺等は、俺等でも、F3だろ?
 所謂、類と俺とあきら…だろ?
 否…。
 専ら、俺とあきらだろ?
 で、迷惑の掛けっ放しだったのは、お前の方だろ?
 ちょっと、ここ最近、俺が、迷惑を掛けたくれぇで、フォローして遣ったみてぇな態度
 を取るんじゃねぇよ‼
 俺は、お前から、今までの分を返して貰ってんの‼」


そんな総二郎の言い分に、つくしは、笑い乍ら、司に言って除けるのだった。


「其れは、そうだね(笑)。
 司は、西門さんから、そう言われても仕方ないね。
 美作さんは、もっと、司から、迷惑を掛けられてるんじゃないの?」


なので、司は、父親だというのに…。
自身の息子の目の前で、不貞腐れた物言いで、言って除けるのだった。


「うっせぇ~よ‼」と…。



其処で、総二郎は、神妙な顔付きに成り、司に対して、そう言い乍らも、お礼の言葉を告げるのだった。


「けど…よ。
 優紀の事では、確かに、司と牧野には、世話に成って…。
 ほんと、感謝してんだわ。
 司が、優紀に援助して遣ってくれてなかったら…。
 今の俺と優紀は、存在して居ねぇと思うし…よ。
 サンキュな‼
 司…。
 牧野…。」


だが、司は、幼馴染で親友の総二郎に、返答するのだった。


「否…。
 総二郎は、ちゃんと、返すもんは返してんだし…よ。
 もう、其の事は、良いんじゃねぇ‼
 其れより、此れからの総二郎と松岡が、上手く遣ってくれれば…。」


だが、此の時の優紀は、優紀自身の思いを司とつくしに、伝えるのだった。


「そう仰って頂いて、感謝します。
 ですが…。
 例え、つくしの要望だったとしても、私は、道明寺さんから、援助して戴きました。
 其れに、もし、つくしが、道明寺さんに頼んでくれて居なければ…。
 きっと、私は、道明寺総合病院で、勤めて居なかったと思うんです。
 だから、道明寺さんとつくしには、感謝しか無いんです。
 其れなのに…。
 また、総二郎さんと私の記者会見の件で、ご迷惑をお掛けする事に成りそうで…。
 本当に、申し訳御座いません。」と…。


其の事で、司は、優紀を諭し始め、総二郎には、総二郎の方を向いて、言って除けるのだった。


「松岡…。
 俺等 F4&T4は、永遠の仲間だ‼
 だから、此れからは、他人行儀な事は言うんじゃねぇ‼
 良いか?
 松岡…。
 松岡が、他人行儀な態度を取れば…。
 つくしが、気にするだろ?
 長らく、松岡は、F3と、拘って来なかったから…。
 総二郎とこう成ったからと言って…。
 “即、切り替えろ‼”と、言っても、そう簡単じゃねぇ事も、分かってる。
 けど…な。
 “俺等 F4&T4は、仲間だ‼”って事を、常に、頭に入れて置け‼
 で、総二郎…。
 総二郎と松岡の記者会見の件は、俺も、親父から聞いた。
 で、何気に、あきらとの打ち合わせの時に、総二郎と松岡の記者会見の件を、話しした
 んだわ。
 そしたら…よ。
 “援護射撃じゃねぇけど…よ。
  類と俺も、参戦するか?”と、あきらが、言ってんだけど…な。
 総二郎は、如何してぇ?」と…。


なので、総二郎は、思うのだった。


“いざと成れば…。
 人数が多い方が、良いのかも知れねぇ‼”と…。


なので、総二郎は、司に、伝えるのだった。


「其の方が、良いのかも知れねぇな。」と…。


其処で、司は、総二郎に、確認するのだった。


「松岡の公表は、しねぇんだよな?」
「ああ。」


総二郎は、司に、唯、一言、返事するに留めたのだった。


だが、司は、総二郎に了承の意を求めたのだった。


「だったら…。
 つくしの事は、如何すれば、良い?
 つくしは、今や、『道明寺つくし』として、知名度も在る。
 親父が言う様に、松岡が、“つくしの幼馴染で親友だ‼”と、公表すれば…。
 間違いなく、松岡の名前は、バレる。
 しかも、“道明寺総合病院の看護師だ‼”と、公表すれば…。
 確実に、松岡の事を調べる輩も出て来るだろう。
 其処を如何するか?
 考えて於けよ‼」と…。


総二郎は、其処まで、考えが及ばなかった事を、反省して居たのだ。
其処は、司の事を、既婚者の先輩として、尊敬する総二郎だったのだ。


なので、総二郎は、司に返答するだけに留めたのだった。


「ああ。」と…。

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