tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  106.



司が古菱邸に居る事を聞き付けて、潤が、美桜と潤の部屋に突撃した其の前日…。
潤は、進の部屋で、進と一緒に、進のベッドで、眠って居たのだった。


そして、其の日の朝…。
進の部屋で、目覚めた潤は、進に手伝ってもらい乍ら、身支度を整えて、ダイニングに向かって居たのだった。


其の時だったのだ。
潤が、ダイニングのドアを開けた時に、ダイニングの中から、古菱社長と古菱邸の執事の会話が聞こえて来たのだった。


「昨夜は、司君が、美桜の部屋に来て居た様だな。」
「はい。
 昨夜遅くに、道明寺様が、お見えに成りました。」
「で、其の後の二人の様子は、如何だったんだ?」
「はい。
 其の後の道明寺様は、一切、美桜様のお部屋をお出に成っておりません。」


だからだったのだろう。
そんな古菱社長と古菱邸の執事の会話を聞いてしまった潤は、興奮したかの様に、古菱社長に訊き始めたのだった。


「じぃじ…。
 『つかさくん(司君)』って…。
 パパのおなまえ(名前)だよね?
 パパは、(美桜と潤の)おへや(部屋)にいる(居る)の?」と…。


だからだったのかも知れない。
古菱社長は、興奮して居る潤に、咎める事無く…。
言って除けるのだった。


「そうだよ。
 今は、まだ、(美桜と潤の)部屋に、居る様だね。」と…。



だが、進は、其の事を知って居たので、“やばっ‼”と、思い、潤に、言って除けるのだった。


「パパは、もう直ぐしたら、ママと一緒に、(ダイニングに)来ると思うから…。
 先に、食事して於こう‼」と…。


実は、進自身、態と、司が、古菱邸に居る事を、潤に、言わなかったのだ。
其れが、司に対する礼儀だと思っての事だったのだ。


だが、こう成ってしまっては、潤を止める事は、誰にも、出来ないのだ。


案の定…。
潤は、言い始めたのだった。


「いや(嫌)だ‼
 パパのところ(所)に、いってくる(行って来る)。」と…。


流石、潤は、司の血を受け継いだと言うべきか?
愚図り始めると、誰にも、手に負えなく成るのだ。


普段の潤は、我慢して居る事が多いのだ。
此の時の進は、そんな潤を止める事を諦めて、潤が、美桜と潤の部屋に向かおうとする背中を、見送って居たのだった。



そして、其の後の潤は、興奮状態のまま…。
美桜と潤の部屋に入り、潤は、司を見付けたという訳だったのだ。



そして、其の後…。
司の言い付けを守り、潤は、美桜と潤の部屋を出た後…。
ダイニングに向かうのだった。



そして、ダイニングに戻って来た潤は、古菱社長…。
そして、其の後、潤と入れ違う様に、ダイニングに入って来た古菱夫人…。
そして、進と執事に、司の事を話しし始めるのだった。


「パパが、(美桜と潤の)おへや(部屋)に、いた(居た)よ。
 でも…ね。
 まだ、パパとママは、ベッドで、ねていた(寝て居た)んだよ。
 だから…ね。
 ぼく(僕)が、パパを、おこして(起こして)あげた(上げた)の。
 パパは、はだか(裸)で、ねていた(寝て居た)んだよ。
 ママに、おこられる(怒られる)のに…ね。」と…。


無邪気とは、恐ろしいモノで…。
罪も無い子供の言い分に…。
進は、思うのだった。


“あちゃ~。”と…。



そして、進は、自身の父親で在る 古菱社長 と 母親で在る 古菱夫人の顔を、じーっと、観て居たのだった。


だが、特段…。
変わった様子が無い事から…。
“其れ程、怒って居ないのだろう。”と、此の時の進は、安心し切って居たのだった。


だが、其の後…。
食事を終えた自身の父親で在る 古菱社長 と 母親で在る 古菱夫人が、ダイニングを退席する際に…。
進は、自身の父親で在る 古菱社長から、声を掛けられたのだった。


其れは、実は、古菱夫人が、古菱社長に、目配せをした事から、端を発して居たのだった。


「進…。
 司君が、ダイニングに現れて、食事を済ました後…。
 私の部屋に来る様に、伝えなさい。」と…。


此の時の進は、こう返答するしか無かったのだった。


「はい。
 申し伝えます。」と…。



そして、其の後…。
司が、ダイニングに現れたという訳だったのだ。


ダイニングに入った時の司は、実は、ホッとして居たのだった。


何故なら…。
其の場に、古菱社長と古菱夫人が、居なかったからだったのだ。


だが、此れが、“俺(司)の勘違いだったのか?”と、気が付いた時の司は、項垂れるしか無かったのだった。



そして、ダイニングに入って、席に就いた司に、潤は、声を掛けるのだった。


「パパ…。」と…。


なので、司も、潤の頭を撫で乍ら、潤に、声を掛けるのだった。


「潤…。
 ちゃんと食べてるか?」と…。


なので、潤は、司に、甘える様に、返答するのだった。


「うん。」と…。



そして、執事が、司に、声を掛けたのだった。


「お食事は、如何なさいますか?」と…。


司の顔付きは、すっきりして居る様に、端から観れば見えるのだが…。
3時間しか寝て居ないと言う事も有るのか?
此の時の司は、食欲が無かったのだ。


元々、小食の司なのだ。
朝から、其れ程、食する方では無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
司は、執事に、返答するのだった。


「コーヒーだけで良い。」と…。


なので、執事も、司の返答の言葉に、伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。



そして、司は、進に、声を掛けるのだった。


「進…。
 此の数日間…。
 潤が、世話に成ったそうだな。
 済まなかった。」と…。


だが、進にとっても、潤は、『甥っ子』なのだ。
可愛くない筈等無かったのだ。


だからこそ、進は、司に言えた言葉だったのかも知れない。


「潤は、俺にとっても、『甥っ子』なので、其れは、別に良いんですけど…。」と、言い乍らも、“成らば…。”と…。
此の時の進は、続けて、司に、声を掛けるのだった。


「実は、父さんから、言付かって居るんですが…。
 食事が済んだ後…。
 父さんの部屋に来て欲しいそうです。」と…。


進から、こう切り出された時の司は、嫌な予感しかし無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
司は、進に、訊き返すのだった。


「社長が…か?」


そして、司は、或る事に思い当たったのだった。


「と言う事は…?
 潤が、何か、言って居たという訳だよな?」


其処で、進は、潤に聞こえない様に、小声で、司に言って除けるのだった。


まあ、そういう事ですね。」と…。


なので、司も、小声で、進に訊くのだった。


潤が、何を言って居たんだ?」と…。


なので、進も、小声で、司に返答するのだった。


義兄さんと姉さんが、まだ、寝ていたとか…。
 義兄さんが、裸で寝ていたとか…。
」と…。
「………」


其の時の司は、言葉無く、項垂れるしか無かったのだった。



そして、コーヒーを飲み終えた司は…。
先に、潤を、美桜と潤の部屋に戻し…。
古菱社長の部屋に向かう事を躊躇しそうな自分自身を鼓舞するかの様に、司は、古菱社長の部屋に、向かうのだった。


そして、其の道中で、司は、思うのだった。


“社長に、何て、言い訳しようか?
 けど…。
 小細工を使う寄り…。
 唯、社長には、謝るしかねぇだろう…な。”と…。

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