tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  33.



総二郎が、例の話しを、両親から訊かれて居たと同時に…。
優紀も、また、自身の両親から訊かれて居たのだった。


「優紀…。
 桜子ちゃんが、三条の叔母様に、お話ししたそう何だけど…。
 此の話しは、本当の事なの?」と…。
「………」


実は、優紀の母親も、また、桜子の祖母で在る 優紀の母親の叔母より、例の『ボイスメモ』の音声を、録音させてもらって居たのだった。


そして、優紀も、また、此の録音内容を、自身の母親より、聞かされて居たという訳だったのだ。


だが、此の事については、優紀自身、自身の母親に、返答出来ずに、居たのだった。



だが、其の同じ日の優紀の帰宅時間が遅かった事を、優紀の母親は、優紀に言及し始めたのだった。


「其れに、此の日と同じ日じゃ無かったのかしら?
 優紀の帰宅時間が遅かった日は…。
 其の日は、誰とご一緒だったの?」と…。


なので、優紀は、正直に、母親に、話しするのだった。


「西門さんと、ご一緒してました。」と…。


だからだったのかも知れない。
優紀の母親は、総二郎の今迄の行いを、更に、優紀に、言及し始めるのだった。


「良いかしら?
 優紀…。
 総二郎君は、私の幼馴染で親友の息子さんだから…。
 悪く言いたくは無いんだけど…。
 世間では、言われているでしょ。
 『遊び人』だとか…。
 “何人もの女性と、同時に、お付き合いして居る。”とか…。
 お母さんは…ね。
 心配して居るのよ。
 “優紀が傷付くんじゃ無いか?”と…。
 だから…。
 其処まで、優紀の気持ちが、盛り上がって居ないのなら…。
 優紀が傷付く前に、総二郎君から、一線を引いた方が良いわ。」と…。


実は、優紀の母親は、桜子から、或る程度の話しは、聞かされて居たのだった。


だからだったのだろう。
優紀の母親自身…。
まだ、優紀の気持ちは、其処まで、総二郎に、向いて居ない事を知って居たのだった。


だからこそ、優紀の母親は、優紀に、忠告出来たのだった。


だからだったのだろう。
優紀は、自身の母親に、言えた言葉だったのかも知れない。


「そうだね。
 私は、西門さんに、相応しくないと思うから…。
 身を引いた方が、良いのかもね。」と…。



優紀が、そう思ったのも、実は、あの一件が有った次の日…。
英徳高校の学舎に入って直ぐ…。
優紀は、クラスメイトに、呼び止められて居たのだった。


次の日には、SNS上で、例の件が、拡散していた事から…。
優紀は、英徳学園内では、既に、『時の人』と、成って居たのだった。


「ちょっと…。
 松岡さん…。
 如何言う事よ。
 西門さんと、見詰め合って居たんでしょ?
 信じられな~い。
 松岡さんが、F4の花沢さんの従兄妹だから…。
 私達は、見て視ぬ振りして居たのに…。
 西門さんを、貴女一人で、独占するだ…何て…。
 考えられ無いわ。
 いい加減にして…よ。」と…。


優紀は、今迄、従兄妹で在る 類から守られる形で、F4ラウンジへの出入りも、英徳学園内の女子学生・女子生徒から、黙認されて来たのだ。


其れが、“まだ、誰の女性(もの)でも無い。”と、思われていた総二郎が、優紀の総二郎(もの)に成る等と…。
英徳学園内の女子学生・女子生徒からして視れば…。
そんな優紀を許して置けなかったのだ。


だからこそ、優紀のクラスメイトは、優紀を罵り始めたのだった。



此の事を知ったつくしは、司を通して、総二郎に、伝えるのだった。


「西門さん…。
 優紀が、クラスメイトから、虐められてるのよ。
 西門さんのせいだから…ね。
 優紀を助けて遣ってよ。」と…。


此の時のつくしは、そんな総二郎に、怒りを露わにするのだった。


勿論、つくしも、優紀を助けるつもりで居たのだが…。
クラスが違う為に、中々、コトが上手く運ばなかったのだ。


なので、此の事態を引き起こした張本人で在る 総二郎に、コトの収拾を収めて欲しかったのだ。



だが、総二郎は、返って、事態を悪化させる様な行動をするのだった。


其の日の総二郎は、優紀の教室まで、優紀を迎えに行くのだった。


「優紀…。
 迎えに来た。
 一緒に帰るぞ‼」と…。


そんな総二郎の様子を観て居た優紀のクラスメイトは、黄色い悲鳴を上げるのだった。
所謂、優紀に対する嫉妬だった事は言うまでも無いのだが…。


「キャー。」と…。


だが、其の時の総二郎は、そんな女子生徒達に、言って除けるのだった。


「お前等…。
 言って置くが…。
 俺の母親と優紀の母親は、英徳学園に通って居た子供の頃からの幼馴染で親友…何だ‼
 だから、俺と優紀が、付き合う事も、自然な事…何だ。
 俺と優紀は、幼馴染…何だから…よ。
 だから…よ。
 もし、お前等が、優紀に、何かする様な事が有ったら…。
 優紀の従兄妹で在る 類だけじゃ無く…。
 優紀の彼氏の俺も、黙っちゃあ、居ねぇぞ‼」と…。


実は、此の時、総二郎が言った『優紀の彼氏の俺』という言葉に、優紀のクラスメイトだけじゃ無く…。
其の場を静観して観て居た英徳学園内の女子生徒からも、羨ましさの余り…。
優紀には、英徳学園内の女子生徒からの嫉妬の目が注がれる様に成って居たのだった。


だからだったのだろう。
今迄と違って、此の日以来…。
優紀にとっての英徳学園は、居心地の悪いものに成って居たのだった。



だからだったのだろう。
優紀は、自身の母親から、忠告された時に…。
“西門さんとは、距離を置いた方が良いのかも知れない。”と、優紀は、考え始めるのだった。



其の事自体…。
総二郎にして視れば…。
予想の範疇を超えて居たのだった。


“優紀が、まさか…。
 俺と、距離を置こうとしているとは思わなかった。”と、此の時の総二郎は、思うのだった。


だが、此の時の総二郎は、思ったのだった。


“此れこそ…。
 『後の祭り』だな。”と…。


そして、総二郎は、更に、考えて居たのだった。


否…。
誓って居たのだった。


“だが、俺は、優紀を守って遣りてぇんだよ。
 ぜってぇ、優紀の気持ちを、俺の方に向かせて遣る。”と…。



そして、優紀の冷え切って居た総二郎への想いが…。
何時の間にか?
総二郎に、向き始めるのだった。


そう成る迄の優紀に対する総二郎は、優紀の気持ちが、自身に向く様にする為に、献身的に、総二郎は、優紀に、尽くすのだった。


なので、そんな総二郎の行動を観て居た英徳学園内の女子学生・女子生徒は、何時の間にか?
白けムードに変わり、優紀にも、何も言わない様に成って居たのだった。


此れも、また、総二郎だけじゃ無く…。
つくしも、一緒に成って、考えた作戦だったのだ。


実は、此の作戦を考えた主は、勿論の優紀の従兄妹で在る 類と、優紀のはとこで在る 桜子だった事は言うまでも無いのだが…。



だからこそ、優紀は、総二郎に、訊いて居たのだった。


何故なら…。
英徳学園内の女子学生・女子生徒からの目線が変わったからだったのだ。


「西門さん…。
 如何して、そんなに、私を、助けて下さるんですか?」と…。


なので、総二郎は、そんな優紀に、即答するのだった。


「其れは…な。
 優紀を俺の傍に、居させてぇからだよ。」と…。


此の時だったのだ。
優紀の総二郎を見る目付きが変わった様に、総二郎には、思えて居たのだった。

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