tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  4.



実は、滋の母親で在る 大河原夫人は、滋の司への気持ちを知って居たのだ。


其れに、滋の母親で在る 大河原夫人は、つくしと進姉弟の母親で在る 牧野千恵子の実姉なのだ。


自身の実妹で在る 千恵子が、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺楓と、幼少期の頃から、幼馴染で親友で在る事は、滋の母親で在る 大河原夫人にとっては、周知の事実だったのだ。


だが…。
其の事が分かって居る上で、滋の母親で在る 大河原夫人は、交流会で聞いて来た話しを滋に、話しして聞かせるのだった。


だが、滋は、つくしから、此の件を聞いた事が無いのだ。


実は、“従姉妹で在る つくしが、私(滋)に、其の事を言わない筈が無い。”と、思う滋だったのだ。


だからこそ、滋は、自身の母親に言えた言葉だったのだ。


「つくしは、其の事を知って居るの?」


なので、自身の実妹で在る 千恵子が、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺楓と、話しして居た内容を考慮して、滋に伝えるのだった。


「きっと、未だ、つくしは、此の件は、知らないと思うわよ。」と…。


だからだったのだろう。
滋は、自身の母親に、言って除けるのだった。


「司が、例え、つくしの事を好きでも…。
 つくしは、司の事を好きじゃ無いと思うんだよね?
 つくしから、そんな話しを聞いた事無いし…。
 私の従姉妹で在る つくしが、私(滋)に、其の事を言わない筈が無いでしょ。
 だから、私から、つくしに訊いて視るわよ‼」と…。


なので、滋の母親で在る 大河原夫人は、滋に伝えるのだった。


「もし、滋が、司君と結婚して、道明寺家と大河原家が、姻戚関係を築けば…。
 お父様が、お喜びに成るわね。」と…。


なので、此の時の滋は、自身の母親に、言葉無く、ニコッと、笑って魅せるだけに留めたのだった。



だが、一応、此の話しを、自身の夫で在り、滋の父親で在る 大河原社長に、報告する大河原夫人だったのだ。


実は、道明寺家と牧野家の繋がりは、先代からで在る事を、大河原社長は、知って居たのだ。


だからこそ、道明寺保と牧野晴夫が、親しい間柄で在る事も、承知して居たのだ。


其の事に関して、何時も、羨ましく思っていた大河原社長は、学生の頃から思って居たのだった。


“私も、同じ財閥系出身企業の御曹司なのだが…。”と…。


だからこそ、大河原社長は、娘の代で、道明寺家と繋がりを持ちたかったのだ。


だが…。
自身の妻で在る 大河原夫人の実妹の牧野千恵子が、道明寺保の妻で在る 道明寺楓と、幼馴染で親友だと言うのなら…。
夫婦で、幼馴染と言う事に成る。


と言う事は、道明寺家と牧野家の繋がりは、切っても切れない縁だと言う事に成るのだ。


だが、つくしが、司に興味が無いと言う事に成るのなら…。
“滋が入る余地が有るのかも知れない。”と、思い直す大河原社長だったのだ。



そして、滋は、久々に、つくしを大河原邸に誘うのだった。


そして、滋は、唐突に、つくしに、確認するのだった。
遠回りに、物事を進める事の出来ない滋は、直球で、物を言って来るのだった。


「つくし…。
 『道明寺司』の事を如何思う?」と…。


そんな滋からの直球な質問に、つくしは、戸惑うのだった。


だからだったのだろう。
深く物事を考えないで、つくしは、滋に、返答するのだった。


「えっ??
 “如何思う”って、訊かれても…。
 唯の幼馴染だとしか思って居ないよ。」と…。


そんな風に、言って来るつくしに、滋は、言って除けるのだった。


「そう何だ‼
 た・だ…の幼馴染。
 じゃあ…さ。
 私が、『道明寺司』に告白しても大丈夫だよね?」と…。


そんな滋に、つくしは、首を傾げ乍ら…。
訊くのだった。


「う~ん?
 其れって、如何いう意味?」


なので、滋は、未だ、理解されていないつくしに、話しするのだった。


「だ・か・ら…。
 私は、『道明寺司』の事が好きなの‼
 つくしが、『道明寺司』の事を、如何も思って居ないのなら…。
 私が、告白しようと思って居るの‼」と…。
「………」


だが、此の時のつくしは、そんな滋に思うのだった。


“滋お姉様は、如何して、そんな話しを私にして来るのだろう?
 変なのん。”と、思って居たのだった。


だが、此の時のつくしは、思っても視ない事が、自身の身体に起こるのだった。
所謂、つくしの身体に、思っても視なかった異変が起こるのだった。


実は、此の時のつくしの胸は、チクッっと、痛んで居たのだった。


勿論、つくしにとって、此の現象は、初めての事だったのだ。


つくしにとっての司は、近い存在過ぎて、実は、気が付いて居なかったのだ。
此の頃のつくしにとっては、司が、既に、気に成る存在に成って居た事を…。


つくしは、高校2年生に成った今…。
やっと、恋の痛みを覚える事と成ったのだ。



だが、此の心の痛みが、何なのか?
未だ、気が付かないつくしは、滋の発言が気に成り乍らも…。
何も言えずに居たのだった。


だが、滋は、何も言って来ないつくしに痺れを切らしたかの様に、つくしに、再度、訊くのだった。


「良いよね?
 つくし…。」


なので、つくしは、漸く、返答するのだった。


「うん。」と…。


つくしは、滋の従姉妹として、良~く、滋を理解して居たのだ。
言い出したら、周りが如何言おうと、聞こうとしないそんな滋の性格を…。


だからこそ、そう返事するしか無かったのだ。



なので、滋は、大喜びで、つくしに、抱き着くのだった。


そして、つくしに、お礼を言って除けるのだった。


「つくし…。
 有難う‼
 私の成功を見届けてね‼」と…。
「………」


だが、そんな滋には、返答する事の出来ないつくしだったのだ。


なので、頷くだけに、留めたつくしだったのだ。



そして、翌朝…。
滋は、英徳学園に着くや否や…。
司を探すのだった。


だが、まだ、来ていない様子の司に、滋は、呟くのだった。


“私が、こんなに早くに、来ているというのに…。
 一体、司は、何を遣っているのよ?”と…。


そして、其の日の滋は、一日中…。
ソワソワして、落ち着かない様子だったのだ。


勿論、つくしも、何か?
落ち着きがない様子だったのだ。



そして、滋は、放課後に成って、漸く、司を見付け出し…。
司に、告白するのだった。
直球勝負の滋らしく…。


「あのさ~。
 私…。
 司の事が好き…何だよね。
 司は、私の事を如何思う?」と…。


実は、司は、告白される事に慣れて居たのだった。


だから、滋に対して、何の感慨も無い司は、滋の事を突き放すかの様に、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 俺には、好きな女が居んだ。
 お前じゃあ…。
 駄目だ。
 あいつじゃなきゃあ…な。」


だが、此の時の滋は、飄々と、司に、言って除けるのだった。


「其れって…。
 つくしの事でしょ?
 でも、つくしは、司に、興味ないらしいよ。
 だから、私にしとけば…。」と…。


此の時の司は、そんな滋に、確信を突かれた事で、罵倒し始めるのだった。

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