人間恐怖症…<つかつく> 104.
<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 104.』は、一部の表現に、不快に感じる
やも知れない表現が入って居ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
朝から、美桜と潤の部屋に在る リビングでは、可愛らしい声が、響いて居たのだ。
「パパ…。
いる(居る)んでしょ?
ぼく(僕)のところ(所)に、かえってきて(帰って来て)くれたんでしょ?
どこ(何処)に、いる(居る)の?」と…。
其の声に、挑発される様に、目を覚ました司だったのだ。
だが、此の時の司は、寝た振りを決行する事にして居たのだった。
何故なら…。
美桜の身体への負担の事を考えると、其の方が良いだろうと思えたからだったのだ。
そして、其の可愛らしい声は、案の定とでも言うべきか?
ベッドルームの中でも、響き始めたのだった。
「パパ…?
あっ‼
みっけ(見っけ)‼」と、言い乍ら…。
潤は、美桜のベッドに上がって、司が、掛けて居た上掛けの上から、司のお腹辺りを目掛けて、「ドスン」と、いう音と共に、司に跨って、座ったのだった。
司にして視れば…。
潤が、「ドスン」と、いう音と共に、司に跨って、座ったからと言って…。
痛い筈等無いのだ。
だが、態と、司は、潤に、言って除けるのだった。
「痛っ‼
おぉ。
潤…か?」と…。
でも、寂しさを募らせていた潤にとって…。
司が、古菱邸に帰って来てくれた事の方が、重大だったのだ。
だからだったのだろう。
潤は、司のそんな反応に、興味が無かったのだ。
だからこそ、潤は、司に言えた言葉だったのかも知れない。
「パパ…。
パパ…。」と…。
そして、潤は、司にしがみ付き、泣き出し始めたのだった。
そんな潤に、何も言わず、じーっと、そんな潤を受け止め返す司だったのだ。
此の時の司は、潤に、思うのだった。
“寂しい思いをさせて、ごめんな。”と…。
そして、司にしがみ付いて居た潤は、漸く、泣き止み…。
起き上がろうとした際…。
司の上掛けと一緒に、起き上がってしまったのだ。
所謂、司の被っていた上掛けが、捲れて(めくれて)しまった形と成ったのだった。
其の時だったのだ。
上半身裸(実は、全裸)の司を観た潤は、司に言って除けるのだった。
「パパ…⁉
はだか(裸)だ‼
ママに、おこられる(怒られる)よ。」と…。
だが、こんな可愛らしい潤の言葉にも関わらず…。
司は、思うのだった。
身も蓋も無い様な言葉を…。
“其のママも、全裸だっつーの‼”と…。
だが、そんな事を、潤に言えば…。
大変な事に成る事は、分かり切って居る当の司は、潤の言葉に、了承の言葉を告げるのだった。
「そうだな。
ママに、怒られるな。」と…。
なので、潤も、司に、返答するのだった。
「うん。」と…。
其処で、司は、或る事を思い付いたのだった。
なので、司は、潤に、訊き始めるのだった。
「潤は、パパが、此処に居る事を、如何遣って、知ったんだ?」と…。
其処で、潤の容姿は、司そっくりなのだが…。
元々、潤の性格は、『牧野家』の血筋の様で…。
素直な男なので、正直に、司に、言って除けるのだった。
「じぃじ…が、いって(言って)いた(居た)よ。」と…。
其処で、司は、潤に確信を突くのだった。
「此の事を何処で知ったんだ?」と…。
なので、潤も、また、司に返答するのだった。
「ダイニングに、にぃにと、一緒に、はいったら(入ったら)…。
じぃじが、いって(言って)いた(居た)の。」と…。
其処で、また、司は、潤に訊くのだった。
「で、潤は、朝食は、食ったのか?」と…。
なので、潤は、司に、更に、返答するのだった。
不思議そうにし乍らも…。
「まだだよ。」と…。
其処で、司は、取り敢えず、潤を、部屋から出す為に…潤に、言って除けるのだった。
「じゃあ…。
先に、ダイニングに行って来い‼
パパも、服を着たら、ダイニングに行くから…。」と…。
なので、潤は、素直に、司に、返答するのだった。
「うん、分かった。
パパ…。
後で、遊んでね。」と…。
なので、司は、そんな潤に、了承の言葉を告げるのだった。
「ああ。
後で…な。」と…。
そして、漸く、安心したかの様に、潤は、美桜と潤の部屋のベッドルームを出て、ダイニングに向かったのだった。
司は、潤が、ベッドルームを出た事を確認してから、美桜に、声を掛けたのだった。
此の時の司は、美桜の方に、横を向いて、肘付きをした状態で、美桜を観て居たのだった。
「美桜…。
起きてんだろ?」と…。
なので、美桜は、司に、返答するのだった。
「うん。
起きてるよ。
司…。
おはよう‼」と…。
そして、司は、仰向けの状態に成って居た美桜の唇に、軽く『おはよう』のkissをして、声を掛けたのだった。
「ああ。
おはよ。
まあ、あれだけ、興奮した様な大きな声で、喋ってたら…。
起きるわな。」と…。
なので、美桜も、了承したかの様に、司に返答するのだった。
「うん。
我が息子乍ら…。
あんな風に、興奮した潤の姿は、初めて、知ったかも…。」と…。
其処で、司は、美桜に身も蓋も無い様な言葉を、言って除けるのだった。
「潤が、俺の裸を見て、言ってただろ?
“ママに、おこられる(怒られる)よ。”と…。
今のママの姿を、潤が観たら…。
如何言うんだろうな?」と…。
其処で、起き上がった司は、美桜の上掛けを剥いだのだった。
そして、美桜は、自身の姿を観て、驚愕して居る様な声を発するのだった。
「キャ‼」と…。
其処で、ニヤッとした司が、美桜に、言って除けるのだった。
「如何するんだ?
美桜…。
此のままで良いのか?
こんな姿を、潤に観られたら…。
大変な事に成るぞ‼」と…。
だが、此の時の美桜は、気怠さに、起き上がる事が出来ずに居たのだった。
寝転んだままで、喋る事が今の美桜にとっての精一杯の行動だったのだ。
だからこそ、美桜は、司に言えた言葉だったのだろう。
「でも…。
気怠くて…。
今は、動けそうに無いわ。」と…。
なので、司は、無言のまま、美桜を横抱きに抱き上げて、バスルームに連れて行くのだった。
そして、抵抗する美桜に、司は、言って除けるのだった。
「此のままで良い訳じゃねぇだろ?」と…。
なので、司は、美桜をバスルームの中に入れ様とするのだった。
其処で、美桜は、司に言って除けるのだった。
「もう、私は、無理だから…。」
其処で、司は、そんな美桜に呆れて言って除けるのだった。
「あぁ~??
俺の事…何だと、思ってんだ。」と…。
「………」
本来、美桜は、そんな司に言う言葉を失って居たのだった。
だが、此の時の美桜の口から発せられた言葉は、美桜にとっても、意外な言葉だったのだ。
「エロ親父…?」
其処で、司と美桜の二人は、同時に、驚愕顔を顔に張り付かせるのだった。
そんな言葉を発した当の美桜に至っては、自身の両手で、自身の口元を隠す仕草を、司に魅せたのだった。
そんな美桜の様子を観て居た司は、笑い始めるのだった。
美桜にとっては、司から、怒られると思って居たので、笑って居る司が、意外だったのだ。
なので、此の時の美桜は、首を傾げるのだった。
其処で、司は、美桜に、言って除けるのだった。
「美桜自身、思っても視なかった言葉が、口から出たって、感じだな(笑)。
まあ、仕方ねぇだろうな。
『古菱美桜』は、『牧野つくし』で…。
『牧野つくし』は、『古菱美桜』…何だから…よ。
『牧野つくし』の専売特許は、【独り言が、口から出ている】だから…よ。」と…。
そして、司は、驚愕で、言葉も出て来ない美桜を、何食わぬ顔で、バスルームに連れて入り、美桜の世話を焼くのだった。
<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 104.』の一部の文面の言葉が間違って居
た様で、を訂正しております。
訂正して、お詫び申し上げます。
訂正日…2020.9.8 21:51>