tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  118.



古菱社長は、あの日以来…。
自身の考え方が変わって来たのだった。


今迄の古菱社長の考え方は、美桜の記憶が戻らない様に努める事だったのだ。


だが、司とF3&T3の美桜に対する対応を観て居て、其の後の古菱社長の考え方が変わって来たのだった。


F3&T3は、美桜と会っても、無理に、(『牧野つくし』としての記憶で在る)昔話をする事が無いのだ。
だからこそ、美桜は、自ら美桜自身の記憶を訊き出す事もし無いのだ。
極、自然に、美桜も、F3&T3と会って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
其の後の古菱社長は、司同様…。
F3&T3の事も、受け入れられる様に成って居たのだった。


なので、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人にも、司同様…。
F3&T3を受け入れる様に、話しする位だったのだ。



そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保が、出張で、日本に帰国して帰って来た此の機会に…。
古菱社長は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保に、アポを取るのだった。


古菱社長が、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保を呼び出した理由とは…。
前回、古菱社長が、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保から提案を受けて居た話しの返答をする為だったのだ。


勿論、古菱社長は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保の提案で在った 司と美桜の婚約の件を、了承する事にしたのだった。
なので、婚約発表の件も、古菱社長は、了承する事にして居たのだった。


其の時の婚約発表に際しての古菱社長の条件は、美桜が知って居る範囲内での内容のみの公表としたのだった。


此の件に関しては、後に、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保から、司に、報告されたのだった。
勿論、司も、其の件に関して、了承するのだった。


だが、潤の幼稚舎の件に関しては、“司と美桜の入籍が、まだ…。”と、言う事と…。
“潤の認知が、まだ、為されて居ない。”と、言う状況が有るので…。
「取り敢えず、永林学園の幼稚舎に、入舎させる。」と、いう古菱社長の意図が、保からも了承されたのだった。


そして、其の後の潤の初等部への入学等の際には、司と美桜を入籍させて、潤の認知を済ませてから…。
英徳学園への入学と成ったのだった。


其の全てが、古菱社長と司の父親で在る 道明寺HD 会長の保との間で、取り決められたのだった。


其の後の司は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長から、全ての話しを聞かされたのだった。
其処に、司の意見が、採用される事は、一切、無かったのだ。
其処は、当の司本人としては、不満だったのだ。


だが、今の司が、太刀打ち出来る相手では無いだけに、不満を漏らす事は無かったのだった。



そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保は、更なる提案を、古菱社長に、相談するのだった。


此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長の保が、古菱社長に、相談した内容とは…。
実は、司の母親で在る 自身の妻の楓から、言われていた話しだったのだ。


「私(わたくし)は、何時に成ったら…。
 孫の潤に、会わせて貰えるのでしょうか?」と…。


此の楓の思いを、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保は、古菱社長に、伝え…。
尚且つ、其の時期を、司のNY出張に合わせる事を打診したのだった。
勿論、司が、美桜と潤と一緒に、渡米して来る事を打診した事は言うまでも無いのだが…。


此れには、古菱社長自身、困惑するのだった。
だが、古菱社長は、思うのだった。


“保君と楓さんにとって、潤は、実の孫で在り、内孫なのだ。
 潤に逢いたいという願望が在っても、仕方ないだろう。”と…。


だが、古菱社長は、更に、思うのだった。


“だが、妻(古菱夫人)に、私から、きちんと、説明するべきだろう。
 私が、勝手に、コトを行えば…。
 揉める元を作るだけだろう。”と…。


なので、古菱社長は、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保に、言って除けるのだった。


「勿論、私とて、楓さんの思いは、理解している。
 だからこそ、また、美桜と潤が、古菱邸に、戻って来るというので在れば…。
 此の機会に、美桜と潤が、NYに渡米する事も、良いのかも知れない。
 だが、私には、説得し無ければ成らない妻が居る。
 先ずは、妻を説得してからで、良いだろうか?」と…。


司の父親で在る 道明寺HD 会長の保にも、此の件に関しては、理解出来るのだ。
だからこそ、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保は、古菱社長に、言えた言葉だったのだろう。


「承知致しました。
 英断を期待致しております。」と…。


そして、古菱社長は、古菱夫人を説得して、何とか、此の件を了承させたのだった。



そして、司は、NY出張の際に、美桜と潤と共に、NYに渡米する事と成ったのだった。
実は、司の秘書で在る 西田から此の話しを聞いた時の司は、興奮状態だったのだ。


「マジか?」と…。


そして、此の件は、司から美桜と潤に、話しされたのだった。


「明日から、一週間…。
 俺のNY出張に、美桜と潤も一緒に、NYに渡米する事に成った。
 古菱社長も、古菱夫人も、了承してくれて居るらしい。」


そして、司は、潤の背丈に跪いて、話しし始めるのだった。


「潤…。
 明日の朝…。
 パパのパパとママに、会いに行くぞ‼
 パパのパパとママという事は、潤にとっては、『じぃじとばぁば』だ。」と…。


だが、今迄の潤にとっての『じぃじとばぁば』は、古菱社長と古菱夫人だったのだ。
なので、潤は、首を傾げ乍ら、司に訊き始めるのだった。


「ぼく(僕)の『じぃじとばぁば』は、いる(居る)よ。」と…。


だが、司は、潤に分かり易く、説明するのだった。


「潤の言って居る『じぃじとばぁば』は、ママのパパとママの事だ。
 今迄は、古菱の『じぃじとばぁば』だけが、潤の『じぃじとばぁば』だった。
 だが、パパにも、パパとママは居る。
 其のパパのパパとママが、潤の『じぃじとばぁば』だ。
 此れからは、パパのパパとママは、道明寺の『じぃじとばぁば』だ。
 分かったか?
 潤…。」と…。


其処で、潤は、司に訊くのだった。


「その(其の)ぼく(僕)の『じぃじとばぁば』は、どこ(何処)にいる(居る)の?」と…。


なので、司は、潤に伝えるのだった。


「NYだ。
 明日、PJで、NYに渡米する。
 楽しみにしとけ‼」と…。


そして、「うん。」と、潤も、頷いて居たのだが…。
此の時の潤は、訳が分からないまでも、喜んで居る様子だったのだ。


そして、翌朝には、司は、美桜と潤を連れて、NYに渡米するのだった。


其の日は、『美桜』にとって、西田との初対面だったのだ。
西田にとっては、感慨深いものが有るのだが…。
美桜には、其の意味が、分からないのだ。


だからだったのかも知れない。
西田は、在り来たりな挨拶を、美桜と取り交わすのだった。
そして、美桜も、西田との挨拶を、取り交わしたのだった。



そして、潤は、大きなPJを観て、興奮状態だったのだ。
司に抱き上げられて居たのだが…。
何時の間にか?
潤は、司の腕の中から抜け出す様に下りて、PJに近付くのだった。


司は、そんな潤を、押さえ付けるのに、必死だったのだ。


だが、此の時の西田は、寝頭を熱くして居たのだった。


だが…。
美桜自身は、何時もの事なので、平静を装うって居たのだった。



そして、其の後のご一行様は、NYに到着したのだった。


そして、NYの道明寺邸に到着した時の美桜は、首を傾げ乍ら、司に言って除けるのだった。


「此のバラのアーチ…。
 見た事有る様な気がする。」と…。


だが、美桜は、心の中で、思うのだった。


“私の過去の中で、何処かで、似た様なアーチを見たのかも知れない。”と…。


だが、此の時の司は、背中に嫌な汗が伝った様に、感じたのだった。


だが、其の後の美桜は、其れこそ…。
平静を装うって居たのだ。
何事も無かったかの様に…。


だからだったのかも知れない。
司は、敢えて、美桜には、普段と変わらず、対応するのだった。


そして、美桜と潤は、其の後…。
司から、司の両親で在る 保と楓を紹介されたのだった。


楓は、努めて、美桜には、『初対面』というスタンスを崩す事無く…接するのだった。



そして、潤は、事前に、司から聞かされていた事も有り…。
司の両親で在る 保と楓に、臆する事無く…。
「じぃじ…。
 ばぁば…。」と…叫び乍ら、抱き着きに行くのだった。


其の可愛さに、当の司の両親で在る 保と楓は、蕩けそうな目付きをし乍ら、潤を交代で、抱き締めて居たのだった。


其の司の両親で在る 保と楓の姿を観て居た美桜は、思うのだった。


“潤をNYに連れて来て良かった。”と…。


また、司は、美桜を観て居て、思うのだった。


“美桜の症状が出なくて良かった。
 もしかしたら…。
 事前に、美桜に伝えて置いた事が、功を奏したのかも知れねぇな。
 (NYの道明寺邸に)着いて直ぐの時は、一瞬、ドキッとしたが…。
 美桜自身、思い出した訳じゃ無さそうだな。”と…。


或る意味、司は、ホッとして居たのだった。


だが、司は、美桜の様子を、一瞬たりとも逃さない様に、此の日一日、観て居たのだった。



そして、此の日の潤は、司の両親で在る 保と楓の自室で、過ごす事に成って居たのだ。


そして、次の日以降も、司と美桜と潤が、NY滞在中…。
司の両親で在る 保と楓は、潤と一緒に過ごそうとするのだった。


そして、司が、キレた事は言うまでも無かったのだ。
何故か?
NY出張中の司のスケジュールは、朝から深夜まで、ぎっしりだったのだ。


なので、司のNY滞在中は、潤と一緒に、過ごす事が無かったのだ。
美桜とは、NYの司の自室で、相室だったので、帰宅後は、美桜と過ごせて居たのだが…。


だが、司は、美桜から言われて居たのだった。


「親孝行する為に、潤を、NYに、連れて来たんでしょ?
 日本に帰国すれば…。
 また、潤の事は、嫌という位…。
 世話出来るでしょ‼
 だから、此のNY滞在中は、潤を親孝行の為に、世話して頂きましょ‼
 だからこそ、パパとママも、此の渡米を許してくれたと思うから…。」と…。


だが、当の司自身、不本意乍ら…。
美桜の話しを受け入れざるを得なかったのだ。
其れは、古菱社長と古菱夫人の事を、持ち出されたのだから…。


だからだったのだろう。
美桜への司の返事は、不貞腐れ気味だったのだ。


「ああ。」と…。


なので、美桜は、思うのだった。


“司が、子供に見える。”と…。


なので、美桜は、クスクス笑うのだった。



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  118.』は、本日 2020.9.21の『敬老
 の日』に因んで、潤の『じぃじとばぁば』話を綴って視ました。
 其の為に、少し、長目に成っております事をお詫び申し上げます。>

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