tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  37.



優紀は、朝方、目を覚ました時には、実は、総二郎の腕の中に居たのだった。


優紀自身、何故、そう成ったのか?
見当も付かず…。
面食らって居たのだった。



と言うのも…。
総二郎のベッドに寝ていた優紀の側のベッドの端に、総二郎は腰掛けて、ずーっと、優紀の頭を撫でて遣って居たのだった。


此の時の優紀は、眠って居る状況だったので、優紀には、聞こえて居ないかも知れないのだが…。
総二郎は、優紀に、声を掛けて居たのだった。


「なぁ~、優紀…。
 早く、俺の下に、近付いて来いよ‼
 お袋には、ああ、言っては視たが…。
 俺も男だぞ‼
 好きな女が、こんなに近くに居んのに…。
 手も出せねぇんだぞ。
 今の俺にとっちゃあ…。
 凄ぇ、酷だろ?
 可哀想だとは、思わねぇか?
 優紀が、俺に、“好き…。”と、一言、言ってくれるだけで良いんだ。
 頼むよ、優紀…。」と…。


だが、総二郎は、優紀の頭を撫でている間に、何時もは、感じない眠気を感じて、優紀の隣で、眠ったのだった。


勿論、其の時に、総二郎は、優紀の首下に自身の腕を通して、腕枕をして遣って居たのだった。


其の時に、総二郎は、自然な形で、其のまま…。
総二郎は、優紀を自身の方に引き寄せて、自身の腕の中に優紀を包み込んで、優紀を抱き締めて、眠って居たのだった。


そして、朝方、目を覚ました優紀は、此の状況に、驚愕したという訳だったのだ。



そして、優紀は、暫くの間…。
此の状況のままだったのだ。


何故なら…。
総二郎は、『狸寝入り』をして居たのだから…。


優紀が、目を覚ました時に、優紀は、此の状況が居た堪れなくて、ゴソゴソと、動いて居たのだった。


実は、此の時の優紀は、“如何にかして、西門さんの腕の中から、抜け出せないか?”と、思考を巡らせて居たのだった。


目覚めたばかりの優紀の頭は、動きが鈍い様で、中々、良い案が浮かんで来なかったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎が、目覚めてくれる迄…。
仕方なく、優紀は、此の状況のままで居たのだった。


そして、優紀は、やっと、目を覚ましてくれた総二郎から、聞かされる事に成るのだった。
優紀の両親に、総二郎の母親で在る 家元夫人から、話しが伝わって居る事を…。


そして、優紀は、此処(総二郎名義のマンション)に泊まったのではなく…。
西門邸に泊まったと言う事に成って居るという事を…。


総二郎からそう聞かされた時の優紀は、一旦は、了承したモノの…。
直ぐには、思考が巡らせなかったのだ。


だが、後々、考えた時に、優紀は、気が付くのだった。


“其れって…。
 家元夫人も、ご存知と言う事だよね?”と…。


そう気が付いた時の優紀は、思うのだった。


“恥ずかし過ぎて…。
 『穴が在ったら入りたい』‼”と…。



其の事も含めて、あんな嫌な思いをした後の優紀は、総二郎を、また、避け始めるのだった。


という寄りも、優紀は、直ぐには、総二郎の腕の中に、飛び込む事が出来ずに居たのだった。


総二郎の存在を気に成り始めて居た優紀だっただけに…。
総二郎にして視れば…。
痛手以上の何もでも無いのだ。



そして、また、総二郎は、類から、嫌味を言われる日々だったのだ。


「また、遣らかしたらしいね?
 総二郎…。
 総二郎は、何回、優紀を傷付ければ、気が済むの?
 もう、優紀に、近付かないで…。」と…。


また、桜子からも、お仕置きとばかりに、痛い処を、総二郎は、突かれて居たのだった。


「西門さん…。
 此処に来て…。
 過去の過ちを反省せざるを得ない日々が来たんですね?
 遣ってしまった事は、取り返しが付きません。
 でも、後悔しても、反省しても、過去は、取り戻せないんです。
 其れが、今の状況じゃ有りません?
 だからこそ、私から、西門さんに言う成れば…。
 “もう、二度と…。
  優紀さんには、近付かないで下さいね‼”と、言う事位でしょうか?」と…。


此の時の桜子は、顔は、笑って居る様でも、言葉は、冷たい物言いだったのだ。


総二郎にとっては、そんな桜子を、“初めて観たかも知れねぇ。”と、思うのだった。


だが、此の時の総二郎は、“優紀に、渡して欲しい。”と、優紀への手紙を、桜子に、預けるのだった。


此の時の桜子は、仕方なく、総二郎から受け取るのだった。
嫌味な一言を添えて…。


「仕方無しですから…ね。」と…。


其れでも、総二郎にして視れば…。
桜子が、優紀への手紙を受け取ってくれただけでも、有難かったのだ。


何故なら…。
優紀は、総二郎からのLINEも、TELも、メールも…。
全て、拒否して居たのだ。


其れに、総二郎が、優紀に会いに行っても、会ってもくれないのだ。


此の時点に於いての総二郎は、成す術が無いといった状況だったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎は、焦って居たのだった。



だからだったのかも知れない。
あきらは、そんな総二郎を見兼ねて、手紙を書く様に、進めたのだ。


「総二郎…。
 如何した?
 そんな暗ぇ顔して…。」


なので、総二郎は、あきらなので、先日の出来事を、話しして聞かせたのだった。


そして、其れからの優紀の自身に対する態度も含めて、あきらに話しして聞かせるのだった。


其の上で、あきらは、総二郎にアドバイスするのだった。


「まあ、そう言う事態に遭遇するのは、仕方ねぇだろ?
 総二郎が、悪ぃわな。
 総二郎が、もっと、早くに、自身の優紀ちゃんへの気持ちに、降参してれば…。
 こういう風には、成ってねぇだろ?
 俺は、“何時かは、こう成るだろうな。”と、踏んでたけど…な。
 けど…な。
 そんなに、総二郎が、辛ぇなら…。
 優紀ちゃんに、手紙でも書けば良いんじゃねぇか?
 受け取ってくれるかは、微妙だろうけど…な。」と…。


なので、総二郎は、優紀に、手紙を書く事にしたのだった。


其の手紙の内容とは…。


【優紀へ
 今迄に、俺から、こんな風に、手紙を書いた事がねぇから…。
 如何書けば良いのか?
 迷ってる。
 けど…。
 俺の心の内を伝える事にした。
 俺の傍には、もう、優紀しか居ねぇんだ。
 今迄の俺は、何故、自身の気持ちに、気が付いて居たにも関わらず…。
 俺自身が、俺自身の気持ちに反発して来たのか?
 全く分かんねぇ。
 けど…。
 今なら云える。
 俺は、優紀に、降参した。
 俺は、優紀に負けたよ。
 優紀は、俺の初恋の女性(ひと)だから…。
 此の手紙を読んだなら…。
 返事が欲しい。
 良くても悪くても…。
 優紀…。
 俺は、待ってるから…。
                            総二郎…。】


短い文面では在るが…。
総二郎は、総二郎成りに…。
心を込めて、書き切ったのだ。


そして、文面の上には、総二郎らしく…。
文字の上に、kissをして、折り込んで、封筒に入れたのだった。


そして、此の手紙を、総二郎は、桜子に、託したのだった。


実は、桜子が、仕方無しだったとしても…。
総二郎から、優紀への手紙を預かった理由は…。
あきらに頼まれたからだったのだ。


此の事は、あきらと桜子だけの秘密だった事は言うまでも無いのだが…。




<此の二次小説『もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  37.』は、切り目が良い
 為に、少し短めに成っております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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