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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  114.




そして、F3&T3は、美桜(=つくし)と逢える事と成ったのだった。


滋&優紀&桜子のT3は、“漸く、つくし(先輩)と逢えるんだ‼”と、心を躍らせて居たのだった。


今迄、会いに行く事にも、我慢を強いられていた滋と桜子は、特に、心を躍らせて居たのだった。



一方で、類は、実は、『牧野つくし』と、再会出来る事は、嬉しく思って居たのだが…。
此の時の類には、寂しさも感じて居たのだった。



類が好きに成ったのは、『牧野つくし』と、いう女性だった。


だが、今の『牧野つくし』は、『牧野つくし』とは、真逆の性格の持ち主の『古菱美桜』と、成って居たのだ。



其の当時の類は…。
『牧野つくし』とは、『ソウルメイト』だったのだ。


云わば…。
類は、『牧野つくし』から、『心の友』と言われて居たのだ。


言う成れば…。
類と『牧野つくし』とは、【心と心で繋がった友】だったのだ。



だが、類には、分かって居たのだ。


“今の『古菱美桜』と成った『牧野』とは、『ソウルメイト』に成る事は、もう、出来ない
 だろうね。
 牧野が、『古菱美桜』で在る成らば…ね。”と…。


其の事が分かって居たからこそ…。
此の時の類には、寂しさが募って居たのだった。



だが、其の事を、何故か?
類は、司には、悟られたく無かったのだ。


所謂…。
そんな風に、類が、思って居ると言う事を、司には、悟られたく無かったのだ。
何故、そう思うのかは、類にも、分からなかったのだが…。



唯、此の時点に於いて、今の類に分かる事は、『牧野つくし』の実弟で在る 進を可愛がっている自分自身が居るという事だけだったのだ。


勿論、『牧野つくし』と知り合った当初から、其の当時の類は、中学生だった当時の進の事を可愛がっていた事は、事実だった。


だが、そう言う事では無く…。
きっと、類は、『ソウルメイト』だった『牧野つくし』の変わりを『進』に求めたのかも知れない。


其れは、『牧野つくし』と同じ血筋で在る 『進』だったからなのだろう。



だからこそ、類には、分かって居たのだ。


“俺は、今の『古菱美桜』と成った『牧野』には、恋心を抱く事は、もう、出来ないだろ
 う。
 其処は、司と俺とでは、全く、『牧野』に対する想い方が違う所だろう。”と…。


だが、此の時の類は、司には、自身の想いを伝える気は、毛頭無かったのだ。


其れは、きっと、類からの司へのプライドだったのだろう。



そして、美桜(=つくし)と逢える事と成ったので、あきらは、F3&T3を呼び出したのだ。


何故なら…。
司の想いを訊く為だったのだ。


本来の司の考えは、美桜には、例え、仲間と云えど…。
F3&T3には、美桜を逢わせたく無かったのだ。
其れは、特に、類に対して…だったのだ。


何時迄経っても、司は、類に対しては、敵対心しか無かったのだ。
其れは、“『牧野つくし』と、言う一人の女性を巡って…。”と、言うだけでは無かったのだ。


司は、如何しても、類に対して、敵対心を向き出しにしてしまうのだ。


だからこそ、類は、司の敵意向き出しに対して、類の思いを、司には、悟られない様にして居たのかも知れない。



そして、取り敢えず、類は、F3&T3に話しした内容を、司にも伝える事に関して、あきらに了承したのだった。


其の事を切っ掛けに、司は、F3&T3に、美桜を逢わせる事にも、了承したのだった。


そして、また、T3に頼る事にも、賛成せざるを得ない状況と成ったのだった。


其れは、美桜の為で在り、強いては、潤の為だと言う事を、司が気が付いたからだったのだ。



唯、此の時に、進が懸念して居る事を、司よりも、先に、類が知って居ると言う事に関しては、司は、またもや、類に対して、敵意向き出しに成るのだった。


だからだったのだろう。
此の時の類は、思うのだった。


“如何しても、司は、俺が、進と仲良くする事が許せないみたいだね。”と…。



そして、司は、進には、言って除けるのだった。


「良いか?
 進…。
 “類と仲良くするな‼”とは、言わねぇ。
 けど…な。
 今後は、俺と進は、『義兄弟』に成る。
 否…。
 既に、俺と進とは、『義兄弟』と、言っても、過言じゃねぇだろ?
 だからこそ、俺は、進に言って置く。
 俺の立場も考えてくれ‼
 類は、既に、知って居るのに…。
 義兄貴で在る 俺は、進から、“何も知らされて居ねぇ‼”と、成れば…。
 俺の立場もねぇだろ?
 だから…よ。
 類に話しした事は、どんな事でも良い。
 同時に、俺にも、話ししてくれ‼
 どんな話しでも、俺は、進からの話しだったら…。
 聞くから…よ。」と…。


そんな思いが、司には有る事を知らなかった進は、司に、了承の意を告げるのだった。


「分かりました。
 義兄さん…。
 すみませんでした。」と…。


だからだったのだろう。
司は、進が、自身の想いを分かってくれた事が嬉しかった様で…。
嬉しそうな顔付きに成って、司は、進に、返答するのだった。


「ああ。」と…。



実は、進は、類には、話しし易いという思いが在って…。
また、類は、進自身の思いを、訊き出す事が上手と言う事も有り…。
ついつい、進は、類に、話ししてしまうのだった。


また、類は、進とのTELの遣り取りだけで…。
進の思いをキャッチしてしまう所も成ったのだ。


所謂、進の心の中を見抜いてしまう所が、類には有ったのだ。


其処は、『牧野つくし』だった高等部の頃のつくしの心の内を見抜いて居た当時の類と、何ら、変わりは無かったのだ。


だが、其の事自体…。
当の進は、そんな類が嬉しくも思って居たのだ。


進は、司の事を、【頼れる兄貴】と、思って居る所が有り…。
また、類に対しては、『相談し易い親友』的な思いが在ったのだ。


だからだったのだろう。
美桜の事に関しては、司に任せる事は出来るが、自身の思いを聞いてもらうのは、類…。
と、分けて、進は、司と類に接してしまって居たのだ。


だが、司のそんな想いを知って…。
進は、自身の考えを改めたのだった。



そして、司は、其の後…。
進と一緒に成って、古菱社長を説得するのだった。


そして、司と進は、古菱社長からの了承を得る事が出来たのだった。


そして、此の事も、切っ掛けに成ったのかも知れないのだが…。
其の後の司と進は、本当の『兄弟』様に、お互いの立場を尊重し乍ら、行動する事が出来る様に成ったのだった。



そして、其の事が切っ掛けで、色々な事が、次から次へと、動く事に成るのだった。


そして、また、古菱家の中で、何かが、動き始める事に成るのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  114.』は、切りが良い為に、かなり短め
 で終了しております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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