tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  63.



リビングルームのドアを開けた人物とは…。


そうなのだった。
古菱社長だったのだ。


実は、進が、執事から、連絡を受けた時に…。
進は、先ずは、執事に、話しし乍らも、確認するのだった。


「俺は、母さんの様子が気に成るから…。
 母さんに話しして、一緒に、リビングルームに居る様にするよ‼
 父さんには、如何、伝えて居るの?」


なので、執事は、進に報告するのだった。


「旦那様には、美桜様が倒れられた事は、お伝えしました。
 ですが…。
 本日は、抜けられないご様子の様で…。
 何か有れば、秘書に、ご連絡する事に成っております。
 如何致しましょうか?」


なので、進は、執事に伝えるのだった。


「そう何だ‼
 分かった。
 取り敢えず、俺は、リビングルームに居るから…。
 父さんの秘書に伝えて…。
 “母さんが、道明寺さんを呼び出した。”って…。
 で、秘書から連絡が入って来たら…。
 一応、俺にも連絡を頂戴‼
 でも、母さんに気付かれたら、俺が、其処(リビングルーム)に居る意味も台無しだと
 思うから…。
 出来たら、LINEで報告してくれる?」


此の時の執事は、進が頼もしく成って来た事を痛感するのだった。


だからこそ、執事は、進に言えた言葉だったのだろう。


「賜りました。
 申し伝えさせて頂きます。」と…。


なので、進も、そんな執事に、言って除けるのだった。


「宜しくね。」と…。



なので、此の時の進は、唯、リビングルームに居て、自身の母親で在る 古菱夫人の動向を観て居たのだった。


其処に、執事から、進のLINEに、報告が、入って来たのだった。


『今から、旦那様が、お帰りに成られます。』と…。


なので、進も、執事に、返信するのだった。


『了解‼』と…。


そして、進は、自身の父親で在る 古菱社長にLINEを入れるのだった。


『今、何処?』と…。


其の後の古菱社長は、進に返信するのだった。


『リムジンの中だ‼
 何か、有ったのか?』と…。


其処で、進は、古菱社長のLINEに、返信を入れたのだ。


『今から、TELするから…。
 声を出さないで…。』と、入れ乍ら…。


此の時の進は、直ぐ様…。
古菱社長の携帯TELに、連絡を入れるのだった。


進は、唯、古菱社長に、連絡を入れたのでは無く…。
古菱社長の携帯TELに、進がTELを入れて直ぐ、古菱社長が、TELの通話をタップした事を確認して、スピーカーにしたのだった。


所謂、進は、自身の母親で在る 古菱夫人 と 司の会話を、スピーカーを通して、自身の父親で在る 古菱社長に聞かせて居たのだ。


そんな進の様子を、一切、気にも止めて居ないで在ろう 古菱夫人 と 司には、そんな進の行動に、気が付いて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
進は、ホッとして居たのだった。


其処に、進にとっては、待ち侘びて居た自身の父親で在る 古菱社長が、リビングルームに入って来たのだった。



そんな古菱社長の登場に、驚愕して居たのは、古菱夫人だけでは無かったのだ。
勿論、司も、驚愕して居たのだった。


だが、古菱社長は、飄々として居たのだ。


リビングルームに入って来た此の時の古菱社長は、センターに鎮座するかの様に、置いて在る 一人掛け用のソファに座るのだった。


所謂、古菱社長が座った此の席というのは、此の(古菱)邸の主人席なのだ。



そして、定位置に座った此の時の古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に言って除けるのだった。


勿論、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に向かって、話しして居た事は言うまでも無いのだ。


「一方的に、司君を攻め立てると言う事は、此の古菱邸の女主人で在る 君(古菱夫人)
 がする様な事では無いだろう。
 ましてや、他人から見れば…。
 格好の良いモノでは無いだろう。
 いい加減にしなさい。
 私は、君に伝えて居ただろ?
 司君と約束した美桜との3ケ月の件…。
 そして、楓さんとの約束の件について…。」


なので、古菱夫人は、言い辛そうに、古菱社長に返答するのだった。


「ええ。
 あなたから、伺って居ます。
 ですが…。
 私(わたくし)達の会話を、お聞きに成って居らっしゃったと言う事ですか?」


此の時の古菱社長は、自身の妻で在る そんな古菱夫人に対して、呆れて居たのだった。
だからこそ、古菱社長は、古菱夫人に言えた言葉だったのだろう。


「ああ。
 聞いて居た。
 だが、何故だ?
 何故…。
 司君を攻め立てる様な物言いに成るんだ?」


此の時の古菱夫人は、古菱社長に、何も、言い返せずに居たのだった。


だからだったのだろう。
古菱社長は、更に、自身の妻で在る 古菱夫人に言って除けるのだった。


「君は、美桜が倒れた原因を、司君に押し付け様として居たんじゃ無いのか?
 否…。
 道明寺家の責任にし様として居たんじゃ無いのか?」


なので、此の時の古菱夫人は、自身の夫で在る 古菱社長に、言い返せる筈等…。
無かったのだ。
所謂、古菱社長から言われている事は、事実の事だったのだから…。



だからだったのだろう。
此の時の進は、漸く…。
満を持して、口を開いたのだった。


「所謂…。
 母さんは、姉さんを、自身の傍に置く事で、安心したかったんだよね?
 長らく、自身の娘を手放して居た事で、姉さんに対して、執着して居たんだよね?
 でも、其の事が、姉さんの幸せに成るんだろうか?
 『子離れ』出来て居ない母さんと…。
 『親離れ』させてもらえない姉さん…。
 此れじゃあ、母さんと姉さんの何方も、不幸でしょ?
 其れに、潤だって…。
 漸く、父親と会えたというのに…。
 道明寺さん と 潤 を、無理矢理、引き剥がせば…。
 今後の潤は、間違い無く…。
 昨日以上に、道明寺さんを求める様に成るよ。
 其れに、きっと、潤は、母さんを恨む様に成ると思うよ。
 其れでも良いの?」と…。


其の時の古菱夫人は、進からの問いに、思うのだった。


“良い訳が無い‼”と…。


だが、此の時の古菱夫人は、其の事を口に出して云えなかったのだ。


云えば…。
間違い無く、自身が間違っている事を、認めなくてはいけなく成るのだ。


今の古菱夫人にとっては、此の状況は、耐え難い状況だったのだ。


何故なら…。
古菱夫人にとっての美桜は、心の支えだったのだ。
其の心の支えを、司に譲る覚悟が、未だ、出来て居ない古菱夫人だったのだ。


だが、進は、更に、自身の母親で在る 古菱夫人に言って除けるのだった。


「ねぇ~、母さん…。
 姉さんを、何時までも、『古菱邸』という籠の中に入れて置く寄り…。
 そろそろ、自立させて上げたら…。
 姉さんを、『籠の鳥』から、卒業させる時が来たんじゃないのかな?
 俺は、そう思うけど…。」と…。


此の時の古菱社長は、進の成長に、目を見張るのだった。

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