tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  87.



司は、其の夜…。
何時もの時間に、古菱邸に現れ…。
何時もの様に、潤との時間を過ごしていた。


唯、何時ものルーティンと違う事は…。
司は、美桜にだけ、話しするのだった。


「美桜…。
 今日は、潤を風呂に入れたら…。
 リビングルームに入らず、其のまま、潤を寝かして来る。
 だから…よ。
 美桜は、風呂に入らず、俺が、リビングルームに戻って来るまで、待っててくれ。
 良いな…。
 美桜…。」


司は、美桜の様子を窺うかの様に、美桜に伝えて居たのだった。


美桜は、何時もと様子の違う司に、困惑し乍らも…。
司からの申し出を、素直に、受け入れて居たのだった。


所謂、司が、リビングルームに戻って来る事を、一人、ソファに座ったままで、待って居たのだった。


そして、潤を寝かし付けた後に、リビングルームに戻って来た時の司は、そんな美桜を、愛おしく思うのだった。



そして、司は、何時ものルーティンの如く、リビングルームで、潤と遊んで遣った後は、潤をバスルームに連れて行くのだった。


其の時の司は、潤から観て居ても、何処か、何時もと様子が違う様に感じて居たのだった。


何故なら…。
司は、終始、ニヤニヤと、笑って居たのだから…。


潤からして視れば…。
そう思う事は、仕方なかったのかも知れないのだ。


そして、司が、『Changing room(脱衣室)』にて、潤の世話を焼いて居た時に…。
潤は、司の顔を、ジーっと、観乍ら、訊き始めるのだった。


「パパ…。
 いいこと(良い事)でもあった(有った)の?」と…。


だが、潤は、そんな司の様子に、首を傾げ始めるのだった。


なので、司は、潤に、言って除けるのだった。


「ああ。
 潤が、喜ぶだろう事が、バスルームの中で、有んぞ‼」と…。


潤は、司の様子を観て居て、不安そうにして居たのだが…。
司の言葉に、一瞬で、顔付きが変わったのだった。


だからだったのだろう。
潤は、司に、同じ事を訊くのだった。


「バスルームの中に、ぼく(僕)が、よろこぶ(喜ぶ)こと(事)が、ある(有る)んだ
 よね?」と…。


なので、司は、潤の頭を撫で乍ら、返答するのだった。
少しの罪悪感を、胸に抱え乍ら…。


「ああ。」と…。


そして、バスルームの中に入る為に、裸に成った潤は、慌てて、バスルームの中に入って行くのだった。


そして、バスルームの中で叫んで居る潤を、『Changing room(脱衣室)』から、ニヤニヤと笑って居る司も、潤に続いて、バスルームの中に入ったのだった。


そして、バスルームの中に入って来た司に、訊き始める潤だったのだ。


「この(此の)おおきい(大きい)のは、なに(何)?」と…。


そして、司は、潤の背後から、言って除けるのだった。


「あぁ~??
 エアーベッドだ。」と…。


だが、潤自身…。
『エアーベッド』自体が、如何言う物なのかを、知らないのだ。


潤自身…。
『エアーベッド』という物は、如何いう用途で使用するのかも、知らないのだ。


所謂、潤自身…。
初めて観る代物なのだ。


だからだったのだろう。
潤は、驚愕のまま…。
司に、訊くのだった。


「パパ…。
 『エアーベッド』って…。
 なに(何)?」と…。


なので、司は、思うのだった。


“そうか?
 潤には、分からねぇのか?
 じゃあ、遊び方を提案して遣ろう。”と…。


なので、司は、潤に、言って除けるのだった。


だが、司が、潤に教えた遊び方は、間違った遊び方だったのだ。


所謂、本来の『エアーベッド』の使用用途とは、全く、違った使い方を、司は、潤に、教えた事に成るのだった。


「潤…。
 エアーベッドの上に上って、飛んで視ろ‼」と…。


なので、潤は、司に返答してから…。
司から教えて貰った事が、本当の使い方だと思って居るので、教えられた様に、遊ぶのだった。


「うん。」


所謂、潤は、素直な子供だったのだ。



そして、此の時の潤は、大喜びだったのだ。


潤が、飛んで跳ねても、ビクともし無い『エアーベッド』に、興奮状態の潤だったのだ。


そんな潤の様子に、潤の父親として、顔が綻ぶ司だったのだ。



だが、本来、司が、此の『エアーベッド』を用意した理由は、他に有ったのだ。


其れは、司の為だったのだ。


だからだったのだろう。
司は、罪悪感を胸に、思うのだった。


“潤…。
 嘘を教えて、すまん。”と…。


だが、其の反面…。
潤が楽しそうに遊んで居る姿を観て居た司は、思うのだった。


“まぁ~、良いか?”と…。



そして、エアーベッドで、十分、遊んだ其の後の潤は、ベッドルームに戻って、潤のベッドに入っても、興奮状態が、中々、静まらなかったのだ。


なので、ベッドに入ってからの潤は、司に、何時までも、楽しかった話しを、興奮状態のまま、話しして居たのだった。


「とんでも(飛んでも)、だいじょうぶ(大丈夫)だったね。
 たのしかった(楽しかった)よ。
 パパ…。
 ありがとう(有難う)‼」と…。


だが、司にして視れば…。
そんな事よりも、潤を、早く、寝かせ付けたかったのだ。


だからだったのだろう。
司は、潤に、声を掛けるのだった。


「ああ。
 良かったな。
 今日は、遊び疲れたろ?
 明日も、遊べるんだ。
 早く、寝ねぇと…。
 朝が、起きれねぇぞ‼」と…。


だが、此の日の潤は、興奮状態のままだったのだ。
取り敢えず、遊び疲れて…。
興奮状態で、尚、疲れた潤は、漸く、眠ったのだった。
だが、此の日の潤の興奮状態は、結局、翌朝まで、続く事に成るのだった。


其れ処か…。
潤の夢の中にまで、出て来たのだった。



そして、此の事が切っ掛けで、次の日の朝…。
司は、古菱家の面々から、白い目で見られる事に成るのだった。


そして、司は、古菱社長から、事情を聞かれる事にも、成るのだった。

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