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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  64.




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  64.』は、一部の表現に、不快に成る
 やも知れないシーンが入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



進は、自身の母親に、更に、言って除けるのだった。


「母さん…。
 其れに…さ。
 姉さんは、姉さんに対する母さんの愛情は、十分、受け取って居ると思うよ。
 姉さんは、元々、そんな薄情な人間じゃないよ‼
 だから、そろそろ、姉さんを、陰から見守って上げて…。
 其れに…さ。
 此の先…。
 潤は、幼稚舎に通う事に成る。
 そして、幼稚舎を卒舎した後の潤は、初等部に上がる事に成るよね。
 そう成った時に…。
 此のままの姉さんだったら…。
 きっと、古菱邸の外から出る事を恐れると思う。
 そしたら…。
 潤の参観とか…。
 行事ごとには、誰が出席するの?
 潤にとっては、祖母に当たる 母さんが、出席するつもり…?
 其の時の潤の周りの子供達の大半は、母親が出席する事に成るよね?
 でも、潤には、祖母が出席して居ると言う事に成る。
 潤にとって、其れは、良い訳じゃ無い。
 所謂、そういう環境は、良い環境とは言えないよ。
 勿論、潤は、理解して居るよ。
 姉さんが、病気だと言う事は…。
 でも、子供って…さ。
 思ってしまうんだよ。
 “(古菱)邸では、母親が居るのに…。”って…。
 だから、此の今の古菱家の環境は、世間的にも、良い環境とは言えないんだよ‼
 母さん…。
 母さんなら、分かるでしょ?」


そんな進の様子をジーっと、観て居た此の時の古菱社長だけじゃ無く…。
司も、進の成長振りに、舌を巻く程だったのだ。


古菱社長は、勿論の事…。
司にとっては、中学生だった頃の進を知って居るのだ。


財閥の御曹司としての進の成長振りは、今後の進にとって、株を上げる事に成るのだった。



そして、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に対して、そんな進の後を告げるかの様に…言って除けるのだった。


「進の言う通りだな。
 此のままの美桜…成らば…。
 美桜だけじゃ無く…。
 潤も不幸に成る。
 君が、先ずは、母親として、祖母として…。
 変わる必要性が有るだろう…な。
 其れに、私は、今回、司君に感心して居るんだよ。
 司君は、過呼吸に関して、何方かで、勉強したんだろう。
 美桜が、司君と、初対面という形で、対面した時…。
 過呼吸を引き起こした。
 だが、其の時の進は、潤を抱き上げて居た。
 本来なら、其のまま、倒れてしまっても可笑しくない美桜を救って遣ってくれたらしい
 な。
 其れに、其の後の美桜は、過呼吸を引き起こす事は無かったらしいな。
 司君…。
 私は、司君に感謝して居るよ。」


古菱社長から、そう言われた此の時の司は、嬉しかったのだ。


何故なら…。
司は、“古菱社長から、嫌われている。”と、思って居たのだから…。


だが、其の古菱社長から、お礼を言われている司なのだ。
嬉しくない訳無いのだ。


だから、司は、古菱社長に、言えた言葉だったのだろう。


「いいえ。
 私は、美桜さんの為なら…。
 何でもするつもりで居ます。」


そう言った司に、古菱社長は、訊き出す様に、訊くのだった。


「何処で、修得したのだ?」と…。


そして、司は、迷わず、古菱社長に、返答するのだった。


「ドクターから、レクチャーを受けました。」と…。


だが、司の対応は、的を得た対応だった事を古菱社長は、進から聞いて居た事で、更に、古菱社長は、司に言って除けるのだった。


「そうか。
 だが、進が云うには、美桜への背中の摩り方が、“姉さん(美桜)の息遣いと合って居
 て、姉さん(美桜)にとっては、絶妙なタイミングでの摩り方だった。”と、言って居
 た。
 かなり、レクチャーしたのだろう?」


だが、司は、飄々と、古菱社長に、言って除けるのだった。


「私は、もう、此れ以上…。
 後悔したくないだけです。
 今までに、散々、後悔して来ました。
 美桜さんを失うかもしれないという恐怖と、戦って来たんです。
 此れ位の事は、何でも在りません。」と…。


だが、此の時の古菱夫人は、驚愕だったのだ。


何故なら…。
今までの美桜は、通常、美桜自身が知らない相手には、身体処か?
指一本、触れさせた事が無いのだ。


其れは、老若男女…関わらずだ。


だからだったのだろう。
古菱夫人は、不思議だったのだ。


だから、そんな古菱夫人は、進に向かって、言って除けるのだった。


「美桜が、道明寺さんに背中を摩らせたと言うの?」と…。


なので、進は、そんな自身の母親で在る 古菱夫人に、即答したのだった。


「うん、そうだよ。
 大人しくね。
 しかも、道明寺さんの掛け声に合わせて、呼吸も整えて居たよ。
 だから、其の時の姉さんは、事無きを得た。」
「………」


進からの返答に、古菱夫人自身は、驚愕処では無かったのだ。


此の話しが、何を意味しているのか?
悟った古菱夫人は、もう、何も、言葉に出来ずに居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の古菱夫人は、悟ったのだった。


“美桜が、必要として居るのは、もう、私(わたくし)では無いと言う事なのかも知れな
 いわね。
 そして、潤が必要として居るのも、潤にとっては、父親で在る 『道明寺さん』と言う
 事なのでしょうね。
 進が言う様に…。
 此れからの私(わたくし)は、美桜の母親として、美桜を、陰から、見守る事しか出来
 ないのかも知れないわね。”と…。


だが、そう思い乍らも…。
古菱夫人は、寂しさを募らせて居たのだった。



そう古菱夫人が、密かに、心の中で、思って居た時に…。
進は、或る提案を、古菱夫人に、話しし始めるのだった。


此の時の進の提案には、古菱社長は、感心するのだった。


だが、此の時の司にとっては、有り得ない提案だったのだ。


だが、進が、妥協案として、折角、提案してくれた話しを、無駄にする事の出来ない司にとっては、結局、此の妥協案を呑む事しか出来なかったのだ。


だが、了承の言葉を口に出す事の出来なかった司だった事は言うまでも無いのだ。



なので、此の話しは、美桜には、内密な話しと成り…。
司は、美桜には、内密な下…。
妥協案を遂行する様に、美桜の両親から、告げられるのだった。


此の状況を、喜んで良いのか?
悩み始める司だった事は言うまでも無いのだ。


“だが、遣るしかねぇのなら…。
 俺は、美桜を取り戻す事が許されたのなら…。”と…。


司は、思い直し、司の両親で在る 道明寺HD 会長の保 と 社長の楓には、内密な下…。
コトを遂行する事にしたのだった。



後々…。
司の母親で在る 楓が、騒ぎ始める事は、目に見えている司だったのだが…。



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>』は、切りが良い為に、短めに成っておりま
 す事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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