tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  82.



だが、潤は、お風呂から上がった後のリビングルームで、司と美桜と一緒に寛いで居た時に、司が言った言葉に、大喜びだったのだ。


『今日から、俺も、此処に住むから…な。』



但し、最初、潤は、司が、何を言って居るのか?
実は、??だったのだ。


何故なら…。
潤には、『此処に住む』と言う言葉の意味に、今一、ピンっと、来て居なかったのだ。


だから、潤は、司に訊いて居たのだった。


「パパ…?
 『ここ(此処)にすむ(住む)』って、どういう(如何いう)こと(事)…?」


だからだったのだろう。
司は、笑い乍ら、潤に、説明したのだった。


「そうか(笑)?
 潤には、まだ、理解出来なかったか?
 あのなぁ~。
 潤…。
 パパも、今日から、ママと潤と一緒に、此処(美桜と潤の部屋)で、暮らすんだ。」と…。


なので、此の時の潤は、司の顔をジーっと、観て居たのだった。


何故なら…。
潤は、一瞬、其の意味さえも、理解出来なかったのだ。


だからだったのだろう。
司は、そんな潤の様子に、不安に成って居たのだった。


だが、此の後の潤は、瞬時に、理解出来たのか?
パーッと、顔付きが明るく成り、司に、言って除けるのだった。


「ほんとう(本当)に…?
 まいにち(毎日)、パパといっしょ(一緒)?」と…。


なので、司は、そんな風に、大喜びしている潤に、躊躇う事無く、言って除けるのだった。


「ああ。
 潤と、一緒だ‼
 じぃじからも、良いって、許して貰えたから…な。
 だが…な。
 パパには、仕事が有る。
 だから、其の日の仕事の後の夜は、此処(美桜と潤の部屋)に、帰って来て…。
 今迄通り、潤と一緒に、遊んだり…。
 風呂で遊んだりする。
 で、次の日の朝は、パパも、潤と一緒に、モーニングを食べる。
 パパには、出張の日も有るから…。
 全て、一緒という訳にはいかねぇが…な。
 其処は、今迄通りだ‼」と…。


なので、潤は、大喜びの状態のまま、司に返事するのだった。


「うん。」と…。


そして、其の後の潤は、司と一緒に、ベッドルームに入り、司が、潤を寝かし付けるというルーティンが如く…。
其の夜の潤は、安心したかの様に、眠りに付くのだった。



だが、其の後の司は、美桜に向かう必要性が有ったのだ。


何故なら…。
美桜が、不安な顔付きをして居たからだったのだ。



実は、司からの驚愕な言葉を聞いた後の美桜は、如何して良いのか?
分からずに居たのだった。


唯、司が言った言葉が、美桜の頭の中で、リピートされ続けて居たのだ。


『今日から、俺も、此処に住むから…な。
 古菱社長からは、既に、了承してもらって居る。』と…。



だからだったのかも知れない。
美桜の顔付きを観た司は、美桜が、何を考えて居るのか?
不安で仕方無かったのだ。


だからだったのだろう。
リビングルームに戻って来た司は、そんな美桜に、声を掛けたのだった。


「美桜…。
 何を考えてる?
 俺が、美桜と一緒に、住む事は、不安か?」と…。
「………」


だが、美桜は、司に、何も、返答出来ずに居たのだった。


何故なら…。
司が、言って来た事が、全てだったのだから…。


だからだったのだろう。
司は、続け様に、美桜に言って除けたのだった。


「美桜…。
 美桜が、考えて居る様な事は、俺は、ぜってぇ、しねぇ~。
 美桜を傷付ける様な事は、ぜってぇ、しねぇ~。
 俺は、美桜に誓う。
 其れは、俺の為でも有る。
 美桜を傷付ければ…。
 俺が、痛手を食う事に成る。
 だから…。
 俺は、美桜を傷付けたくねぇ。
 俺を信じてくれ‼
 勿論、美桜が、俺に、向いてくれた時は、俺は、美桜に向かうと思うが…な。
 だから、其れまでは、俺は、美桜の傍に、唯、居るだけで良いから…。
 美桜の傍に、唯、居させてくれ‼」と…。


だが、実は、美桜の不安は、其れだけでは、無かったのだ。


ベッドルームに置いて在る ベッドは…。
潤の子供用のベッド と 美桜のベッドだけなのだ。


“司さんは、何処で、寝るつもりなのだろうか?”と…美桜の頭の中では、考えあぐねて居たのだった。


だから、司からの宣言の言葉を聞いても…。
其れでも、美桜の不安顔は、解消されずに、居たのだった。


なので、司は、美桜のそんな不安顔を解消したくて、また、美桜に、確認する様に、訊くのだった。


「美桜は、俺が、美桜の傍に居る事は、不安か?
 今、美桜が、不安に思って居る事を、全て、聞かせてくれ‼
 そうじゃねぇと…。
 俺は、不安で仕方ねぇんだよ。」


其処で、やっと、美桜は、自身が、不安に思って居る事を、司に話しし始めるのだった。


「“司さんは、一体、何処で、寝るつもりなのか?”と、思ってしまって…。」


だが、此の時の司は、美桜が不安に思って居る事の意味を知り…。
漸く、納得出来て居たのだった。


そして、司は、真剣な顔付きのまま…。
美桜に、話しして聞かせるのだった。


「なぁ~、美桜…。
 俺が、美桜のベッドで…。
 美桜の隣で寝る事は、許せねぇか?」


だが、此の時の美桜は、司から、そんな話しを聞かされて、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
何を如何言って良いのか?
悩むしか無かったのだった。


其の時だった。
司は、美桜と横並びに座っているソファで、美桜の腕を引っ張って、自身に引き寄せて、抱き締めたのだった。


美桜は、一瞬、何事が起こったのか?
分からず…。
司に抱き締められた状態のまま…。
じーっとして居たのだった。


だが、美桜の心の中では、叫んで居たのだった。


“此れって…。
 如何いう意味…⁉”と…。


此の時の美桜は、司から、強く抱き締められて居た状態だったので、身動きが出来なかったのだ。


なので、美桜は、藻掻くまではいかないが…。
そんな司から、離れようとして居たのだ。


恐怖と云うのか?
美桜は、司の意図していた事の意味が分からず…。
“司さんから、一旦、離れたい。”と、思っての事だったのだ。


だが、司は、そんな美桜の気持ちを理解して居たので、美桜を自身から、引き剥がす事が出来ず…。
更に、強く抱き締めて居たのだった。


そして、美桜に、声を掛けた司だったのだ。


「美桜…。
 俺は、美桜と、こう遣って、抱き締め乍ら、眠りてぇ。
 勿論、寝て居る時は、こんなに強く抱き締める気はねぇ。
 けど…よ。
 俺は、美桜を、俺の腕の中で、抱き締め乍ら眠る事が、俺の夢だったんだ。
 そして、“おはよう‼”と、言い合って、二人一緒に、ベッドの中で、朝を迎えてぇと、
 何度、夢見て来た事か?
 唯、俺の夢を叶えさせてくれ‼
 唯、其れだけで、今は、幸せだから…よ。」と…。


美桜は、抱き締められ乍らも、司に、如何答えたら良いのか?
更に、悩むしか無かったのだった。


唯、其の時の美桜が、思っていた事は…。


“本当に、司さんは、其れだけで、満足するのだろう?”と、言う事だけだったのだ。


此の時の美桜が、そう思う事は、誰しも、仕方ないと云えた疑問だったのだ。


だが、美桜(=つくし)第一主義の司が、美桜を傷付ける等と…。
誰も、思わない筈なのだ。


だが、まだ、司の全てを知らない美桜にとって、そういう疑問は、仕方ないと云えたのだった。


だからこそ、此の時の司は、寄り一層、美桜を大切にする事を、美桜に誓おうとするのだった。

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