tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  28.



実は、『遊び人』と称されている総二郎でも、自身のバイクの後ろには、女性を乗せる事を嫌ったのだった。


其れは、女性との距離が、近付き過ぎるからだったのだ。


其の為…。
今迄の総二郎は、どんな事情が有ろうとも、絶対に…。
自身が乗るバイクの後ろには、女性を乗せる事はし無かったのだ。


だが…。
此の時点の総二郎にとって、優紀は、別物だったのだ。


だからこそ、此の機会を狙って居たと云っても、過言じゃ無かったのだ。


其れなのに…。
優紀は、其の現場を観て居たのだ。


総二郎にして視れば…。
“有り得ねぇっつーの‼”と、言いたく成る様な事案だったのだ。


だからだったのかも知れない。
総二郎は、心の中で在っても…。
“くそっ~。”と、叫んでしまって居たのだった。



だが…。
此の時の優紀は、そんな総二郎の顔付きを観て居たのだ。


其の為に、此の時の優紀は、怪訝な顔付きに成るのだった。


そして、総二郎は、そんな優紀の顔付きを観て居たのだ。


其れでも、此の時の総二郎は、そんな優紀を、強引に、総二郎のバイクの後ろに乗せるのだった。



そして、或るブランドショップに、向かうのだった。
其処は、総二郎が、贔屓にして居るブランドショップだったのだ。


そして、総二郎は、其のブランドショップの店長に、言って除けるのだった。


「今から、出掛けるから…。
 バイクに乗っても大丈夫で、此の娘(こ)に似合う服を選んで遣って…。」と…。


だが、優紀は、そんな総二郎に、言って除けるのだった。
否…。
優紀は、此の状況を拒むのだった。


「あの~。
 此の服で、バイクに乗れないなら…。
 今日は、此方で、失礼します。」と…。


だが、総二郎は、思うのだった。


“そんな会議に相応しい様なスーツ姿で…。
 バイクに通用すると思って居るんだったら…。
 其の時点で、アウトだろ⁉”と…。


だが、此の時の優紀は、此の場を後にし様として居たのだった。


だからだったのだろう。
総二郎は、優紀の腕を掴むと、慌てて、店長に、言って除けるのだった。


「取り敢えず…。
 何点か?
 選んで遣って…。」と…。
「………」


無理矢理、優紀を奥に連れて行く様に、総二郎は、店長に伝えたのだった。


実は、此の時の優紀は、そんな総二郎に、諦めの窮地に居たのだった。


何を如何云っても…。
総二郎は、優紀には、強引に、服を買って遣るつもりで居る事位…。
優紀には、分かり切って居たのだった。


だからこそ、優紀は、其れ以上…。
何も、総二郎には、言わなかったのだ。



だが、此の時の此のブランドショップの店員の中には、何時も、総二郎が、連れて来る女性との違いに、驚愕して居たのだった。


何故なら…。
何時も、総二郎が、連れている女性は、如何にも、モデル風の美人系の女性だったのだ。


だが…。
優紀と云えば…。
清楚で、上品で…。
何方かというと、優紀の顔付きは、美人系という寄りも、可愛い系だったのだ。


また、何方かと言えば…。
『Party』に映えるタイプの女性という寄りも…。
優紀は、着物姿が、映える女性だったのだ。


流石…。
優紀は、華道を嗜んで居るだけ有って…。
背筋も、ピーンっと、筋が通って居て、立ち居振る舞いが綺麗だったのだ。


だからこそ、総二郎は、そんな優紀を連れて歩きたくて仕方無かったのだ。


だが…。
優紀には、そんな総二郎の気持ちには、気が付いて居なかったのだ。


寧ろ…。
普通、総二郎に、『見初められたい』と思う女性は、総二郎に、媚びる筈なのだ。


だが…。
優紀は、『西門さんだから…。』と、媚びる事も、一切、無いのだ。


寧ろ、優紀は、『西門さんから、揶揄われてる。』と、思って居る位なのだ。


だからこそ、総二郎は、そんな優紀に対して、焦るのだった。
今迄、遊びで拘って来た女性とは、全くの異質の優紀に、焦る総二郎だったのだ。


否、寧ろ…。
如何対応したら、良いのか?
“分からない。”と、言った方が、優紀には、相応しいと、さえ…。
此の時の総二郎には、感じて居たのだった。


だからこそ、素早く、店長に、奥に連れて行く様に、伝えた総二郎だったのだ。



そして、優紀は、何点か、店長に寄って…。
優紀に、似合うだろう洋服が選ばれたのだった。
そして、店長に寄って、総二郎は、呼び出されたのだった。


此のブランドショップの奥に在る広い『Dressing room』に、店長から呼び出された総二郎は、入って来たのだった。


そして、店長に寄って選ばれた洋服を観た総二郎が、何点か、優紀の為に、選んで遣って居たのだった。


そして、其の時だったのだ。
総二郎と優紀にとって、驚愕する様な言葉が、店長から、話されたのだった。


「西門様…。
 お嬢様とご一緒に、お着替え為さいますか?」と…。
「………」


此の時の優紀は、目が点に成り、言葉が発せなかったのだ。


だが、総二郎は、一瞬、驚愕で、言葉が出て来なかったのだが…。
ニヤッと、笑って、総二郎は、優紀に言って除けるのだった。


「………。
 俺は、良いけど…。
 優紀ちゃんは、如何したい⁉」と…。
「………」


だが、優紀は、更に、目が点の状況と成り、言葉が出て来なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のブランドショップの店長は、そーっと、其の場を後にしたのだった。



だからだったのかも知れない。
総二郎は、優紀に言って除けるのだった。


「優紀ちゃん…。
 如何して、俺を、そんなに避けるんだ?」と…。
「………」


だが、優紀は、敢えて、何も言う気等無かったのだった。


何故なら…。
優紀は、総二郎から、“私は、揶揄われてる。”と思って居るのだから…。


だが、総二郎は、優紀の背後から、そーっと、抱き締めたのだ。
所謂、総二郎は、優紀に、『Back Hug』を仕掛けたのだった。


其れは…。
総二郎の其の行為自体、総二郎にして視れば…。
無意識だったのだ。


だが、自分自身の行動自体に、我に返った総二郎は、“無意識だろうと、遣ってしまったモノは、仕方ねぇ。”と、優紀に言って除けるのだった。


「優紀ちゃん…。
 ごめん。
 暫く、此のままで、居て良いか?」と…。


此の時の優紀は、もう、言葉が出て来ないという様な状況では無かったのだ。


此の場に居る事自体…。
不安でしか無かったのだった。


此の時の優紀は、既に、“早く、帰ろう‼”と、いう思いしか無かったのだった。



だが、既に、総二郎は、優紀に、魅了されてしまって居たのだった。

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