tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  15.



其れからのあきらは、自身の母親で在る 美作夢子からの伝言を、桜子に伝える役目を、担う事に成ったのだった。


所謂、自身の母親で在る 美作夢子➡あきら➡桜子と、まるで、伝言ゲームをしているかの様に、伝言を言付かる様に成って居たあきらだったのだ。


勿論、当初は、あきらも、拒んだのだった。


「桜子から、アドレスを聞いて居るんだろ?
 だったら…よ。
 LINEでもすりゃあ、良いだろ?」と…。


だが、其処は、あきらの母親で在る 美作夢子だったのだ。
そんなあきらを上手く誘導するのだった。


「あら…。
 あきら君は、桜子ちゃんと同じ英徳学園でしょ。
 どうせ、桜子ちゃんとは、英徳学園で会うんじゃ無いの?
 だから、桜子ちゃんに、伝えて置いて頂戴。」と…。



元々、あきらは、容姿だけでは無く…。
性格も、父親似なのだ。


そんなあきらは、頼まれれば、嫌と云えない所が有るのだ。


だからだったのかも知れない。
あきらは、自身の母親で在る 美作夢子にも、拒み切れなかったのだ。


で、あきらは、素直に、桜子に伝えて居たという訳だったのだ。


「桜子…。
 お袋からの伝言…。
 “今日も、(美作)邸に、いらして…。”だと…。」
「はい。」


桜子は、一応、あきらに返答するモノの…。
何時も、不思議に思って居たのだった。


“おば様から、LINEで、連絡下されば、良いのに…。”と…。


だが、其処は、桜子…。
あきらの母親で在る 美作夢子が、自身の母親の幼馴染で親友だと言う事を知って居るので、直接、言えないだけじゃ無く…。
拒む事も出来ずに居たのだった。


元々の桜子の性格は、策士の様でも、崇拝する人物には、尽くす所が有るのだ。


だからだったのかも知れない。
桜子は、自身を、娘の様に、可愛がってくれるあきらの母親で在る 美作夢子には、何も、言えずに居たのだった。



実は、其れ自体が、あきらの母親で在る 美作夢子の思惑だったのだ。


既に、母親を亡くして居る桜子にとって…。
幼少期の頃から、思いっ切り、人に甘えると言う行動を取った事が無いのだ。


唯一、桜子が、甘えられる肉親は、祖母だけなのだ。
其の桜子の祖母は、元々、躾けには、厳しい祖母だったのだ。


だからだったのだろう。
其の祖母にも、遠慮がちに甘えて来た桜子だったのだ。


勿論、桜子も、祖母の腕の中で、泣いた事も在るのだ。


其れは、例の司の件の時も、そうだったのだ。
其の時の桜子は、祖母の太股に顔を埋めて泣いて居たのだった。
其の時の桜子の祖母は、泣いて居る桜子の頭を、そーっと、撫でて遣って居たのだ。


だが、桜子には、祖母から甘やかされた経験が、全く無いのだ。


だからだったのだろう。
桜子は、あきらの母親で在る 美作夢子から、優しくされる事に、如何しても、戸惑ってしまうのだった。


人から優しくされる事に慣れていない桜子にとっては、当然な事だったのかも知れない。



だからだったのだろう。
あきらの母親で在る 美作夢子だけじゃ無く…。
あきらにも、また、何も言えずに居たのだった。


そして、桜子は、美作邸に、お邪魔する日々だったのだ。



そんな日々が続けば…。
流石に、優紀は、“如何成って居るんだろう。”と、不思議に思い始めたのだった。


だからだったのかも知れない。
優紀は、従兄妹で在る 類に、相談し始めるのだった。


「ねぇ~、類君…。
 ここ最近…。
 桜子ちゃんが、美作邸に通って居るみたいなのよね。
 幾ら、美作さんのお母さんと、桜子ちゃんのお母さんが、幼馴染で親友だからと云って
 も…。
 ちょっと、多くないかな?」と…。


類も、気に成り始めて居たのだった。


何故なら…。
あきらが、桜子に伝言を伝えて居る所に、遭遇した事が有ったのだ。


本来なら…。
LINEで、報告すれば良い様な話しを、態々、あきらは、桜子を呼び止めて、伝えて居たのだった。


あきらにして視れば…。
母親から言われた通りにして居るだけなのだが…。
端から観れば…。
其れは、まるで、恋人同士の会話にも聞こえて来そうな話しだったのだ。


だからだったのだろう。
類は、本質が、何処に有るのか?
知りたいとも、思って居たのだった。


だからこそ、類は、優紀に言えた言葉だったのだろう。


「うん。
 其の事でしょ?
 俺も、気に成って居たんだよね。
 あきらの様子を観て居ても…。
 桜子に気が有りそうって、訳では無さそうだけど…。
 何か?
 気に成るんだよね。
 どうせなら…。
 一緒に、訊きに行く?」と…。


なので、優紀は、類に、返答するのだった。


「うん。
 そうだね。」と…。


そして、類と優紀の従兄妹の二人は、其の日の昼休憩…。
F4ラウンジで、あきらを待つ事にしたのだった。


そして、あきらが、漸く、F4ラウンジに現れたのだった。


そして、類から口火が切られたのだった。


「あきら…。
 ここ最近…。
 桜子に、急接近してるよね?」


類は、態と、其れらしく訊いて視たのだった。


だが、あきらは、そんなつもりも無い事から…。
自身の母親で在る 美作夢子の伝言の件を、類と優紀に、話しして聞かせたのだった。


だが、其れでも、解せない様子の優紀は、あきらに、更に、訊き始めるのだった。


「でも、可笑しく無いですか?
 別に、美作さんから、桜子ちゃんに、伝えなくても…。
 桜子ちゃんが、美作邸に遊びに行った時に、次回の約束を取り付けても良い様な物だと
 思うんですが…。」


あきらも、其処には、気が付いて居なかったので、『目から鱗』状態だったのだ。
だからこそ、あきらは、優紀に、言えた言葉だったのだろう。


「そうだよな。
 其れは言えてるよな?
 けど…よ。
 俺は、お袋から頼まれてるだけだし…よ。
 お袋の目的が、何処に有るのか迄は、分かんねぇだよな。」と…。


其処で、類は、策士らしく…。
あきらに言って除けるのだった。


「だったら…さ。
 あきらが、調べてよ。
 桜子を誘ってるのって…。 
 他でもない。
 あきらの母ちゃんでしょ。
 宜しく頼むね。」と…。


あきらは、自身の母親で在る 美作夢子が、桜子を誘って居るだけに…。
嫌とは言えず…。
其の日の年上女性との約束を、全て、キャンセルして迄…。
あきらは、美作邸に帰る事にして居たのだった。



そして、分かった事は、自身の母親で在る 美作夢子だけじゃ無く…。
双子の妹で在る 美作絵夢 と 芽夢 迄もが、一緒に成って…。
桜子と、料理作りを楽しんで居たと言う事だったのだ。


所謂、あきらの母親で在る 美作夢子は、桜子に、料理を教えて居たのだった。
其処(美作邸のダイニングキッチン)は、料理教室の場と、成って居たのだった。


此れには、あきら自身は、驚愕だったのだ。


“何故、こう言う事に成ったんだぁ~。”と、首を傾げるしかないあきらが、其処には、居たのだった。

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