tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  81.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  81.』は、私宅のPCの中で、非常事態
 が発生した為に、2020.8.14には、投稿出来ずに居ました。
 取り敢えず、起動出来ましたが…。
 未だ、『自動修復』出来ずにいます。
 なので、また、此の様な事案が発生しないとも限らない為…。
 本日、予定しておりました投稿分の『人間恐怖症…<つかつく>  81.』を、投稿
 致します。
 連続二話投稿に成ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司は、古菱社長に、懇願する様に、話しし始めるのだった。


「古菱社長…。
 本日は、ご相談が有り、お会い頂きました。
 実は、昨夜…。
 美桜さんに、私への想いを受け取ってもらえる様に、訴えました。
 其の時に、美桜さんより、言って貰えたんです。
 “もう少し、待って欲しい。”と…。
 ですが…。
 今迄と、同じ様な日々を過ごして居ても、何ら変わらないと思います。
 ですので…。
 私が、美桜さんと潤の部屋で、一緒に、過ごす事を許して貰えないでしょうか?」
と…。


だが、此の時の古菱社長の顔色は、良いモノでは無かったのだ。


其れは、司とて、分かり切って居たのだ。



だが、古菱社長は、司に言って除けるのだった。


「其れは、如何いう意味だ?」と…。


なので、司にも、言えた言葉だったのだ。


「『同棲』という意味です。」と…。


其処で、古菱社長は、司に話しし始めるのだった。


「司君…。
 私に、“司君と美桜との同棲を容認しろ‼”と、言って居る様にも、聞こえるが…。
 其れで、間違い無いのかね?」


だが、此の時の司には、古菱社長からの鋭い目付きにも、震える事は無かったのだ。
寧ろ、此の時の司には、“そう言って来るだろう。”と、思えて居たのだから…。


だからだったのだろう。
司は、臆する事無く…。
古菱社長に、向かう事が出来て居たのだった。


なので、此の時の司の古菱社長への返答の言葉は、至極当然の事だったのだ。


「はい。」と…。


其処で、古菱社長は、司に、更に、話しし始めるのだった。


「司君…。
 司君には、前科が在る。
 其の為に、潤が、授かったんだろ。
 だとすれば…。
 司君からの訴えは、『ノー』だ。
 私は、司君と美桜の同棲には、反対だ。」と…。


だが、此の時の司には、とても、引き下がれなかったのだ。


何故なら…。
此のチャンスを逃せば、二度と、美桜との同棲を許されないと思う司だったのだ。


だからだったのだろう。
司は、必死で、古菱社長に、訴えたのだ。


「古菱社長…。
 最終的なご判断は、私の話しを聞いてからにしてもらえますか?」


だからだったのだろう。
“司君にも、何か、そう思う気持ちが有っての事だろう。”と、思えた古菱社長は、司からの問いに、了承するのだった。


「分かった。
 言って視なさい。」と…。


なので、司は、話しし始めるのだった。


「はい。
 古菱社長が、私に、仰って居る意味も、全て、理解して居ます。
 ですが…。
 私は、美桜さんの気持ちが、私に向かうまでは、手出ししません。
 勿論、私も、男です。
 好きな女性が、私の傍に居て、気持ちが動かないと言うのなら…。
 其れは、異常かも知れません。
 でも、私は、美桜さんを傷付けたく無いんです。
 だからこそ、美桜さんの気持ちを手に入れるまでは、私は、美桜さんには、一切、手出
 ししません。
 其れは、お約束致します。
 今は、まだ、信じて貰ない事も承知して居ます。
 古菱社長が、仰る様に、私には、前科が在ります。
 だからこそ、今の私は、潤にも逢えた。
 ですが…。
 今の美桜さんには、其の当時の私への想いは、有りません。
 だからこそ、私は、今の美桜さんを傷付けたく無いんです。
 私は、もう、後悔したく在りません。
 私は、もう、美桜さんを失いたく在りません。
 だから…。
 如何か?
 私を許して下さい。
 古菱社長との約束は、絶対、守ります。
 お願い致します。」と…。


此の時の真剣な顔付きの司に、古菱社長は、司の美桜への想いを知るのだった。


所謂、司の美桜への想いが、どれ程、真剣なのかを知るのだった。


だからこそ、古菱社長は、司の懇願を了承するのだった。


「分かった。
 何か有った時は、司君の自己責任と言う事にしよう。」と…。


なので、司は、古菱社長に、礼の言葉を伝えるのだった。


「承知しております。
 了承下さり、有難う御座います。」と…。



そして、其の後…。
古菱社長から、自身の妻で在る 古菱夫人…。
そして、息子で在る 進…。
そして、執事と使用人頭にも、此の話しは、伝わったのだった。


だが、此の報告を、自身の夫で在る 古菱社長から受けた古菱夫人は、相当、怒って居たのだ。


「もし、また、美桜の身に、何か有ったら…。
 美桜が傷付くんですよ‼
 あなた…。
 良く、お許しに成りましたわね?」と…。


だが、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に、言って除けるのだった。


「司君は、美桜を傷付ける事は無いだろう。
 本当に、美桜を大切に思って居る事は、私には、見て取れた。
 司君は、真剣に、美桜を愛して居るよ。
 だから、大丈夫だろう。」と…。


此の時の古菱夫人は、納得出来なかったのだ。


だが、何れ、美桜が結婚する事に成れば…。
“其れは、司さんなのだろう。”と、思い始めていた古菱夫人にとっては、何処か?
心の奥底では、納得して居たのだった。



また、進にも、思えて居たのだった。


“結局…。
 義兄さんの姉さんに対する想いが、勝ったって事だろうな。”と…。



そして、古菱社長から、同棲を許された其の夜の司は、大荷物と共に、古菱邸に入ったのだった。


此の様子を観て居た執事と使用人頭にも、思う処は有ったのだった。
苦笑いと共に…。


“速攻、こう成ったという事なのか?”と…。



そして、此の時の司の様子と、司からの話しを聞いて、潤は、喜んで居たのだった。


「今日から、俺も、此処に住むから…な。
 古菱社長からは、既に、了承してもらって居る。」と…。


だが、此の状況に、一番、驚愕したのは、他でも無い美桜だったのだ。

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