tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  107.


<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  107.』は、一部の表現に、相応しくない
 と感じるやも知れない表現が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



ダイニングに居た時の司は、古菱社長の自室に向かう為に、潤に声を掛けて居たのだった。


実は、潤は、司と一緒に、美桜と潤の部屋に戻りたいという思いが在ったので、食事を済ませても、ダイニングに留まり、司を待って居たのだった。


だからだったのだろう。
先ず、司は、潤に、声を掛けたという訳だったのだ。


「潤…。
 パパは、じぃじに呼ばれているから、じぃじの部屋に行って来る。
 だから…。
 先に、(美桜と潤の)部屋に入ってろ‼」と…。


だが…。
此の時の潤は、何故か?
愚図り始めたのだった。
何時も、聞き分けの良い筈の潤なのだが…。


「いや(嫌)だ‼
 パパといっしょ(一緒)に、じぃじのおへや(部屋)にいく(行く)。」と…。


実は、此の時の潤の気持ちとしては…。
“また、パパが、かえってこなくなった(帰って来なく成った)ら…。
 いや(嫌)だ‼”と、言う思いしか無かったのだった。


だからだったのだろう。
潤は、司に、しがみ付き乍ら、愚図るのだった。


其処で、進が、潤に、話しし始めるのだった。


「潤…。
 パパは、もう、潤の前から、居なく成らないから…。
 大丈夫だ。
 パパが、(美桜と潤の)部屋に戻って来るまで、今から、にぃにが、潤と一緒に居て遣る
 から…。
 にぃにと一緒に、パパを待って居よう‼」と…。


だからだったのだろう。
今にも、泣き出しそうだった潤は、進からの言葉で、泣き止んだのだった。
そして、潤は、満面の笑みに変わり、進に、返答するのだった。


「うん。」と…。


其処で、司は、進に、確認するのだった。


「進…。
 良いのか?
 今から、大学に行く時間じゃねぇのか?」と…。


だが、進は、苦笑いと共に、司に言って除けるのだった。


「何れにしても、此の状況なら…。
 此の方が良いでしょ?
 其れに、今日は、2限から…だし。」と…。


其処で、司は、そんな進に甘える事にしたのだった。


「そうか?
 進…。
 悪ぃな。
 潤を頼むわ。」と…。


そして、司は、続けて、潤にも、言って除けるのだった。


「潤…。
 にぃにの言う事を、きちんと、聞くんだぞ‼」と…。


そして、司は、ダイニングから出るのだった。


「じゃあ…。
 行って来るわ。」と、進に、断りを入れ乍ら…。


そして、司は、古菱社長の自室に、向かうのだった。



そして、古菱社長の自室に着いた司は、ノックと共に、古菱社長に声を掛けるのだった。


「古菱社長…。
 司です。
 入って宜しいでしょうか?」と…。


なので、古菱社長は、司に返答するのだった。


「入りなさい。」と…。


そして、古菱社長の自室に入った時の司は、驚愕するのだった。


何故なら…。
其の場は、何時添えやらと、同じシチュエーションだったのだ。


所謂、其処には、古菱社長だけじゃ無く…。
古菱夫人も、其の場に同席して居たのだった。


だからだったのだろう。
司は、思うのだった。


“また、此のシチュエーションかよ?”と…。


“だが、何方にしても、古菱夫人の攻撃を受けなければいけないのなら…。
 仕方ねぇな。”とも、思う司だったのだ。


そして、案の定…。
古菱夫人から、司に、声が掛かったのだった。


「司さん…。
 此の状況は、如何言う事かしら?」と…。


司は、古菱社長の自室に向かうまでの間に、考えて居た通り…。
素直に、謝る事に徹して居たのだった。


「申し訳御座いません。」と…。


其処で、古菱社長は、司に、援護するかの様に…。
自身の妻で在る 古菱夫人に、声を掛けるのだった。


「まあまあ…。
 そうカリカリするな‼
 司君は、まだまだ、20代前半だ‼
 本来なら…。
 其の歳で、4歳に成る様な息子が居る事の方が、不思議…何だ。
 『美桜』という愛して居る女性が、直ぐ、傍に居て…。
 20代前半の男性が、何も感じないという方が、可笑しいだろ?
 偶々、司君の愛した女性が、私達の娘で在ったというだけ…だろ?
 何れは、司君と美桜は、結婚する事に成るだろう。
 司君と美桜との間には、既に、『潤』という息子も授かって居るんだ。
 司君と美桜との事で、また、揉めない様にして遣る事も、親の仕事だろ?」と…。


自身の妻で在る 古菱夫人に、其処まで言い切った古菱社長では在ったのだが…。
司の方を向いて、諭す様に、更に、続けて、言って除けるのだった。


「だが…。
 司君…。
 4歳の息子に対して、魅せる様な場面でも無いだろう?
 司君には、理性というモノが必要な様だな?
 やっと、美桜と和解出来た事で、理性を失ってしまったと言うのなら…。
 潤の為に成る様な事も、考える様にしなさい。」と…。


そう言った古菱社長に、古菱夫人と司は、同時に、返答するのだった。


「あなた…?」
「社長…。
 申し訳御座いませんでした。」と…。


そして、其れ以上のお咎めが無い状態の司は、古菱社長に寄って…。
古菱社長の自室から、出る事が出来て居たのだった。
だが、其の後の古菱社長は、古菱夫人を宥めて居た事は言うまでも無いのだが…。



そして、司は、其の後直ぐ…。
西田に、連絡を入れるのだった。


「西田…。
 此の数日間…。
 勝手して、申し訳無かった。
 昨夜…。
 美桜と和解出来た。
 けど…。
 今日一日だけで良い。
 休みを、俺に、くれねぇか?
 実は、俺が、潤の傍に居ねぇ間に、如何も、潤が不安定に成ってしまったらしいんだ。
 今日一日、潤の傍に居て遣りてぇんだ。
 頼む‼
 此れまでの数日間の仕事は、今後の仕事で、取り戻すから…よ。
 今日は、休んで良いか?」と…。


そんな風に、司から言われてしまった西田は、“そんな風に、司様から言われて、私が、拒絶出来る等とお思いでしょうか?”と、考えて居たのだった。


だからだったのだろう。
西田は、司に、返答するのだった。


“承知致しました。”と…。



其処に、出勤する為に、自室から出て来た古菱社長が、司の横を横切ろうとして居たのだった。


実は、ダイニングから自室に戻って居た古菱社長は、自身の秘書に、出勤が、1時間遅れる事を、事前に、連絡して居たのだった。


なので、古菱社長は、何時もの時間より、1時間遅れての出勤と成って居たのだった。


だというのに…。
司は、出勤する様子が無い事から…。
古菱社長は、TELを終えたばかりの司に、声を掛けて居たのだった。


「司君は、出勤しなくて、良いのかね?」と…。


だからだったのだろう。
司は、不思議そうにしている古菱社長に、返答するのだった。


「はい。
 今日まで、休みを取りました。
 今日一日だけ、潤の傍に居て遣りたいと、思い…。
 今、西田に、連絡して居た所だったんです。」と…。


其処で、古菱社長は、司に、言って除けるのだった。
勿論、諭す様に…だった事は言うまでも無いのだが…。


「ほう…。
 流石は、西田君だな。
 司君は、如何も、良い相棒を、傍に置いて居る様だな。
 此の数日間の西田君の動きを観て居たが…。
 素晴らしい対応だった。
 司君は、西田君を、労って遣ってくれよ‼」と…。


司自身…。
古菱社長から、そんな風に言われなくとも、司には、西田の仕事振りは、分かり切って居るのだ。
だからこそ、司は、そんな西田に、頼り切って居るのだから…。


だが…。
此の時の司は、古菱社長には、分が悪いと言うべきなのだろう。
素直に、返答の言葉を、告げるのだった。


「はい。
 有難う御座います。」と…。


実は、古菱社長は、仕事の関係上、既に、司から、西田を紹介されて居たのだった。



そして、司は、古菱社長が、出勤した事を、見届けてから、自身は、慌てて、美桜と潤の部屋に向かうのだった。


何故なら…。
進も、大学に向かう時間だったのだから…。


そして、美桜と潤の部屋に入った時の司は、進に礼の言葉を告げるのだった。


「進…。
 済まん。
 時間は大丈夫か?」と…。


だが、進は、司の方を向いて、にこっと、笑って、司に、返答するのだった。


「はい。
 大丈夫ですよ。」と…。


そして、司と進は、バトンタッチをするかの様に…。
今度は、進が、美桜と潤の部屋を出て、進の自室に向かい、出掛ける為に支度を整えて、大学に向かったのだった。



そして、此の日の司は、本当に、一日中、潤の傍に居て遣り、遊んで遣って居たのだった。


此の日の潤は、司が傍に居た事で、満足したと言う事も有り、昼寝をして、就寝時間を守って、きちんと、睡眠を取るのだった。
実は、司が傍に居なかった此の数日間の潤は、熟睡出来て居なかったのだ。


勿論、其れは、美桜とて、同じ事だったのだ。
ぐっすり眠って居る美桜が、其処(美桜のベッド)には、在ったのだった。


勿論、此の日の司は、潤と遊んで遣り乍らも、美桜の様子を窺う事は、忘れて居なかったのだ。



やっと、司と美桜と潤の歯車が、整い始めたのだった。


否…。
元に戻ったというべきなのだろう。


此の時の司は、思うのだった。


“俺は、また、幸せな日々を、此の手に、取り戻せたんだな。
 もう、失くさねぇ様に、しねぇとな。”と…。



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  107.』は、何時も寄りも、長目に成って
 おります事を、お詫び申し上げます。>

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