人間恐怖症…<つかつく> 117.
<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 117.』は、一部の言葉に、不快に感じる
やも知れない言葉が入って居ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【113.~114.のエピローグ ③】
実は、F3&T3から、話しを聞いて居る間…。
司と美桜は、二人掛けのソファに座って、ずーっと、手を繋いで居たのだった。
しかも、恋人繋ぎで…。
其れも、美桜から、司の手を取って居たのだ。
勿論、美桜から繋いで来た手を、取り直した司は、司から、恋人繋ぎに繋ぎ直して居た事は言うまでも無いのだが…。
そんな司と美桜の二人の様子を観て居たF3&T3は、驚愕するのだった。
何故なら…。
『美桜』が、『牧野つくし』なら…。
例え、司の手で在ったとしても、『牧野つくし』からは、人前で在れば、手を取る事は考えられないのだ。
だからだったのだろう。
F3&T3は、驚愕で、そんな司と美桜の二人の様子を観て居て、『目が点』状態だったのだ。
そんな中…。
美桜は、F3&T3に、自ら、訊き始めるのだった。
「私は、皆さんの事を、何と、お呼びして居たのでしょうか?」と…。
なので、あきらは、美桜から訊いて来た質問に、F4の代表の様に、返答するのだった。
だが、此の時のあきらは、返答する前に、チラッと、類の方を観て視たのだった。
あきらから、チラッと、見られた此の時の類は、あきらのそんな様子にも気が付いて居たのだが…。
其の時の類は、そんなあきらを、見て視ぬ振りをして居たのだ。
だからだったのかも知れない。
あきらは、美桜に、伝えて居たのだった。
「俺等 F3は、苗字に、『さん』付けだったな。」と…。
実は、F4は、美桜から、此の件を聞かれるだろう事を予測して、事前に、相談して居たのだ。
此の話しには、此の時の司は、ニヤッと、笑みを溢して居たのだった。
しかも、実は、美桜は、【F3&T3は、如何言う立場の人間で在るのか?】という話しを、F3&T3から、聞いて居た時には、既に、『F4&T4』の名称の由来を聞いて居たのだ。
勿論、F4の由来は、『花の様に美しい4人組』➡『フラワー4』が転じて、『Flower4』➡『F4』と、世間から呼ばれる様に成った事を、聞いて居たのだ。
また、T4の由来の件に関しては、T3の中で、余計な事は、美桜には言わない事を話し合いして居たのだった。
其れは、桜子から、特に、滋に宛てた話しだったのだ。
なので、美桜が、T3から聞かされた話しは…。
勿論、桜子が、T3の代表の様に、話しして居たのだった。
「『牧野つくし』に寄って、巡り会ったメンバーだから…。
『つくし4』➡『T4』に成ったんです。」と…。
だが、此の時の美桜は、不思議だったのだ。
何故なら…。
優紀は、中学からの幼馴染で親友だと聞いて居たのだ。
そして、桜子は、英徳学園時代の後輩だと聞いて居たのだ。
だが、滋は…。
“司と知り合いだった。”と、美桜は、滋から、聞いたのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時の美桜は、滋に訊くのだった。
「でも、滋さんは…。
司と知り合いだったんですよね。
だったら…。
【私(『牧野つくし』)に寄って、巡り会ったメンバー】と、言うのは、違うんじゃ無い
でしょうか?」と…。
其処で、桜子は、美桜から、そんな風に訊かれる事を想定して居たので、事前に、滋に話しして居たのだった。
だからこそ、滋は、桜子から言われた通りに、美桜に、話しし始めるのだった。
「司と知り合いだったからこそ…。
私(滋)は、『牧野つくし』と、知り合えたの。
だからこそ、私(滋)は、T4のメンバーに成れたのよ。」と…。
なので、此の時の美桜は、滋からの話しに納得して居たのだった。
そして、あきらが、美桜に返答した後…。
T3が、『牧野つくし』から如何呼ばれていたのかを、T3の代表の様に、桜子は、美桜に、話しし始めるのだった。
「滋さんには、優紀さんと私(桜子)と同じ様に…。
滋さんの方が、1歳年上と言う事も有り…。
『滋さん』呼びして居ました。
そして、優紀さんには、同じ歳で、幼馴染と言う事も有り…。
呼び捨てをされて居ました。
そして、私(桜子)は、1歳年下という事も有り…。
呼び捨てで、呼んでもらって居ました。」と…。
なので、美桜は、F3&T3に、返答したのだった。
「そうだったんですね。」と…。
そして、そう話しした後の美桜は、司の方を観て居たのだった。
だからだったのかも知れない。
司は、美桜を見下ろし乍ら、頷いて居たのだった。
実は、美桜への話しは、全て、F3&T3に任せて居たので、此の時の司は、美桜には、何も、話そうとして居なかったのだ。
そして、其処で、桜子は、美桜に、提案を持ち掛けるのだった。
「あの~、美桜さん…。
お願いが有るんです。」と…。
なので、美桜は、桜子の方を向いて、返答するのだった。
「何でしょうか?」と…。
なので、桜子は、美桜に、桜子からの願望を、伝えるのだった。
「実は、私は、『牧野つくし』さんを呼ぶ時は、『先輩』と、呼んで居たんです。
私は、英徳学園での後輩ですし…。
もし、宜しければ…。
此れからも、美桜さんの事を、『先輩』と、呼んで宜しいでしょうか?
其れと、私には、敬語を使わないで下さい。
私は、後輩ですから…。」と…。
そんな桜子からの話しに寄って…。
あきらも、口を開くのだった。
「そうだな。
俺等 F3も、滋も…。
『牧野』から、敬語で、話しされた事ねぇよな。
だから…よ。
同じ歳の優紀ちゃんも含めて、敬語は無しで、如何だろうか?」と…。
だが、そんな話しを、あきらと桜子から聞いた美桜は、驚愕するのだった。
“どれだけ、私は、傲慢で、頭の高い女だったんだろうか?”と…。
だからだったのかも知れない。
そんな風に思っていた美桜の顔付きは、歪んで居たのだった。
そんな様子の美桜に、司は、言って除けるのだった。
「美桜…。
良いか?
俺等 F4&T4は、『仲間』何だ…。
敬語で話しする方が、変だろ?
敬語で話しされりゃあ…。
俺等は、仲間なのに、お互い、余所余所しく感じるし…よ。
其れに、俺等 F4&三条は、英徳学園で知り合ってんだ。
当然、敬語で話しする事は、無かった。
だから、敬語で話しする必要はねぇよ。」と…。
そう司が話しした事で、F3&T3は、頷くのだった。
だからだったのかも知れない。
美桜も、頷くのだった。
「分かった。」と…。
此の時の美桜は、F3&T3と会って、話しして居る間中…。
身体が、強張ったり、震えたり、過呼吸で、息が出来なく成る様な様子も無く…。
また、胸を押さえなければ成らない状況にも成らず…。
美桜の其の日は、楽しく過ごせて居たのだった。
そして、其の後の美桜は、記憶が戻る事も、無かったのだった。
そんな美桜の様子に、司と進は、ホッとして居たのだった。
そして、其の後の美桜は、古菱邸に、良く、尋ねて来る様に成ったT3と会う様に成って居たのだった。
そして、そんな日々も、2か月が経ったのだ。
美桜は、あの日以来、異変や症状が現れる事も無く、毎日を過ごせて居たのだった。
そんな美桜の様子を観て居た古菱社長は、司だけじゃ無く…。
F3&T3にも、感謝するのだった。
だからだったのかも知れない。
司と進からの提案にも、応じる様子を魅せるのだった。
進は、美桜にも話しした様に…。
今後有るで在ろう 潤の幼稚舎への入舎の際に…。
見ず知らずの保護者とも、拘って行かなくてはいけないのだ。
其の時の準備として…。
美桜を、古菱邸から、外出させて、美桜が、人慣れして行く為にも…。
「T3の皆さんの手を借りよう‼」と、進は、古菱社長に、提案したのだった。
此の進からの提案にも、司は、古菱社長に、話しし始めるのだった。
「其の時は、俺も、一緒に、参加します。
もしも…の時に備えて…。
ですから…。
了承願います。」と…司は、古菱社長に、頭を下げたのだった。
そして、此の時の古菱社長は、思うのだった。
“司君や司君の友人達のお陰で、美桜は、劇的に、変われた。
此れからは、司君を信じて視よう。”と…。
だからだったのだろう。
古菱社長は、司に、了承の意を告げるのだった。
「了承した。
司君…。
美桜の事を、此れからも、宜しく頼むよ。」と…。
なので、司は、了承してくれた古菱社長に、お礼の言葉を告げるのだった。
「有難う御座います。
承知しております。
お任せ下さい。」と…。
そして、今後の美桜は、古菱社長から、司に、委ねられる事に、成ったのだった。
そして、其の後の美桜は、司と…。
そして、F3&T3と共に、外出する機会が増えたのだった。
そして、F4&T4の友情を深めて行ったのだった。
そして、其の後の美桜は、『過呼吸』と『人間恐怖症』を、克服出来たかの様に、思われて居たのだった。