tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

人間恐怖症…<つかつく>  94.



西田が、連絡を入れたのは、美作あきらだったのだ。


「美作様…。
 司様を救っては、頂けないでしょうか?」


あきらは、西田からの連絡に、驚愕するのだった。


だからだったのだろう。
あきらは、不安気に、西田に、尋ねるのだった。


“司に、何か有ったのか?”と…。


なので、西田は、司から聞いた話しを、あきらに伝えるのだった。


其の話しを、西田から聞いたあきらは、了承の意を西田に、伝えるのだった。


“承知した。”と…。


そして、其の後直ぐ…。
あきらは、類と総二郎に、LINEにて、連絡を入れるのだった。


『司に、緊急事態‼
 今夜…。
 道明寺邸に集合‼』と…。


そして、F3は、道明寺邸に集合したのだった。



実は、F3が、道明寺邸に集結する事は、タマには、事前に、西田から報告が入って居たのだった。


実は、タマは、西田に、連絡を入れて居たのだった。


「かなり、根が深そうだ。」と…。


そんなタマからの報告を受けた西田は、一応、あきらに、連絡を入れて視たという訳だったのだ。



そして、類と総二郎は、あきらが、西田から話しを聞いた事で、あきらから、事情説明を受け…。
そして、F3は、タマから、現在の司の様子に関して、話しを聞いたという訳だったのだ。


タマから、話しを聞いた此の時のF3は、溜息しか出て来なかったのだ。


「「「はぁ~。」」」と…。


だが、取り敢えず…。
司の部屋に向かうF3だったのだ。



此の時のF3は、タマから、話しを聞いて居ても、信じられず、それぞれ、思うのだった。


此の時の類は…。
“本来のこういう時の司なら…。
 「どんな嵐が、部屋の中を、吹き去ったのだろうか?」と、疑いたく成る様な部屋の筈だ
 けど…。
 本当に、今回の司は、塞ぎ込んで居るだけなのだろうか?”と…。


また、此の時の総二郎は…。
“信じらねぇ…よな。
 行って視たら、分かるだろうけど…よ。”と…。


そして、此の時のあきらは…。
“行って視ねぇと、分かんねぇけど…よ。
 本当に、司は、塞ぎ込んで居るだけなのか?”と…。


そう思い乍らも、それぞれ、F3は、司の部屋に入るのだった。



実は、幾ら、ノックをしても、反応の無い司に、痺れを切らしたF3は、勝手に、司の部屋の中に入ったのだった。
そして、其処で、観た司に、驚愕するF3だったのだ。


何故なら…。
ソファに蹲り、唯、何をするでも無く、寝転んで居るだけの司が、其処に居たからだったのだ。
司が着ていた服装は、朝の服装の状態のままだったのだ。


余りにも、不自然な司の姿に、驚愕のF3だった事は言うまでも無いのだ。



そして、其処で、口火を切ったのは、やはりのあきらだったのだ。


「司…。
 其処で、何遣ってだ?」


其れでも、何の反応も無い司に、今度は、総二郎が、嫌味の様に、言って除けるのだった。


「司…。
 そんな所で、不貞腐れて、如何すんだ?
 いい加減にしろよ‼
 何時も、何時も…。
 俺等 F3に、心配ばかり掛けやがって…。」


だが、其れでも、何の反応も無い司に、今度は、類が、言って除けるのだった。


「ほんと…。
 司と牧野は、何回…。
 同じ事を繰り返したら…。
 気が済むの?
 やっと、司の想いが、牧野に、通じたと思ったら…。
 あんな事件に巻き込まれるし…。
 で、やっと、司の記憶が、戻ったと思ったら…。
 今度は、牧野が、記憶を失くして居たんだもんね。
 其れでも、司の想いが、牧野に届いたと思ったら…。
 また、司は、遣らかしたみたいだね?」と…。


そんな類の言葉だけに反応した司は、のこっと、起き始めて…。
類に、悪態を突くのだった。


「類…。
 うっせぇ~だよ。
 “牧野、牧野…。”と、煩ぇんだよ‼
 もう、牧野は、此の世に、存在してねぇんだよ‼
 お前等、良いか?
 此れからは、俺の前で、『牧野』という名を呼ぶんじゃねぇ‼」と…。


所謂、F3への八つ当たりと言うべき司の状況だったのだ。



そして、司は、立ち上がると、F3を、ドアの方まで、追い遣り乍ら…。
言って除けるのだった。


「もう、俺の事は、放って置いてくれて良い。
 もう、此処には、来るな‼」と…。


そして、司は、F3を司の自室から、追い出したのだった。


そして、“司は…。”と、言うと…。
F3を追い出したドアに背を向けた状態で、体育座りに成って、蹲って居たのだった。


そして、司は、叫び始めたのだった。


「美桜…。
 済まねぇ…。
 美桜…。
 俺を許してくれ‼
 俺は、美桜を愛してる。
 其れは、嘘じゃねぇ‼
 信じてくれ。
 あぁ~。
 美桜を抱き締めてぇ。
 美桜に、kissしてぇ。
 美桜…。」


そう言って居た司の声は、外にも聞こえて居たのだが…。
暫くの間、ドアの外には、全く、何も、聞こえない状況だったのだ。


だが、暫く経ってから…。
司の声が、外にも、聞こえて来たのだった。


司は、頭を掻き乍ら、大きな声で、叫び始めたのだった。


ああああああああ!」と…。



司の自室から追い出された此の時のF3は、未だ、司の自室のドアの前に、立って居たのだった。
そして、此の時の司の状況に、驚愕するのだった。


そして、F3は、口々に、話しし始めるのだった。
先ずは、総二郎が、口火を切ったのだった。


「しかし…よ。
 司のあの様子じゃあ…。
 相当、遣られちまってんな。」と…。


そして、あきらが、其れに続けて、言って除けるのだった。


「そうだよな。
 こんな司を観たのは…。
 俺等…。
 初めてじゃねぇか?」と…。


だが、類は、知って居たのだ。
嘗て、まだ、高校生の頃の司の姿で…。


其の当時の司と類は、『つくし』の事に成ると…。
良く、揉めて居たのだ。


焼きもち焼きの司に、何時も、仕掛けるのは、類の方だったのだ。
其の当時の類しても、仕掛けるには、其れなりに、理由が有ったのだ。
なので、其の当時の類は、態と、司に仕掛けて居たという訳だったのだ。
だからこそ、其の当時の今の様な司の状況は、良く、類自身、目にして居たのだった。


なので、此の時の類には、思えて居たのだった。


“司は、『牧野』の事に成ると…。
 今も、昔も…。
 全く、変わらないらしい…ね。”と…。


此の時の類は、そんな司を呆れて居たのかも知れない。
だからこそ、類は、総二郎とあきらに言えた言葉だったのだろう。


「今回の司は…。
 タマさんが言う様に…。
 相当、根が深そうだね。」と…。


だからだったのだろう。
あきらも、類の言葉に、賛同する様に、頷き乍ら、言って除けるのだった。


「そうだろうな。
 此れが、『牧野』成らば…。
 俺等が、仲介に入って…。
 何とかして遣れねぇ訳でもねぇけど…よ。
 今の『牧野』じゃあ…。
 例え、俺等でも、如何する事も出来ねぇよな‼」と…。


其処で、類と総二郎は、あきらの言葉に賛同するのだった。


「だね。」
「ああ。」と…。



そして、其の後のあきらは、此の件に関して、西田に、報告するのだった。
此の時の西田は、あきらからの報告を聞いて、項垂れるしか無かったのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する