tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  22.



総二郎は、自身の兄で在る 祥一朗と瑞紀の付き合いが発覚した件で…。
封印して居た筈の優紀への想いを、此の時の総二郎は、思い出して居たのだった。


だが、此の時点に於いての類は、そんな総二郎に、呆れて居たのだった。


何故なら…。
総二郎の此れまでの行いを考えた時…。
“総二郎は、自身の行いが許されると思って居るのだろうか?”と、類は、総二郎に、言いたかったのだ。


だからこそ、類は、総二郎に、言えた言葉だったのだろう。


「総二郎…。
 いい加減にしてくれる?
 何が、遅いの?
 優紀を好きに成らなきゃ良いだけの事でしょ⁉」と…。


だが、総二郎とて、類の云わんとしている事は、分かって居たのだった。
其れでも、総二郎は、類に言って除けるのだった。


「類が、如何言おうと…。
 もう、遅ぇんだよ。
 俺は、ガキの頃から、優紀ちゃんの事が好きだったんだ。
 唯、今迄の俺は、そんな優紀ちゃんへのガキの頃からの想いを、封印して居ただけだ。
 其れに、俺は、優紀ちゃんから、避けられてたと思う。
 或る日…。
 突然…。
 優紀ちゃんは、俺に、近付かなく成ったし…よ。
 もう、其の事自体…。
 優紀ちゃんは、覚えてねぇと思うけど…な。」と…。
「………」


此の時点に於いて…。
総二郎は、そう類に話しして居たのだが…。
何故、優紀が、突然、総二郎に、近付かなく無かったのか?
本当は、総二郎には、分かって居たのだった。


だが、総二郎は、其の理由を、類に、言えずに居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の類は、そう言って来る総二郎に、冷ややかな視線を送って居たのだった。


何故なら…。
総二郎の目が泳いで居る事を、此の時の類は、見逃さなかったのだ。


だからだったのだろう。
類は、思うのだった。


“きっと、総二郎は、優紀に、何か?
 仕掛けたんだろうな。
 幼い成りにも…。
 総二郎は、既に、『男』だったんだろうな。”と…。


だからこそ、そう思っていた類は、其れ以降、総二郎に、何の返答も、し無かったのだ。
唯、冷ややかな目線を送って居ただけだったのだ。


此の時の総二郎は、居心地の悪さを実感して居たのだった。



そして、次の日…。
総二郎は、つくしに声を掛けられたのだった。


「西門さん…。
 類君から聞いたわよ。
 “優紀の事を好きに成った。”って…。
 本当なの?」と…。


実は、類は、元々、優紀の従兄妹で在るが故に…。
つくしは、優紀から、類を紹介されて居たので、幼少の頃から、類の存在は知って居たのだ。


だが、総二郎とあきらの事は、つくしが、英徳学園に入ってから、総二郎とあきらの存在を知ったのだった。


だからだったのかも知れない。
類に関しては、『類君』と、呼び…。
総二郎とあきらに関しては、苗字に『さん』付けで、呼んで居たのだった。



そして、そんな風に、つくしから訊かれた総二郎は、面倒臭く成るのだった。


何故なら…。
つくしは、優紀の幼馴染で親友なのだ。
そして、類は、優紀の従兄妹…。
其の上…。
桜子は、優紀のはとこなのだ。


総二郎は、思ったのだった。


“縒りにも寄って…。
 一番、面倒臭ぇ女に、俺は、惚れたのかよ。”と…。



だが、総二郎は、そんなつくしを退治する為に、言って除けるのだった。


「だったら…。
 何だっていうだよ?」と…。


だが、其処は、つくしなのだ。
此の時点に於いてのつくしは、そんな総二郎に、負ける気はし無かったのだ。


だから、つくしは、そんな風に、不貞腐れて来た総二郎に、言えた言葉だったのだろう。


「言いたい事は大有りよ。
 先ずは、西門さんの『女好き』に関して…よ。
 優紀を、西門さんの遊びの対象として観ないで…よ。」と…。


だが、総二郎は、誤解して居るで在ろうつくしに対して、キレ乍ら、言って除けるのだった。


「あのなぁ~。
 俺が、何時、“優紀ちゃんを、俺の遊びの対象にする。”って、言ったんだよ⁉
 俺は、優紀ちゃんに本気だっつーの‼
 変な噂を流すんじゃねぇぞ‼」と…。


其処で、つくしは、総二郎の顔付きを、ジーっと、観て居たので、“西門さんは、本気なのだろう。”と、理解したのだった。


だが、つくしは、更に、言って除けるのだった。


「もし、西門さんが、優紀への想いを持ち乍ら…。
 優紀以外の女性と、今迄の様に、遊ぶ事が有ったら…。
 如何するつもりなの?
 初めから、優紀を傷付けるつもりなら…。
 優紀には、告白しないでよね。」と…。


そんな風に、言って来るつくしに、更に、キレ乍ら、総二郎は、つくしに、返答するのだった。


「其れって…。
 俺が、優紀ちゃん以外の女と、遊ぶ事が前提かよ?
 俺が、今の俺が…。
 優紀ちゃんに惚れて居る事を自覚した今の俺が、優紀ちゃん以外の女に、目が行く事が有
 ると思ってんのかよ⁉」と…。


そんな風に、総二郎から凄まれたつくしは、目が泳ぎ始めたのだった。
だが、一応、優紀の幼馴染で親友で在る つくしは、そんな総二郎に、言って除けるのだった。


「良い?
 西門さん…。
 優紀を傷付けたら…。
 唯じゃ置かないんだから…ね。」と…。


其処で、総二郎は、そんなつくしに、約束するかの様に、言って除けるのだった。


「ああ。
 分かってるよ。
 優紀ちゃんに嫌な想いは、させねぇよ。
 だから…。
 俺は、近々、優紀ちゃんに告白する。
 別に、つくしちゃんから、了承を得る必要もねぇとは思うけど…よ。
 優紀ちゃんの幼馴染で親友で在る つくしちゃんにも、一応、報告して於くわ。」と…。
「………」


だが、そう総二郎から、聞かされたつくしの顔付きは、渋って居たのだった。


だが、総二郎は、そんなつくしには、お構い無しで居たのだった。
だからこそ、此の時の総二郎は、何も言い返して来ないつくしに、続けて、言えた言葉だったのだろう。


「類にも、そう伝えて於いてくれ‼」と…。


なので、此の時のつくしは、一応、総二郎に、伝えたのだった。


「分かった。」


だが、此の時のつくしは、思うのだった。


“西門さんは、如何も、本気みたいだ‼
 きっと、西門さんは、本当に、近々、優紀に、告白する気だろう。
 類君に、報告する方が良いよね。”と…。



なので、つくしは、類に、報告するのだった。


「如何も、西門さんは、本気みたい。
 近々、優紀に、告白する気みたいだよ。」と…。


そんな話しをつくしから聞かされた類は、不機嫌に成るのだった。
だが、類は、思うのだった。


“総二郎は、如何言うつもりなの?
 本気で、優紀に告白するつもり何だ‼
 でも、優紀が、如何、返答するかだよね。
 総二郎のお手並みを拝見させて貰おうかな?”と…。


此の時までの類は、余裕だったのだ。


何故なら…。
優紀が、総二郎からの告白を、真に受けるとは、此の時点に於いての類は、思わなかったのだ。


其れは、つくしとて、同じ事が云えたのだった。



だが、総二郎は、優紀に告白したのだった。
そして、皆の期待を裏切った(?)かの様に…。


“まさか…だよね⁉”と…。
誰もが思う様な展開に、此の後の総二郎と優紀との間で起こるのだった。

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