tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  84.



司が、潤との何時ものルーティンを熟した後…。
潤を寝かし付けた後の司は、お風呂上がりの美桜と、一緒に、リビングルームで、其の日の出来事等の話しをし乍ら、過ごしていた。
そして、司と美桜の其の後は、毎日、一緒のベッドの中で、夜を過ごす様に成って居たのだ。



そんな日々も、あれから、更に、1ケ月が経って居た。


実は、此れまでの司は、出張は、日帰り出張のみで…。
長期出張は、避けて来たのだ。


所謂、此れまでの司は、美桜と潤との時間を優先して来たのだ。



其の件に関しては、司の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保にしても…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓にしても…。
理解して居たのだ。


なので、長期出張の際は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保…。
もしくは、司の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓が、引き受けて来たのだった。


司の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保にしても…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓にしても…。
其の事自体が、司に対するお詫びのつもりで居たのだ。


司が、あの港で、暴漢に襲われた事は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保と司の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓の強引な経営に寄るモノだったのだ。


所謂、親が犯した過ちが、息子に向いてしまったのだ。


だからこそ、司の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保にしても…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓にしても…。
司の想いを貫かせるつもりで居たのだった。



だが、今回ばかりは、そうも言って居られない状況に成ったのだ。
司で無ければ、二進も三進も進まない状況と、成って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司には、一週間の長期出張のスケジュールが組まれたのだった。


司は、其の事を美桜と潤に、伝えなくてはいけないのだ。
だからこそ、此の時の司は、心苦しさを感じて居たのだった。



そして、其の夜の司は…。
美桜と潤に、報告するのだった。


「美桜…。
 潤…。
 明日から、俺は、長期出張に行く事に成った。
 明日から、一週間の予定で、出張に行って来る。
 悪ぃな。」と…。


司から話しを聞いた此の時の潤は、司にしがみ付いて離れなかったのだ。


唯、此の時の潤は、司が、もう、帰って来ないと、思って居たのだった。


だからこそ、潤は、泣き乍ら、司に、言って除けるのだった。


「パパ…。
 いっちゃあ(行っちゃあ)、いや(嫌)だ‼
 もう、パパは、ぼく(僕)のところ(所)には、かえってこない(帰って来ない)んで
 しょ?」と…。


だが、此の時の司は、しがみ付いて来る潤を、思いっ切り、抱き締めて遣り乍ら、言って除けるのだった。


「そんな訳ねぇだろ。
 パパは、潤の傍に、帰って来る。
 経った一週間だろ?
 潤は、男の子だ‼
 ママの事を頼んだぞ‼
 だから、泣き止め。」と…。


なので、潤は、そんな司に、抱き着いたまま…。
返答するのだった。


「うん。
 わかった(分かった)。」と…。



そして、司は、美桜に、伝えてから…。
潤をベッドルームに連れて行き、寝かし付けるのだった。


「美桜…。
 潤は、泣き疲れたのか?
 眠たく成って来た様子なので、俺は、潤を寝かせて来る。
 後で、話ししよう。」と…。


なので、美桜は、何時も、言わない事を言って来る司に、不思議に思い乍らも…。
頷いて魅せたのだった。


そして、司は、潤を抱き上げた状態のまま…。
ベッドルームに入ったのだった。



実は、此の時の美桜は、司の言って来た言葉の意図を考えて居たのだった。


だが、全く、意味の分からない美桜は、大人しくソファに座ったまま…。
司が、リビングルームに戻って来る事を待って居たのだった。



そして、潤を寝かし付けて、リビングルームに戻って来た司は、其のまま、美桜の座っているソファの横に、座ったのだ。


そして、司は、美桜の顔を見乍ら、言って除けるのだった。


「なぁ~、美桜…。
 あれから、更に、1ケ月が経った。
 美桜の気持ちは、俺も、理解している。
 けど…よ。
 そろそろ、俺への気持ちを聞かせて欲しい。
 俺も、そろそろ、辛ぇんだよ。
 俺が、一週間の間…。
 長期出張に行って居る間に…。
 美桜自身で、俺への想いを見詰めて置いてくれねぇか?」と…。


そう言われた美桜は、思うのだった。


“司さんは、何が、そんなに、辛いんだろうか?”と…。


所謂、美桜自身…。
司が、何故、辛いのかを理解出来ずに居たのだった。



実は、此の時の美桜の気持ちとしては…。
“司さんが、長期出張に行く事は、仕事で在って、仕方ない事…。”と、割り切って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の美桜は、司のそんな思いには、気が付いて居なかったのだ。


なので、此の時の美桜は、司には、こう言うしか無かったのだった。


「分かりました。」と…。



そして、此の日の司自身…。
何時も以上に、美桜に密着し様とするのだった。


此の司の行動には、驚愕の美桜だったのだ。


だが、此の時の司は、一週間だろうと、美桜と離れる事に、寂しさという寄り、不安な想いしか無かったのだった。


何故なら…。
少しでも美桜と離れれば…。
司にとっては、美桜が、自身(司)への想いを気が付かずに、見過ごされる様な気がして居たのだ。


此の頃の美桜が、毎日、司に抱き締められ乍ら、眠り付いて居るにも拘らず…。
“嫌がる素振りも魅せねぇのは、俺の事が気に成り始めて居るからじゃねぇのか?”と、司は、思い始めて居たのだった。


だからだったのだろう。
司は、“少しでも、自身の想いが美桜に伝わって欲しい。”と、思うのだった。


所謂、そう思い乍ら、司は、美桜を、抱き締め乍ら、眠りに着いたのだった。



そして、司は、朝早く、美桜と潤が、目を覚ます前に、美桜と潤の部屋を後にして居たのだった。


此の時の司は、後ろ髪を引かれる思いで居たのだった。


古菱邸を後にし様としていた司の心の中では、“美桜に、俺の想いが通じます様に…。”と、思い乍ら、西田が迎えに来たリムジンに乗り込んだのだった。

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