tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今更…<総優>  52.



婚約発表記者会見が終了して…。
漸く、平穏な日々が過ごせる様に成って来た頃…。


総二郎は、優紀に、話し掛けて居たのだった。


「なぁ~、優紀…。
 そろそろ、結婚式の内容も、詰めていかねぇと…だろ?」


優紀は、結婚式の件は、まだまだ、先延ばしにしたい処でも有ったので…。
優紀は、中途半端な返答を、総二郎に、返すのだった。


「う~ん。
 そうですね…?」


なので、そんな優紀に、総二郎は、呆気に取られるのだった。


何故なら…。
首を傾げ乍ら、総二郎に返答して来る優紀に…。
此の時の総二郎は、ノックダウン寸前だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、優紀に、甘い言葉での言い回しに成って居たのだった。


「何だよ?
 其の可愛らしさは…。」


優紀は、唯単に、返答の言葉を、如何するか?
悩んで居ただけなのだ。


優紀自身、『ぶりっ子』のつもり等…。
毛頭無いのだ。


だからだったのだろう。
そんな優紀に、総二郎は、思うのだった。


“此れだから…。
 天然は…。
 俺を翻弄するとは…。
 いい度胸じゃねぇのか?”と…。


だが、何故か?
此の時の優紀は、何かを察知したかの様に…。
総二郎に伝えるのだった。


「そろそろ、お食事の支度をしますね。」と…。


だが…。
総二郎には、分かり切って居たのだ。


“優紀が、何故、結婚式を先延ばしにし様としているのか?”を…。



だから、総二郎は、優紀に言えた言葉だったのだ。


「話しを逸らしてんじゃねぇぞ‼」と…。
「………」


なので、此の時の優紀は、下を向いたまま…。
何も、言えずに居たのだった。



だが、其の時に、ふと、総二郎は、結婚式繋がりという訳では無いのだが…。
総二郎と優紀が、再会してから、気に成って居た事を思い出したのだった。


だから、総二郎は、優紀に確認して視る事にしたのだった。


「なぁ~、優紀…。
 お前…さぁ。
 司と牧野の結婚式に来て無かったろ?」


だが、優紀は、総二郎に話しし始めるのだった。


「いいえ。
 出席してましたよ。
 但し、披露宴には、出席してませんでしたが…。」


実は、総二郎は、無意識だったのだが…。
此の(司とつくしの結婚式の)時にも、総二郎は、優紀を探して居たのだ。


だが、等々、其の時の総二郎は、優紀を見付け出す事が出来なかったのだ。


優紀との再会を楽しみにしている総二郎自身に、実は、総二郎自身が、一番、驚愕して居たのだった。


だが、優紀を見付け出す事が出来ず…。
がっかりした事を、総二郎は、今でも、覚えて居たのだ。


司とつくしの結婚式の出席に際して、優紀の事を思い出して居た其の当時の総二郎は、優紀の事を思い出した事にも、驚愕だったのだが…。
優紀を探して居る自分自身が、がっかりして居る事にも、驚愕して居たのだった。


だが、其の日以降も…。
総二郎は、優紀と再会する事が出来ず…。
何時しか…。
優紀の事を思い出す機会が減って居たのだった。


そして、優紀との再会…。


此の頃の総二郎は、思って居たのだ。


“やっぱ、俺と優紀は、繋がって居たのかも…な。”と…。


だからこそ、総二郎は、優紀に、更に、訊き出すのだった。


「(司と牧野の結婚式の時には)何処に居たんだよ?」と…。


なので、此の時の優紀は、白状する様に…。
総二郎に、話しし始めるのだった。


「チャペルの一番後ろの席に、一人で、居ました。
 滋さんと桜子さんからは、言われたんですけど…ね。
 “そんな所に、一人で居ないで…。
  こっちに、お出で(来て下さい)よ~。”と…。
 でも、其の頃の私は、F3の皆さんとは、まだ、お逢いしたく無くて…。
 一番後ろから、つくしの幸せを見届けられて、私も幸せだったんです。
 其れだけで、十分だったんです。
 だから、フラワーシャワーの時も、柱の陰から、観て居ました。
 其の様子を見届けて、私は、滋さんと桜子さんに、LINEを送って、其のまま、帰った
 んです。
 だから、其の後…。
 つくしが新婚旅行から帰って来たと報告を受けて、滋さんと桜子さんと一緒に、つくし
 のお祝いをしたんです。
 そして、其の時に、披露宴 と 新婚旅行のDVDを観せて貰えたので…。
 其れだけで、十分だったんです。
 勿論、F3の皆さんも写って居たので…。
 総二郎さんだけじゃ無く…。
 F3の皆さんが、お元気そうなのは、知って居ましたが…。」


だが、此の時の総二郎は、完全に不貞腐れて居たのだ。
所謂、拗ねて居たのだ。


だからだったのだろう。
総二郎は、拗ねた状態のまま…。
優紀に言って除けて居たのだった。


「あのなぁ~。
 俺は、司と牧野の結婚式の日にも、お前を探してたんだぞ‼
 お前が見付からなかった時のがっかりした俺のお前に対する気持ちは、如何してくれん
 だよ‼
 マジ…。
 信じられねぇわ。」と…。


だが、そんな風に、総二郎から言われた優紀だったのだが…。
此の時の優紀にして視れば…。
総二郎が、そんな風に、思ってくれて居る事を知らなかった訳で…。
優紀自身…。
総二郎の言葉を如何解釈すれば良いのか?
悩む程だったのだ。


だからこそ、優紀は、総二郎に言えた言葉だったのだろう。


「其の当時の私は、総二郎さんが、私を探してくれて居る等と…。
 思っても視なかったんです。
 其れに、(其の当時の)私は、皆さんとは、釣り合いの取れない一般人だったんです。
 今でも、釣り合いが取れているのか?
 不安なのに…。
 其れに、其の当時は、つくし や 滋さん や 桜子さん と一緒に居る自分自身に、
 驚愕する程だったんです。
 つくしとは、幼馴染で親友だし…。
 一緒に居る事は、当たり前だったんですけど…。
 でも、道明寺さんと、お付き合いをして居るつくしが、どんどん、洗練されて行く姿
 に、“つくしが、遠い存在に成って行くんじゃ無いか?”と、不安に成った事も有ったん
 です。
 其のつくしの知り合いだった滋さんと桜子さんと、高校生の頃から、仲間に入れてもら
 って居る自分自身に、如何すれば良いのか?
 自問自答して居た程だったんです。
 だから、F3の皆さんとお逢いする等と…。
 其の当時の私にとっては、雲の上の存在の方々にお会いする様なモノ…。
 だから、敢えて、お逢いしない方向で、つくしに頼んで居たんです。
 つくしも、私の想いを受け取ってくれて…。
 DVD鑑賞する事で、話しを進めてくれたんです。」


そんな話しを優紀の口から聞いた総二郎は、更に、不貞腐れたのだった。


何故なら…。
優紀が、総二郎自身に会いたがって居て欲しかったのだ。


其れが、『敢えて、お逢いしない方向で』と…。
つくしと優紀とが話しを合わせて居た等と…。
思いも寄らない総二郎だったのだ。


もし、総二郎に話しが伝わって居たのなら…。
総二郎は、“優紀と会える様に、動いて居ただろう。”と、思って居たのだった。


“そうすれば…。
 もっと、早く、俺は、優紀と再会出来て居たかも知れねぇ。”とも、思う総二郎だったのだ。

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